昨日とは別のスペースで朝食です。
今日はワーズワースゆかりの地を訪れたいと思います。途中までバスで、後半はフットパスを歩いてグラスミアまで行きます。
エッグベネディクト。厚切りのハムと、オランデーヌソースがウマい。ちょっとボリューム控えめなのが気になりますが。
インの庭を眺めつつバス停に向かいます。
これ、有名なヒースじゃないかな(ヘザーともいう)。初めて見た。嵐が丘の世界。
昨日と同じ599番でライダルマウント近くまで行きます。
ここはワーズワースが人生後半を家族と過ごした家です。
実はぽてちはワーズワースのことはほとんど知りません。自然を愛した詩人というくらい。
もっと造詣の深い方だと湖水地方を訪れて感激するのでしょうね。
途中、こんな素敵な一般のお宅がありました。庭も広い。
こちらは売り出し中の物件です。見学者あり。お値段気になりますね。
これがライダルマウント。実は今日は定休日なのです。外からのぞき込むだけでも庭が広くて手入れがいいのがわかります。
ワーズワース自身が作った庭だそうですよ。見れなくて残念でした。
さて停留所まで戻ってここからは歩き。マウンテンパーカとウォーキングシューズで万全です。
石橋を渡り、フットパスが始まります。
イギリス人はとにかく歩くのが好きなようで、各地に遊歩道(フットパス)が整備されています。
羊さんは通れないけど、人とクルマは通れる仕掛け。
あ、ハーディー(ハードウィック種の羊)発見。この地方でよく飼育されているそうです。
顔が白くてかわいいんだけどなかなか正面を向いてくれなかった。
またまた人だけが通れる飛び石です。
気分良く歩いていたら、標識が出てきてなんと延々ミスコースをしていたことに気付く。やらかしましたー。
フットパスはいたるところに張りめぐされているので、結構間違えます。標識もあまりないし。
もっというとベンチやトイレもほとんどないし…ブツブツ。
気を取り直し、最初の大きな石橋まで引き返し、北側の道を行きます。
そうそうこれ。この川はライダルウォーターから流れているのでした。ずっと川沿いに下っていた(!)逆を行ってましたね。
ライダルウォーターです。湖より小規模なものをウォーターと呼ぶらしいです。
山を登る道をどんどんいくと、
かなり大きな洞窟がありました。
山の頂上付近にはよく見るこういうヤツ。
この先本来のグラスミア湖沿いに歩くコースは諦めて、湖北側の近道を行くことに。
このあたりからかなり疲れてきて、おまけにお腹がすき始めました。やっぱ朝ご飯多めにすればよかった。
単調な道の後に、こんな素敵なお家が見えてきました。ヘコんでた気分がアガります。
農家なのか、宿なのか…。いいなぁ、泊ってみたい。
ついについにダヴ・コテージに到着。ホッ。
ここもワーズワースが住み、作品を多く書いた場所です。まずはカフェでお昼をいただきます。
なんとかのパイと、エビ入りサンドイッチ、コーヒーに本日のスープ(っていうかカレーだよね)を注文。ちょっと頼みすぎた。
どれもおいしく、イギリスのまずい食事というのは過去の話なんだな、と思う。どこもおいしかったですよ。
ワーズワースの生涯をまとめた映像をみたあと、コテージの中を見学します。ほとんどこの近辺で暮らしていた人みたい。
大人3人(ワーズワース夫妻と妹)とこども3人が暮らしたとは思えないほどこじんまりとした家でした。
そして暗い。
台所。
ポターの家もそうだったけど、質素で必要最小限の生活を送ると創作活動がやりやすいのかな、と思う。
それとも貴族以外の生活はこんな感じだったのか。
その分、庭は広い。
家の裏手の傾斜地が庭になっていて、奥に見える家が建つ前は湖を望めたそうです。
いい所ですねー。
グラスミアの街も見たかったが、なにぶん疲れてへとへとだったので、帰ることにしました。
たまたま宿のすぐ近くにハーディーのグッズを売る店があり、コースターを買いました。
コースター4枚で4000円。
こういうかわいいお顔なんです。写真に撮りたかったなぁ。
ま、湖水地方もピーターラビットだけでは間が持たないというか、売り出したいんでしょうね。
インに帰って窓からみると、天気がいいせいか、庭は大繁盛。みーんなビール飲んでる。こっちの人は20℃弱でもTシャツ半ズボンです。
ぽてちたちは半袖は一回も着なかったです。
結局10km以上歩きました。天気が良かったのは幸いでした。