また・・15年熟成「名城 特撰 祝酒(金箔入)H19BY」発見!
先日の「鷺誉15年熟成酒」発見に続き、同じギフト見本でセットされていた「祝酒 金箔入」も2007年10月の詰口である事が判明。
それなら当然、利酒しなきゃならない。
またまた心高鳴りワクワクしながら味利きした。
「黒糖様の熟成香が僅かにあるが並行してバニラ様の香りが上品だ。老ねた感じは全くない。
口に含むと15年の旨味の凝縮感を存分に味わえる。
と・・次の瞬間、シャープで若々しい酸がいきなり立ち上がり、俄然キレが良くなり、余韻には渋味も顔を出す。15年の熟成を重ねたとは思えない元気な酒質で若さを保っている。明らかに先の「鷺誉」より、若々しい。
金箔入りの本醸造クラスの酒だが、この若々しさ保持の要因は、もしかして「金箔」にあるのか?
非常に興味深い。
ただ、とにかく美味い!
「名城酒造(兵庫県姫路市)」恐るべし!
試飲希望の方は、お知らせください。
非売品で恐縮です。m(_ _)m
"長期熟成古酒(火入酒)の特徴"
1.色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。
2.「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)
3.時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。
(熟成度合=積算温度×時間)
4.「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。
5.「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。
純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方なら、比較的すんなりと受け入れることができるはずだ。
"熟成生酒の保存、呑み方講座"
「生酒」も、冷温熟成の年数を重ねて
「生熟成古酒」となります。
その旨味は、熟成の時を経て、練れて、すごくまろやかです。
ただ温度が上昇すると
「火落ち菌」などが繁殖して腐造し、酸化して酸っぱくなったり
「生酒」特有の香りである「生ひね香」が強くなったりします。
それ故基本、冷蔵保存をお願いします。
吞みかたですが、火入酒同様に
「冷酒」・「常温」・「燗酒」など
幅広い温度帯で愉しんでください。
それぞれに味わいが変化するので面白いです。
お酒をお電話で取り置き予約もできます。
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当店webショップ3店舗の紹介
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播州佐用の酒屋
赤松酒店(地酒のDON)
店主 純米燗伝道師
赤松儀和
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兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4
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