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いきつけの模型店の倉庫から出てきた、毎度?ながらの年代物のようで。
店の人に聞くところによると、マブチモーター社長自ら風呂敷包みで行商に回っていた時代の物らしく、
小箱をまとめて入れる外箱まであって、これはこれで別の意味で重要だろうなという
事で納得。
130モーター、260モーターの元祖と言える物と認識していたものの、
中の袋に書かれた説明書を見て、一同が???の状態に。
「乾電池で使用しないでください」???
それじゃ、どのようにして使う物なのかと、ネットであれやこれやと検索したところ
「ゼネコン」という手回し発電機で発電した電気で使用する目的のモーターらしく、
戦車の中のモーターに使うようで、ほぉーーーーっといった具合で・・・
しかし、そこはそれ。「世の中_?」では「トラの穴」とも呼ばれる模型店。
そこの常連であれば、「動くものは動かしてなんぼ」、
「その部品は付くの?、違うよ。付けるんだよ。(意味わかるかな? つまり
切った貼ったして無理やり取り付けるという意味)」 、といった語録が残る店なので、
3極モーターが乾電池で回らないわけがなかろうという事で、あれやこれやテストすることに。
しかし、年代物なので、コミュテータのグリス(そもそも塗られていたかも疑問)など硬化していて
当然、たぶん銅製のコミュテータも錆びていて当然、軸受けのメタルさえ錆びついている可能性もあるなか、
無理やり乾電池2本、まわらなければ4本、異音がするのであれば、軸にシリコンオイルを塗り、
モータ缶の底の穴から細いスプレー軸を差込み、コミュテータ付近に無理やりオイルを吹き付けるなど、
あれやこれやと楽しくつつきまわすと、すべて動作する事がわかり、なかなかの品物だなと納得することに。
直流抵抗を測っていないものの、ローターは相当な巻き数だろうという事で、太陽電池で直接回すモーター
ほどはないものの、かなりの高トルクモータと予想され、通常使用するのであれば、6V近くかけると、
130モータ並みに回るので、貴重なテストができた様子で。
しかし・・・・何に使えば・・・
そこが最大の問題かも。さて困った。楽しく困った。