唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

トロイ

2006年12月04日 | 映画 た行
2004/07/24 00:23

トロイの木馬

お上に従わない勇者アキレス。名前は残っても、権力の争いの世界の流れを変えることなんてできません。いや、してないし。しようともしてないでしょう。そういう意図も全くないし・・ならなんでそんなこと書いたのか。それは疲れているからでしょうな。きっと。

権力者は、その従わない勇者をたきつけるために使う言葉・・国のため。兵士のため。でもまあ、そんなことは彼にとってはどうでもいいのでしょうけど。ならなんで書いちゃったのか。それは疲れているからではないでしょうか。

 いくつかの偶然や個人の行動が大きく戦局を変えたりしているようにも見えます。でも、その大きな流れの中での小さな渦巻きにも見えます。結局は大きな権力の流れに飲み込まれていきます。
 奥さんを奪った弟の行動は、権力に征服の口実を与え・・・お兄さんを逃がしたアキレスは、そのお兄さんにいとこを殺され怒り狂い、その人を殺します。そしてアキレスは弟の矢に撃たれてしんじゃいます。それぞれの行動がそれぞれの運命をドツボにはめていきますが・・・しかし、それも大きな侵略というう流れのほんのちょっとした渦なのでしょうね。
しかも、この流れだと、一番の問題を引き起こした弟さんと奥さんは生き延びてしまうではないですか。運命とは何ともはや・・・


スチームボーイ

2006年12月04日 | アニメ
2004/07/27 17:43

蒸気の時代・・・

またまた壊れる美しさを堪能しました。平面の複合のすばらしさ。
一番前で見ちゃったので、わかりずらいところもありましたが・・・

あの女の子がいい味出してます。せりふの一つ一つがちょっと間が抜けてていいです。というか、子どもの複雑でない真っ直ぐな感じかたがそういうせりふになったんだろうと思いますが・・・

でも、まあ・・・一回みれば・・・ねえ・・・

ティアーズ オブ ザ サン

2006年12月04日 | 映画 た行
2004/07/28 00:23

ナイジェリアの紛争について知りません・・・アフリカはいろんなところで起こっているようですが、よく知らないので・・・

なぜそこにアメリカ軍がいるのかがよくわからないですね。この映画を見ていると悪い勢力が国をのっとって、反対勢力の部族を皆殺しにしているように描かれています。そこでのアメリカのかかわりはわかりません。

アメリカ人救出のために派遣されていたようです。だから、それ以外にアメリカとしての任務はなかったのかもしれません。

医者と神父らの救出もアメリカ人だったからでしょう。

ところが、そこで現地の人も逃がそうと気が変わっていくわけですが、映画の中で描いている状況、虐殺ばっかりする悪いやつらから人々を救出するという点ではとても人道的に見えます。そういう構図なので、それはそれで、正しく見えます・・・

ただ、本当にこの映画を評価しようとするならば、ナイジェリアの実態と、アメリカの介入の意図などがわかっていないとできないでしょうね。

たとえば、国とか関係なく、どこかの星でとか、国の形が変わった未来で、そういうことが起こっていて、そこに、救出に向かう軍隊という設定であれば、なんのひっかかりもなく見ることができたのかもしれない。でも、アメリカが絡むと、ちょっと「人道」がうさんくさくなってしまう。しかも、こういう情勢ですから、戦意高揚のためにつくられているかも知れないという事も考えてしまうわけです。

しかし、アメリカは、世界にどれぐらい軍隊を送っているのでしょうか・・・

こういう色眼鏡で見ていましたので、そういうことになっちゃいますが・・・。

最後になっていくにつれて、盛り上がっておいおいどうするのさ!という感じになっていきます。しかも、逃げたいのに仲間にしっかりしろとか言ってるのを見て、ほっといて早く逃げてよ!とも思っちゃったりします。(人道的じゃねえ・・・)追い詰められていくどきどき感はとてもありました。最初はなんかゆったりしていて退屈だったんですが・・・

軍の命令に背くことになっても人間として正しく生きる選択をすることができるのでしょうか。軍隊ってそんなところじゃないような気がしますが・・・逆にそういう意志を貫けるところなら、軍隊としては成り立たないような気がしますが・・・

そしてアキレスは強いけど嫌がられるんですねえ・・・お上のコマじゃないから(話ずれてるし・・・)

