ホンダという会社は、正式名称が本田技研工業というだけあり、本来は技術研究所であります。
ゆえに、その目的はやはり新技術の開発。
結果それが世界最大規模の輸送機器メーカーとなったわけですね。
ですので生み出すバイクや車なども常に革新的。
特に初期の頃はそれが顕著で、積極的に世界規模のレースに参戦しては、
その結果を市販車にフィードバック。
いわく、「レースは走る実験室!」
これはレースを見て心を動かされたユーザーにはほかにない喜び!
そしてこれは同時にまた技術開発陣にとっても同様。
なんせ、自分たちの声が即製品委は寧されるわけですからやりがいがありまくる!
ですので、時には採算度外視で開発された車両も結構見受けられます。
さて、今回登場のわが愛者スポーツカブもそういう一台。

スポーツと名がつくものの、たかだか50ccの入門用ともいえるモデル。
にもかかわらず、「これでもか!」と、惜しげもなく新技術を導入採用。
そしてそれらのほとんどは、当時世界覇権を争っていたマン島TTレースというGPレースからのフィードバック。
(詳しいそれらの内容はこちらをご参照ください。)
これは当時の若者に受けないはずがない!
無論それらの新技術は、すでに60年以上過ぎた今となっては高性能とは程遠い。
しかしながら、そこに込められた技術屋さんたちのプライドと魂は今でも確実に感じ取ることができる。
だからこそ、今乗ってもすごく楽しく愉快なスポーツバイクなのですよ。
さて、今回持ち出してきたストーブも同様な一台。

ラディウス(RADIUS)№46(詳細はリンク先を)
当時世界一のストーブ会社であったプリムス社において労働争議がおこり、
その際不満を持った優れた技術人などが独立し新たに興した会社がRADIUS。
ですので、どの製品についても材質、加工、仕上げなどすべての面において質が高く、
今手にしてもその加工精度などにはうならされることが度々。

こういうコントロールハンドル一つにしても見た目の美しい仕上げだけでなく、
独自の接合部の形状により、吸い込まれるように入り、吸い付くようにピタッとなじむ!

それはもちろん技術面でもそうで、
今は一般的になったハンドル操作によるニードルの動作、「自働クリーニング機構」も当社の特許であります。
*後にRADIUS社を買収したOPUTIMUS(オプティマス)社がその特許取得後8Rを発売しましたが、
これはもともとあった№8にこの特許のニードルを採用したので、
製品名にはRADIUSに敬意を表し、「R」の一文字を付けたというのは有名な話。
そういう多くの新技術の中でも特に白眉ともいえるのがこれ!

世界で一番安全な安全弁!
当社は初期の頃から安全弁の開発には熱心で、まず最初に考案したのはこのようなタイプ。

*詳しくはこちらを。
当時はタンク底に固定されたピンが抜けタンクに穴をあけることで減圧するタイプが一般的でありました。
ですが、これでは穴から噴き出た炎は燃え尽きるまで炎上し、無論ストーブは再使用不可能。
それに対してこの安全弁は穴をあけることなく内圧のみを逃がせるので、
炎を最小限でカットし、勝ストーブの再利用も可能となりました。
そしてその後、今では一般的となった安全弁が出現することとなりますが、
当然ラディウスの技術屋さんたちはこれに納得することなどなく新方式を考案開発!
一般的なものが一度の漏れ火で使用不可となりろうそく上の炎をともし続けるのに対し、
ラディウス方式は複数度の漏れ火に対応し、しかも漏れ火も最小限で自動的にカットできます。

*詳しくはこちらを。
正直ここまでこだわる必要があるのかと問われると、「う~ん…」とはなってしまいます。
ですが、今あれこれのRADIUSストーブを使用していて感じる楽しさと満足度。
これらはひとえに、こういう部分からこそ生じている気がしてなりません。
これはおそらく私だけではなく、多くのストーブファンの方々も同じ気持ちのはず。
だって、会社がなくなりすでに60年以上が過ぎた今でも、このRADIUS製品は世界的に人気が高く、
程度の良いレアものは、高価であってもまず毎回新たなオーナーの手に渡っている現状。
そういう方々はみな一様に、
このストーブに込められた技術屋さんの意地とプライドを楽しんでいるんだろうな。
と、そう確信しております。

