こんにちは!ぷろせっ子です。
こちらドイツは山も色付き、すっかり秋の風が吹いております。
収穫で忙しくなるまでの週末には、どこかしらでワイン祭りが開かれています
私も多分に漏れず、毎週ワイン産地に繰り出しておりますが、
今回はドイツでは珍しい、赤ワイン産地・アールのお祭りの様子をご紹介しちゃいます
アール産地は、ハリボー本社で有名なBonn(ボン)から電車で約30~40分ほど南に行ったところです。
Ahrweiler駅(アールヴァイラー)で降りずに、Ahrweiler Markt駅(アールヴァイラー マルクト)まで行ってくださいね。結構、これ重要です。
Ahrweiler出身の友人が、観光客がよく間違えやすいと言っておりました(笑)
さて、駅に到着っ
町への入り口が見えます。ここは中世のころから栄えた町で、昔ながらの城壁にぐるりと囲まれた大変かわいらしい町です。
町へ繰り出す前にまずはワイン畑へ行かなくては…!と、神社お参りの前に屋台は禁止!のルールのような、傍から見るとよく分からない使命感をもって、
いざ、ワイン畑へ…
この急斜面が伝わりますでしょうか… 奥に見えている町へ、そのままころころ転がっていけそうな急斜面。
造り手さんの苦労と情熱に、本当に敬服致します。いつも美味しいワインをありがとうございます。
この辺りで育てられているブドウはほとんどがSpätburgunder(Pinot Noir)シュペートブルグンダー種で、まだ収穫には少し早いですが、今年2015年の出来はまずまず良いそうですよ
さて、ワイン畑参り(?)も終えたところで、本題のお祭りへ。このお祭り、何を楽しみにしてやってきたかというと、赤ワイン飲みまくりパレードです。
赤ワイン飲み放題のパレードです…(しつこい)
何??どういうこと??、と思われるでしょう。パレードで練り歩いている方々がグラスにじゃんじゃんワインを注いでくれるのです。これこそ、真のワイン祭り…
町の小学生やクラブチーム、楽団やらもちろんワイン生産者もずらずらと町中を練り歩きます。さすがに小学生にワインを注がせるわけにはいかないので、彼らはおつまみの定番、ブレッツェルを配っておりました。(ほとんど彼ら自身でポリポリ食べていたけど。笑)
町の入り口で3€払って、グラスをもらって中に入るのですが、このグラスにまァ~じゃんじゃん注いでくれます…普段ワイン祭りに行くと、最低3杯(3種類)は色々なワインをいただいているのですが、このお祭りでは不可能でした(笑)。パレードを見てるだけで、グラスが空になることがないので、すぐに酔っぱらってしまいます。
しかし、楽しいっ… 地元や近所の、もしくは親戚のおじさん、おばさんのように「もっと飲みな~」と注いでくれ、「よく来たね~」と歓迎してくれているのが嬉しいやら、ワインは美味しいやらで、すっかりAhrweilerのファンになってしまいました。(我ながらミーハー)
都会の大きなお祭りではなく、田舎の町のお祭りではかなりアットホームな雰囲気のものが多いので、その中で地元の人と話したり、地元のものをいただいたりするのは本当に楽しいですね。冬にはクリスマスマーケットも開催しているようなので、また来たいと思います楽しみ
さて、ドイツのワイン産地名は川の名前に由来している場合が多いのですが、「アール」もまさしくそのひとつ。
秋風に吹かれて、さらさらと流れるアール川のそばをお散歩しながら、お土産に買ったワインはいつ開けようかな~とニヤニヤするのでした。
ぷろせっ子