純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

蔵元交流会・・・頭ドッカーン!

2013年06月26日 | 純米酒
23日(日)と24日(月)は

蔵元交流会の会合で大分県の唐津へ行ってきた

今回は新会員として初めて参加させてもらった


とにかく一言で言って・・・

インパクトある会合で大いに刺激になった


刺激がありすぎて

頭が飽和状態・・・

ほとんどドッカ~ン!

破裂してしまいそうな程の有意義な会合だった(笑)







画像のような純米酒のラベルを隠したものを

61種類ほど利き酒して



こんな感じで採点していく

採点基準は

1・・・この酒は美味しいわ。多少高くても買いたいなぁという酒
2・・・まぁまぁエエんやけど、身銭を切って買たいほどではない酒
3・・・美味しくないし、自分からは絶対飲みたくない酒

分かりやすく言うとこんな感じらしい


非公式には

「4・・・一口飲むたびごとにお金をもらわなきゃ呑めない」という採点もあるらしい(笑)


私はこれほど多くの利き酒をしたのが初めてだったので

舌と精神がメチャメチャ疲れた

ただ例年だと100種を超す利き酒をされているらしいので

蔵元交流会の蔵元さんや酒販店さんの集中力は凄し!


皆さんの利き酒能力もやはり凄い!

私には利き分けられない「焦臭」「ろ過臭」「炭臭」「紙臭」など

どんどん指摘される

また一つだけ「4」をつけたい純米酒があったのだが

これの香りは今まで嗅いだことが無いセメダイン?風の科学的な香りで

先生方の評価のなかで「カビ臭」「ろ臭」が入り混じった臭いだと言われていた


また私の評価が高いお酒は

あとからその銘柄を合わせてみると

圧倒的に生もと系純米酒に高得点をつけていた


酸の輪郭がはっきりして

なおかつ旨味がのって

スッキリ呑めて

燗にしたとき美味しいだろうなぁ・・・

そんな私の基準で選ぶと

どうやら生もと系に落ち着くようだ
(晩酌はほとんど生もと系が多いので当たり前かも)


カプロン酸エチル系の香って甘いと言う出品酒も多かったが

やはり私には無理だ

口に入れた瞬間に疲れるので

味を利くところまで到達しない



そんなこんなで自分の利き酒能力の未熟さと同時に

自分の嗜好の傾向も把握できて勉強になった


また先生方の言葉で

「熟成を示す濃い色合いの割には味が薄い酒が多い」

というのが印象に残った


確かに私の印象でも

特に生もと系純米酒は

ある程度年数を経ても固いものが多いのは間違いない

まして24BY、23BYの生もと系純米酒は

味も素っ気もなく渋いので

点数を低くつけていた銘柄もあった



また宴会の1次会・2次会・3次会では

多くの蔵元様や酒販店さんと知り合えて良かったが・・・

珍しく3次会途中で体調不良でダウンして部屋へ帰ってしまったのが心残りであった(笑)


翌日は久留米の

「旭菊・杜の蔵ツアー」で蔵見学をさせていただいた

それぞれの蔵ごとに

酒質を良くするために

いろいろ工夫され

新しい実験もしながら

進化されていることが

良く分かった


また特に九州の蔵元さまに顕著にあらわれていると思うのだが・・・

最近の嗜好に合わせた酒質と

伝統の酒質を使い分けて

なるべく広い客層を販売対象にしようとされている


そのため「香り高く甘い純米酒」の出品比率が高かったのだろうが・・・

私には・・・??????????????



しかし本当に濃い2日間だった


お世話になった九州スタッフの皆さんをはじめ

新会員として受け入れていただいた蔵元交流会員の皆さん

本当にありがとうございました m(__)m

今後ともよろしくお願いいたします










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