月と戯れ純米燗
「無窮天穏きもと純米吟醸 天雲R 4BY」
純米燗金太郎です。
店頭の朝顔が今、満開!
種を蒔いた訳でもないのに、
毎年気がつけば咲いている。
朝、朝顔のそばに立てかけたモップの柄に
蔓が絡みついていることも多い。
そんな時、モップの蔓を解きながら、
「朝顔に 釣瓶とられて もらい水」
と言う句が頭を駆け巡り
思わず、にやけてしまう私って・・変?
😊
さて今日紹介するのは、口に含むと
その優しい旨味に思わず、にやけてしまう、「改良雄町」で醸した純米酒です。
「無窮天穏きもと純米吟醸 天雲R 4BY」
(しらずしらず呑んでしまう)
まずバニラ・バナナ・洋ナシなどのニュアンスの含み香に癒される。柔らかく優しい旨味にまどろんでいると、酸も上品に穏やかにキレて爽快。旨味と酸のバランスも抜群だ。小島杜氏が目指す「山陰吟醸」の穏やかで涼しげな特性が分かりやすく酒質に出ている。
まだ若く渋味が強いので、燗につけて虐めてやると、よりまろやかにバランス良くなる。酸の若さも気にならない。癒される。
*「雄町米の系譜について」
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、「強力米」とともに一番古い種のお米であり、「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。ただ、「改良雄町」は、比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と「近畿33号」を掛け合わせて品種改良したもので、古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になります。雄町として各地で栽培され、その優良種を純系淘汰したものが地方名のついた「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、それぞれ、古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるのですが、他の品種の血が入っていないという意味で、これらは「純系雄町」といえるのです。
注目の酒米「改良雄町」
酒米の「改良雄町」は、島根や広島ではポピュラーな酒米です。
俗に言われる「広島雄町」とは、「改良雄町」のことです。
(改良雄町系譜図)
愛国 日の出
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銀坊主 朝日
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近畿15号 近畿9号
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近畿33号 比婆雄町(純系雄町)
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【 改良雄町 】
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