茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

やっぱりあっきーが好きだわ

2015-10-07 23:48:35 | お気楽生活
みんなに「CHESS」って、面白いんだよ!と伝えたくて、長々と書いています。
書いていくと、ちょっと辛口な感想になっちゃうんだけど、でもね、絶対一度は見た方がいいと思う。

まず、豪華なキャスト陣。
ヒロイン・フローレンスの安蘭けいさん。
フローレンスの強さと脆さをしっかり演じていらして、特に、ニ幕目のフローレンスがいいです。
今回、一幕でフローレンスの過去がしっかり描かれていることも、彼女に感情移入しやすい理由かもしれません。
二幕でちょこっとだけ歌う「Pity The Child」は、あっきーとはまた違う哀切さが漂っていて、一幕では唐突に思えた心変わりが、なんとなく許せるような気になります。
そして、「Endgame」から「I Know Him So Well」「You And I」と続く流れの迫力と哀切さ。
悪いのはやっぱりアナトリーよね!と、思ってしまう。

あっきーのフレディーは、ほんと、はまり役です。
エキセントリックでヒステリックで傍若無人なフレディーだけど、本当にフローレンスのことを取り戻したいと思っているんだよね。
だから、2幕の「Someoneelss Story」が心に染みます。
もちろん、1幕の「Pity~」も最高なんだけど(やっぱりショーストップ気味の拍手喝采でした)この歌には、すごく純粋な愛が感じられて、ほんと、好きだわ。
そして、ほんと、やっぱりあっきーの歌声が好きだわ。

石井一孝さんの「アンセム」は、コンサートより、うんといいです。
コミカルで風刺的な大使館の場面や、インタビューの場面が加わっているので、物語の自然な流れのなかで、「祖国とはなにか」という壮大な歌が素直に心に迫ってくるんだと思います。

田代君は、もう書いたからいいかな?
とにかく、不思議な存在感がアービターっぽい。
歌は上手ですが、ロックな曲なのに、やっぱり端正すぎるところは否めないです。

今回、一幕は結構ストーリーが深まっていたのですが、二幕目が、今ひとつなのてす。
二幕目のフレディーの役割もすごく中途半端な感じで、なんか、よくわからないうちに終わっちゃってるというか。
だから、ニ幕を直せば、もっとすっきりするのではないでしょうか?

とはいえ、まだ、一回こっきりの観劇。
見逃しや聞き逃しもあったかもしれないので、次回を楽しみにしたいと思います。
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ノーベル賞だって

2015-10-07 17:02:35 | 茶々
連日の日本人のノーベル賞受賞、おめでとうございます。
茶々子ちゃんには、詳しいことはわからないけど、コツコツ積み上げてきた成果が認められたってことですよね。
飽きっぽい茶々子ちゃんですが、粘り強く努力して、今後とも愛されるわんこをめざしていきます。
まずは、茶々日和の更新から。
今後とも、よろしくお願いいたします。
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CHESS その2

2015-10-07 07:26:05 | 舞台・コンサート
昨日は結局、仕事の方を優先せざるを得なかったので、ブログの更新ができませんでした。
一晩寝かせた「CHESS」の感想です。

昨日、大満足じゃないけど、とお断りしたのは、もともとこのミュージカルがもっている宿命的な欠陥(ミュージカルとしての決定校がない)に由来するものだったりするのですが、演出的なこともいくつか。

まず、舞台装置。
簡素で、チェスの世界観を抽象的に表しているのですが、ちょっと寂しい。
それに、2階からの眺めだと、舞台の左半分(下手)に黒いパネルに覆われたオーケストラ・ボックスがあるのですが、それが丸見えで、しかもけっこうなスペースを取っているので、舞台の半分しか使えない状態になっているのです。
つまり、なんか、せせこましい印象。
せっかくのアンサンブルやチェスの精のダンスがなんか窮屈そうだし、チェスの駒のような(直線的な)動きも、下からだとわからないんじゃないかと思ったのでした
もちろんその狭さが、CHESSという閉ざされた世界や、密室での政治的な駆け引きをうまく表してもいるのですが、これは、コンサート3ではなく、ミュージカル。
物語の舞台は、舞台上の看板?で説明するのではなく、開放的で明るいチロルの山並や、猥雑で迷宮のようなバンコックの描写が欲しかった。
せっかく「メラーノ」や「ワンナイト・イン・バンコック」があるのに、もったいない!と思ったのです。
歴史的には、何度も国境が変わって、昔はドイツ(その昔はハプスブルグの領土です)で今はイタリアだけど、そんなの関係ない!と明るく歌う「メラーノ」。
「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台そのものの、開放的で、美しいチロルの空。
そういう舞台装置があって初めて、CHESSという密室とソビエトという密室の中で生きてきたアナトリーの心変わりもうまく説明できるように思うんですよね。
そして「アンセム」の「空」のイメージも。
「ワンナイト・イン・バンコック」も同じ。
バンコックの聖性や猥雑さをもっと派手に見せてほしかった。
アナトリーの再度の心変わりや、2幕のフレディーの役割は、やっぱり、バンコックという舞台とすごく密接な関係があると思うのです。
もちろん、バンコックの猥雑さやヒントは、ちりばめられてはいるのですが、ごちゃごちゃしていて(これも狙った?)なんか、もっと豪華に!と思ったのです。
荻田さんの演出は、いろんなところにヒントがちりばめられていて、そういうことか、と思わされることが多いのですが、見逃しちゃうとわけがわからなくなる。
せっかくの田代エリザベート(チロル地方も、オーストリアの領土でしたね)とか、リピーターにならないとわからない、ではちょっと不親切かな?と思うのです。

ずいぶん辛口になったので、ここからは、あっきーを褒めようと思ったのですが、仕事に行く時間です。

続きは、またあとで。
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