だから当然私もその一人♪

**動画**
技術屋魂! ~スポーツカブC115&ラディウス№46~RADIUS№46
ゆえに、その目的はやはり新技術の開発。
結果それが世界最大規模の輸送機器メーカーとなったわけですね。
ですので生み出すバイクや車なども常に革新的。
特に初期の頃はそれが顕著で、積極的に世界規模のレースに参戦しては、
その結果を市販車にフィードバック。
いわく、「レースは走る実験室!」
これはレースを見て心を動かされたユーザーにはほかにない喜び!
そしてこれは同時にまた技術開発陣にとっても同様。
なんせ、自分たちの声が即製品委は寧されるわけですからやりがいがありまくる!
ですので、時には採算度外視で開発された車両も結構見受けられます。
さて、今回登場のわが愛者スポーツカブもそういう一台。

スポーツと名がつくものの、たかだか50ccの入門用ともいえるモデル。
にもかかわらず、「これでもか!」と、惜しげもなく新技術を導入採用。
そしてそれらのほとんどは、当時世界覇権を争っていたマン島TTレースというGPレースからのフィードバック。
(詳しいそれらの内容はこちらをご参照ください。)
これは当時の若者に受けないはずがない!
無論それらの新技術は、すでに60年以上過ぎた今となっては高性能とは程遠い。
しかしながら、そこに込められた技術屋さんたちのプライドと魂は今でも確実に感じ取ることができる。
だからこそ、今乗ってもすごく楽しく愉快なスポーツバイクなのですよ。
さて、今回持ち出してきたストーブも同様な一台。

ラディウス(RADIUS)№46(詳細はリンク先を)
当時世界一のストーブ会社であったプリムス社において労働争議がおこり、
その際不満を持った優れた技術人などが独立し新たに興した会社がRADIUS。
ですので、どの製品についても材質、加工、仕上げなどすべての面において質が高く、
今手にしてもその加工精度などにはうならされることが度々。

こういうコントロールハンドル一つにしても見た目の美しい仕上げだけでなく、
独自の接合部の形状により、吸い込まれるように入り、吸い付くようにピタッとなじむ!

それはもちろん技術面でもそうで、
今は一般的になったハンドル操作によるニードルの動作、「自働クリーニング機構」も当社の特許であります。
*後にRADIUS社を買収したOPUTIMUS(オプティマス)社がその特許取得後8Rを発売しましたが、
これはもともとあった№8にこの特許のニードルを採用したので、
製品名にはRADIUSに敬意を表し、「R」の一文字を付けたというのは有名な話。
そういう多くの新技術の中でも特に白眉ともいえるのがこれ!

世界で一番安全な安全弁!
当社は初期の頃から安全弁の開発には熱心で、まず最初に考案したのはこのようなタイプ。

*詳しくはこちらを。
当時はタンク底に固定されたピンが抜けタンクに穴をあけることで減圧するタイプが一般的でありました。
ですが、これでは穴から噴き出た炎は燃え尽きるまで炎上し、無論ストーブは再使用不可能。
それに対してこの安全弁は穴をあけることなく内圧のみを逃がせるので、
炎を最小限でカットし、勝ストーブの再利用も可能となりました。
そしてその後、今では一般的となった安全弁が出現することとなりますが、
当然ラディウスの技術屋さんたちはこれに納得することなどなく新方式を考案開発!
一般的なものが一度の漏れ火で使用不可となりろうそく上の炎をともし続けるのに対し、
ラディウス方式は複数度の漏れ火に対応し、しかも漏れ火も最小限で自動的にカットできます。

*詳しくはこちらを。
正直ここまでこだわる必要があるのかと問われると、「う~ん…」とはなってしまいます。
ですが、今あれこれのRADIUSストーブを使用していて感じる楽しさと満足度。
これらはひとえに、こういう部分からこそ生じている気がしてなりません。
これはおそらく私だけではなく、多くのストーブファンの方々も同じ気持ちのはず。
だって、会社がなくなりすでに60年以上が過ぎた今でも、このRADIUS製品は世界的に人気が高く、
程度の良いレアものは、高価であってもまず毎回新たなオーナーの手に渡っている現状。
そういう方々はみな一様に、
このストーブに込められた技術屋さんの意地とプライドを楽しんでいるんだろうな。
と、そう確信しております。

だから当然私もその一人♪

**動画**
技術屋魂! ~スポーツカブC115&ラディウス№46~RADIUS№46