プロストワインハンデル公式ブログ「クライナー・プラッツ Kleiner・Platz」

ドイツのリューデスハイムに所在するドイツワイン専門店です。在住者ならではの新鮮な情報と個性的なワインをご紹介します。

珍しいワインを求め、ぶらりルクセンブルク旅

2019年01月29日 11時35分16秒 | 

皆さまこんにちは!

ドイツの冬の寒さはいよいよピークに近づいて参りました

連日、気温がマイナス続きの今日この頃です。

 

皆さまはルクセンブルクという国をご存知でしょうか。

ドイツ・フランス・ベルギーに囲まれた、大きさは神奈川県ほどの小さな国です。

今回はドイツから電車で日帰りで行くことが出来る、

ルクセンブルクとそのワインについてのお話です

 

同行者の数にもよりますが、電車代は1人たったの往復18ユーロ

片道1000円で海外旅行が出来てしまうヨーロッパ、素晴らしいです。

 

冬の間ドイツは曇りの日がほとんどですが、この日は天候に恵まれ

良いお天気の中、車窓から見えるモーゼル川にブドウ畑、

雪の残る山の風景を楽しむこと4時間

国境を越えたあたりから一気に雰囲気が変わり、

カラフルな家々と駅、アナウンスや表示はフランス語に!!

なんだかワクワクしてきます

 

小さな街で観光しやすく、複雑な道もないので気になる小道を探検したり、

お洒落なスイーツ屋さんやカフェ巡りが出来ます

そしてこの旅の一番の目的、ルクセンブルクのワイン!!

生産量が少なく、ほとんどを自国で消費してしまうため

あまり海外には出回らない代物だそうです。

そんなことを言われちゃ、興味が湧きますよね

レストランのワインリスト、ルクセンブルク産より

フランス産のワインの方が沢山載ってる…

今回注文したのは、ルクセンブルクを代表する

オーセロワという品種の白と、仏ボルドーの赤。

それぞれお魚のポワレとフォアグラのテリーヌを合わせました。

オーセロワはクセがなく、リースリングの酸味を少なくしたような感じで

とても飲みやすく、色々な料理に合わすことが出来るようなワインでした。

 

その後、いざお土産を買わん!とワインショップへ!

おもしろい陳列の仕方ですが、

手に取ると落としそうで恐かったです

そしてここでもフランスワインがほとんど!

ルクセンブルクのワインはお店の一角に

10ワイナリーほどのものが集められていました。

ルクセンブルクの滞在時間は約4時間。

序盤は足早に歩きまわっていたものの、

結果、全然時間足りました!(笑)

 

機会があれば、是非ルクセンブルクに足を運んで

美味しいワインを飲んでみて下さい♪

 

テルマエでした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レストラン Jakobusklause

2019年01月27日 11時22分31秒 | レストラン

リューデスハイムの中心 Markt Platz の角の方にある、Jakobusklause に行ってきました。

以前もブログで紹介させて頂きました。

 

レストラン外観

 

プロストスタッフは、昼の休憩時間には外食をせず大体お弁当を持参するのですが、

今日は珍しくブログ仕様で、昼食をレストランで食べました。

 

こちらは地元の人にも人気のレストランで、プロストスタッフも結構行っています。

 

営業時間

 

お昼のメニュー

 

ちなみに個人的おススメは60番、

Geschnetzeltes mit frischen Champignons und Käse, dazu Bandnudeln in der Pfanne serviert und Salat

というメニューです。

豚肉とマッシュルームの入ったクリームソースにチーズをのせた幅広い麺のパスタ です。

ドイツ料理らしくボリューム満点で、美味しいです。


でも、ここに行くといつもそれを頼んでしまうので、

今回は、個人的にはあまり頼まないTHEドイツ的な料理で。


焼きソーセージ マッシュポテトと赤キャベツ添え


ドイツ定番中の定番メニューですね。

ソーセージはしっかりとこんがり焼かれ、マッシュポテトもクリーミー。

赤キャベツは、甘みと程よい酸味があり、この3つを合わせると「こんがりとクリーミーで、甘くすっきり」

で、美味しい組み合わせでした。

 

たまに、こういうドイツ的な料理を食べてみると新鮮な気分で美味しく感じます。

ビールも、Pilsタイプ と Köstritzerという黒ビールタイプがあり、美味しいのでおススメですよ!

 

 

たいぞー


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬だからこそ?!ブドウ畑の大仕事

2019年01月12日 13時49分50秒 | ワイナリー

賑やかだったクリスマスマーケットが終わり、ところ構わずあげられる花火で年越しをしたリューデスハイム。いまはすべてが夢だったかのような静かな時を過ごしています。

どれくらい静かかというと、まるで町全体が冬眠にでも入ったか、もしくは気が付かないうちにゴーストタウンにでもなったんじゃなかろうか?!と思ってしまうほどです。

 この写真、我々のお店を出てから少し道を上ってマーケット広場という町の中心部に降りていく道なのですが、ご覧のとおり人っ子一人いない、シャッター街のような様相です。これでも土曜日の13時頃に撮った写真なので、季節によっては旅行者の方々でごった返しているような場所のはず、、、なんですが。今のリューデスハイムがどれだけ静かで寂しい状況になっているのか、この写真一枚でご理解いただけるのではないでしょうか。

 

さて、そんな寂しいけれど静かで落ち着いた、もう家の中の暖炉の前でゆったりと読書でもして過ごすのが最高なんじゃないかと思えるようなこの季節ですが、心静かに屋内で落ち着いていられない人々がこの町には沢山います。こんな夜明けが8時くらいになって、7時頃になってもまだまだ薄暗く寒い時でも朝早くから外に繰り出して、夜も遅くまでそのまま屋外で過ごす、元気いっぱいな人たちがこの町にはいるのです。

そんな奇特な人はだれかと言えば、、、そう、ワイナリーの人達です!