キャッチミーイフユーキャン

2006年12月04日 | 映画 か行
2004/07/30 01:56

最初のちょっと古い感じのアニメーションが、雰囲気があって面白いです。

主人公は人をだまし続けて生きますが、結局、信頼できる人間と愛情を求めていたのかもしれないなあ・・・と思います。

でっち上げ方が面白いです。
父親の教えを教訓に真っ直ぐに人をだまして生き抜いている感じが良いです。父親の影響を感じさせます。
ヤンキースのなんだかというところが印象的ですが、スチュワーデスまででっち上げて、自分への目をそらし、それを実践し危機を切り抜けるわけですが、そこに到達するまで、これから何をする気なんだろう・・・と思わせるところもすばらしいと思います。思わず、ああ、なるほど!といってしまいました。

父親との関係も良いですけど、FBIの人との関係もまた良いです。
母親にも婚約者にも、裏切られたけれど、けっきょく、最後まで裏切らなかったのは父親と彼なのでしょうね。

劇的にドバーとか、ドドーンとか、そういう映画じゃないけれど、所々ですくぐられるような、何ともいえない気分になりました。


レジェンドオブメキシコ

2006年12月04日 | 映画 ま・や・ら・わ行


2004/08/03 00:45

メキシコの息子
最初はなんだかよくわからなかったけどだんだん重苦しくなっていきます。メキシコの旗がなんだか重いです。きれいな旗ですね。
クーデターを民衆が阻止するというのはなんか良いですねえ。

アントニオバンデラスの重みのあるかっこよさとおなじみのアクションの激しさ、ジョニーデップは、最初はあまりはまってないなあと思いつつ・・・最後の方の哀愁漂う姿は何ともいえないかっこよさでした。2人もすごいけど、もう一人の主人公なのでしょうか・・・元FBIの人が出ているときも面白いです。

仲間が最後まで生き残ったのもよかったです。それが一番心配でした。ギターケースはもう何が仕込まれていても驚きませんが・・・

建物の映し方がきれいです。

バニラスカイ

2006年12月04日 | 映画 は行
バニラ・スカイ

CICビクター・ビデオ

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2004/08/07 03:11

最後はなんというか・・・もう・・・あーあ・・・

いきなりレディオヘッドが流れたときは、間違ってCD 再生しちゃったかな?と思いました。

何が本当なんだ?と思わせといて、思わぬ結末に持っていかれて、ほっとしながっらもこころに寒い風がスーッと流れたような・・・

甘い空想より、苦しい現実を選んだ最後もえらいです。おれだったらソフィアとの甘い空想の生活におぼれ続けます。でも、ずっとそんな生活を何百年もすごしたとしたら・・・ためしに殺したくなっちゃうかもしれませんねえ・・・・

本当はキャメロンディアスは遊ばれて捨てられたかわいそうな人なのに、気持ち悪いぐらいいやな人に見えます。よく考えたらあの程度でストーカーとは何だ!って感じですよね。しかもすぐ死んじゃうし・・・どう考えても一番に悲劇の人ではないか!

もう一人の女の人は、予告などで見たときになんでこの人なのかなーと思ってたら・・・いやァ、かわいい人ですねえ・・・(すいません。名前とかあまり知らないでみてるもんで・・・)

サイダーハウスルール

2006年12月04日 | 映画 さ行
2004/08/13

医者をとるか、りんごをとるか

見聞を広めるとか何とかで出て行って、友人(?)の女を寝取ってしまって・・・男が帰ってきてあきらめて・・・だから、その男の人との関係は、表面上は友情は保たれるわけで・・・そう、表面上は何もおこっていないところにいろいろ複雑な思いや出来事があって・・・

子どもが死んだときも表面上は、もらわれていったという嘘でみんな落ち着いて、でも、みんな死んだんだとなんとなくわかっていて・・・

そこの「場所」を保つためには暗黙のルールがあるのかもしれませんねえ・・・

そしてそのルールを決めるのはそこに実際に住んでいる人で、だれかにおしつけられるものではないのかもしれません。

イラクの事態は、ある意味そういうことですよね。こんな話ではないけど・・・

最後の子どもの笑顔がいいです。

中絶って難しい問題ですね。
一つの生命が人為的に失われるという点ではあってはいけないけれども、それを必要としている社会の現状があるということなのでしょうか・・・

フォレストガンプ

2006年12月04日 | 映画 は行
2004/07/21 01:10

実は・・・はじめてみました。

 一生一人の女性を愛するなんて、何とも美しい話ではないですか。
 女の人も、離れてはまた寄ってくるのも面白いです。
 ちょっと悲しいハッピーエンドですが、まあ、こんなにいろんなことで成功したなら、良いじゃないの。という感じもします。

 古いフィルムに合成して、当時話題になっていましたけど、あえて、そうしたのはなぜかはよくわかりません。アメリカの人なら、超有名なシーンでわかったりとか、そういうことなのかもしれませんが・・・しかし、よく殺される社会ですね。みんな銃で殺されちゃうのも、なにかを訴えようとしているのかな?よくわかりませんが・・・