マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

残り物は…

2015-04-22 23:52:02 | 日記
お昼過ぎ、三男が東京に帰り、日常が戻りました。
とは言え、帰って来たからと言ってそう時間を取られるというわけではありませんし、ごはんを作ってくれたりするので、助かる部分もあります。
今日は母のところに顔見せに行くと、涙が出るわと言って喜んでくれました。
先日、三男が帰ってくることを話しておいたのを覚えていたようでした。
短い時間に、お向かいの床屋さんにも行き、靴も買い、やるべきことはみんなやって帰ったようです。
おまけに収穫物もたっぷり…。
まぁさすが三男なので、ちゃっかりしていると言えばそうですけど。

晩ご飯は、昨日の鯛が半身残してありましたので、塩焼きにして食べました。
おいしかったですねぇ。
骨もしっかりとってあったので食べやすかったし。

ピアノについても、練習方法を教えてくれというので、指のトレーニングの仕方をざっと教えておきました。
スタカートやリズム変奏の仕方など。
ショパンの練習曲も気に入ったのを弾いてるようで、ショパン エチュード集[作品25] 原典版 山崎孝校訂/井口秋子監修や、コルトー版 ショパン・12のエチュード Op.25 が参考になることなども。
これらにはもちろん、作品10の版もあります。

今でこそコルトー版は日本語に翻訳された楽譜がありますが、私が大学生のころはオリジナルのフランス語バージョンのみ。
コルトー版を理解したいがために、フランス語を始めた…のが真実です。
作曲家によって適切な出版社の楽譜を使うには、それぞれの言語を理解しないといけないわけで、辞書が引ける程度にはわかっておきたい…と。
大学ではドイツ語をしましたし、大学院の入試もドイツ語で受けましたが、今はさっぱりです。
けど、辞書は引ける…。
ベートーヴェンのソナタについては、カゼッラ校訂版を理解したくてイタリア語を…等々。
声楽もやってましたからイタリア語は必需品でしたけどね。
やってる音楽がヨーロッパのものですから、そこそこ言葉は理解しておかないと。
何しろ言葉は文化ですし。