純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

ジワジワと・・・瓦版効果!

2013年06月27日 | DM/チラシ
ジワジワと効いてるような・・・感じ?


そう・・・

先月に新聞折込した瓦版(ニュースレター)が

まだ効力を発揮しているような気配?


昨日のお客様(私の1歳上の先輩)は

「面白い広告をだしていらっしゃいましたね

楽しく読ませてもらいました

店長の今のお薦めのお酒はどれですか?」

・・・ときたもんだ


うれしいねぇ! (T_T)

涙が出るほど嬉しい言葉だ


「冷やで呑まれますか?

それとも燗で呑まれますか?」

という私の問いに


「常温で呑むことが多いです」

との返答だ



またまた嬉しいね

冷やして呑むのでなく

常温で呑むというのが憎い


今の時期にキンキンに冷やした純米酒を飲むかたが多いと思うが

そんなに冷やしちゃうと

味も香りも分からなくなる

どんなお酒も味(あるいは香り)が均等化しちゃって

本来の美味しさ(あるいは不味さ・臭さ)が味わえないのだ


特に純米酒の

甘味・辛味・酸味・渋味・苦味

のうちの「甘味」については

低温では感じにくく

人肌程度のときに一番感じるのだ


だから純米酒の本当のポテンシャル(本来もつ甘味や旨味)を感じたいのなら

常温から燗(40~60度)で呑んだほうが良いのだ



そこで

もうすかさず

日置桜 純米吟醸 伝承強力 H24BY :3,360円



をお薦めした

この純米酒については瓦版でも書いたが

開けたてでも結構呑めるのだ

特徴は白ワインのシャルドネを彷彿させる複雑な酸と旨味のコラボだ


おなじ「伝承強力」でも「23BY」に関しては

まだかなり固いし渋味もある!

開栓後1週間以上の放置プレイでようやく味の蕾が開いてくる感じだ


ところが24BYから

造りの設計を変えられたのだ

秘密は「麹」にあるらしい!

興味がある人は私に訊いてください(笑)


とにかく24BYは開けたてでも呑める

これって日置桜の純米酒としては

すごいことなのだ


当店にはまだ

「23BY」と「24BY」の両方があるので

できれば呑み比べをお薦めする

その違いがクッキリ見えるはずだ!


そんな説明もしながら・・・

これを造られた杜氏の前田さんとは一昨日も九州の勉強会で一緒だった話などもしながら・・・

このお客さまに「日置桜 伝承強力24BY」をお買い上げいただいた

「できれば燗でも呑んでくださいね

燗の方が美味しいですよ」の言葉を添えて・・・

ありがとうございます m(__)m


また先日には50代の女性が

「冷やして美味しいお酒を教えてください

瓦版を読んでいると

ここの店長さんは日本酒に詳しそうだったので

選んでもらおうと思ってきたんです」

だって・・・ (T_T)(嬉涙)


「冷やして美味しい日本酒」という言葉を聞いて

私は咄嗟に

日置桜 生酒 山滴る H24BY1800ml:2,835円

をお薦めしたが・・・

この純米酒は派手さとは無縁の落ち着いた酸と旨味が特徴だし・・・

あとで考えると女性には少し難しかったかなぁ・・・

もう少しだけ派手目の(多少吟醸香がある)酒のほうが嗜好にあったのかなぁ??

などと思いながらも・・・

大人の女性だからおそらく大丈夫だろう・・・など

いろんな妄想をしながら・・・(笑)


そんなこんなで

お客さまに応じたセレクト能力を身につけるべく

奮闘している最中です!






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