マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

プレイエルのピアノ

2013-11-18 23:33:49 | 日記
昨日の歌のコンサートのピアノは、プレイエルでした。
先日、プレイエル社がピアノの生産を中止するというニュースがあったばかりのこのタイミングで、興味深く聴きました。

ショパン愛用の仏ピアノメーカー、プレイエルが生産撤退
ロイター 11月14日(木)13時54分配信―Yahooニュース

実は、今までの長い人生の間で、プレイエルのピアノに出会ったことはないのです。
コンサートで弾くピアノも、たいていはスタインウェイ。
時々、ヤマハ、ベーゼンドルファー、カワイ、ファツィオリ…などなど。
ベーゼンドルファーもスタインウェイも身売りしたし、ピアノもそうそう売れるわけではないので、経営は大変なのでしょうか?
日本のメーカーは頑張っているようですが、ピアノの値段は、以前に比べると格段に値上がりしています。
ヤマハやカワイなどは、音楽教室を持つことで、楽器の販売先を確保したわけです。
まずは講師に、そして生徒に…。
楽器メーカーが教室を運営するということはそういうことなのです。
いち早く電子楽器にも力を入れ、様々な購買層に売れるようにして、生き残っているのでしょう…ね。
海外のメーカーは老舗ということに安穏としていたのでしょうか…。

さて、プレイエルのピアノ、ショパンやフランス物を弾くにはいい…のかもしれませんが、たぶん物足らないだろうなぁ…という音でした。
柔らかい感じですが、こもっているような音ともいえるわけです。
まぁピアノは弾き手によって音が違いますから、実際自分が弾いてみたわけではないので、何とも言えませんが。