 

ワイナリーの仕事というとどうしても秋の収穫が思い浮かびますが、実際には当然のことながら一年を通してずっと何かしらの仕事があります。そしてこの年越し前後から始まる、ある意味におけるワイナリー仕事の仕事初めこそが「剪定」という、ブドウの枝を切るお仕事なのです。

ブドウの樹は春の芽吹きから夏にかけて枝をどんどん伸ばしていきます。伸びた枝からは沢山の葉が茂り、夏の太陽の光を受け止めて光合成をし、そうして甘くておいしいブドウの実を結実させます。ブドウの樹の枝は毎年新しく伸びてくるものなので、そのまま放っておいてしまうと次々と新しい枝が伸び、そう時間を置かずにこんもりとした藪のようになってしまいます。

こうなってしまうと今度は枝同士、葉同士がお互いに邪魔になって太陽の光を受け止めることが出来なくなります。それでは美味しいブドウの実が出来なくなってしまいますので、そういう事態を避けるために、枝から葉が落ちきってブドウの樹が休眠期に入ったこのタイミングで古い枝を切っておく必要があるのです。とはいっても、ブドウの樹の休眠期は収穫が終わってから基本的に3月くらいまでの外気温が低く、とても寒い時期。ワイナリーの人々はそんな寒い中、何千本、場合によっては何万本もあるブドウの樹を1本1本丁寧に作業していくのですから、彼らにとって冬のこの時期は我々の想像以上に大変な時期です。

 

上の写真のように、ブドウの樹は夏の間中に枝を方々に伸ばし、冬になるとまるでひどい寝癖のようなぼさぼさの状態になっています。そこから次の年の為に残す必要のある枝だけを残して後は1本、1本ハサミで切っていきます。そうして綺麗に剪定された状態が下の写真です。ちょっと分かりにくいですが、左下に短く切り込まれた枝と右上に1本だけ長いまま残された枝以外のすべての枝が切り払われています。小雪が舞うような寒い気温の中で、1本のブドウの樹から生えている無数の枝をハサミで切り、切った枝を夏の間枝を固定していたワイヤーの間から引き抜く作業を延々と数千回、数万回繰り返すのは、本当に根気のいる作業です。そんな作業を黙々と続けているワイナリーの人達には頭が下がります。

普段なんとなく飲んでいる1本のワインが造られるまでには、とても多くの苦労があるのだな、と改めて感じる光景です。

 

そして、そんな大変な手間がかけられたブドウから造られたワインがまずいはずがありません!

まだリリースまではちょっと時間がありますが、昨年のブドウから造られた2018年ヴィンテージ、そして今まさに枝を切られているブドウの樹からとれるぶどうで造られるであろう2019年ヴィンテージ(リリースは来年ですが。。。)が今からすでに楽しみでならない、那岐がお送りました。

 

とんでもない急斜面に見渡す限りに植えられたブドウの樹。いったい何本あるのか数えるのさえ嫌になる光景です。この畑ですべてのブドウの樹から枝を切る作業に終わりはあるのか、見ている側が心配になってしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Frohes neues Jahr 2019!

2019年01月03日 17時38分11秒 | 日常のこと

Frohes neues Jahr 2019!

皆さん明けましておめでとうございます。

 年が明け、早くも3日経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか

今年は1月4日をお休みにして 、ゆっくりと過ごされる方も多いようですね。

さて、新年最初の今回のブログはドイツでの年越しについてお話したいと思います。

 

日本の年越しと言えば、テレビ番組で流れているカウントダウンや、

除夜の鐘と共に新年迎える方も多いのではないででしょうか

 

ゆったりと新年を迎える日本とは反対に、

ドイツでは個人個人がスーパーなどで打ち上げ花火を購入し、

新年を迎えたと同時に四方八方で花火をあげるのです

 

ドイツではロケット花火などの打ち上げるタイプの販売は

その年の最後の平日の3日間だけと決まっています。

そして、購入と打ち上げる事ができるのは18歳以上、

打ち上げて良いのは12月31日と1月1日の2日間と決まっています。

 

スーパーで販売している花火はこちら!

 

 

ロケット花火なのですが、長いものだと1メートル前後の物もあり、

ビールの空き瓶などに立て点火し打ち上げます

見るからに迫力があります

その他に、ねずみ花火や爆竹のようなもの、日本の夏に行うような線香花火

に近いものもあります

 

しかし日本の可愛らしい線香花火とは違い永遠に花火の玉は落ちませんでした…

 

個人が思い思いに打ち上げる為、どこから花火が打ちあがるのか

ハラハラどきどきさせられますが、四方八方から打ち上げられる花火は

見ごたえ抜群で本当に楽しいものです

そしてライン川の対岸のBinben(ビンゲン)という街でもたくさん花火が打ち上げられており、とても綺麗でした

 

ドイツ各地で、このように花火を打ち上げ、新年を迎えるのですが

1つ大きな問題があります…

 

 

大量に打ち上げられた花火のゴミの残骸です

ゴミ箱からも溢れ落ち、街中の道路にも花火が散乱しています

 

市ごとに、ゴミの後始末業者が入り清掃を行うようですが、

後始末文化がある日本人の私達にとってはとても衝撃的な光景でした…

※私達はバケツを持参しました(笑)

ドイツ人から見たら私達こそ不思議な光景だったかもしれませんね

 

 

各国ごとに新年の迎え方はさまざまですが、

今回異国の文化にも触れ、とても印象深い新年の幕開けとなりました

 

皆さんにとっても素敵な一年になりますように

本年もよろしくお願い致します

 わかこでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする