2011年3月5日
前回告知のワイナリー・テッシュ。
Foto:Wgt.Tesch
今日は辛口・白の『ディープ・ブルー』のご紹介です。
「辛口オンリー」なスタイルのテッシュの中でも、
プロストスタッフの印象にひときわ強く残った『ディープ・ブルー』。
ワインが注がれたグラスをひと嗅ぎした途端、
「え?潮の香り?」
実はディープ・ブルーの畑がある辺りは大昔に海だったらしく、
当時に生息していたサメの歯も多数見つかっているのだそう。
その当たりのことがとても分かりやすく日本語で(!)書かれた札が付いていますので、
ちょっと抜き出させて頂きます(どなたか存じませんが、労作お疲れさまでした!)。
“DEEP BLUE” 3000万年前の第三紀、現在マインツ盆地と呼ばれている当地は、
肥沃な海の底で海牛やサメなど多くの種類の生物が生息していました。
これらの海洋生物の中でも恐れられている肉食の魚、サメの歯がこの畑から多く見つかり、
当時の生態系の動かぬ証拠としてかいま見ることができます。
遥か昔、魚が泳いでいた場所で今はブドウが栽培されています。
かつて魚の住む深海を背景としたこの土地の土壌風土で海藻類や魚介類を使った食事に
合うワインとして “DEEP BLUE” を造りました。
“DEEP BLUE” で楽しいお食事のひとときをお過ごし下さい。
3000万年前ですよ。
古い時代のことが無駄に好きな僕はそれだけで何だかときめきを覚えます(←無駄。)
そりゃ、世界のブドウ畑は遡れば結構な確率で海の底だったのかもしれませんが、
しかしワインの特徴に太古の海を連想させるものがダイレクトに発見できたということが、
あたかも時を超えているようで新鮮な驚きだったわけです。
ということで、日本語の案内札から太古の海のイメージ画像をば。
※サメです。ちょっと愛嬌がありませんか?
「魚介類の料理」が豊富にある日本はこのワインが活躍する場面もたくさん。
ミネラルたっぷりの白ワイン『ディープ・ブルー』と一緒に海の幸を満喫して下さいね。
とり