張り合わせ両面基板は、手を入れやすいのと、パターン修正も楽そうなので、
実験に最適ということで、やっと安定しだしたものを触ることに。
(ああぁ、また始まったかと言われそうな)
題して「お前はどこへ行く?」
ふとしたことから、2Sk30Aを約30個ほど入手することに。一袋百円;;;
とある店(といっても、感の良い方は、どこか予想が付いていると思われるものの)の本店不良在庫の
処分という事で、ダンボール箱の中から、どろどろの袋類をひとつずつ取り出し検証した結果の事で。
おかげで手は真っ黒、喉はイガイガ。
これってFETだよねぇ。2SKって書いているし。
ぺるけ式も2SKだったよねぇ。使えないかなぁ、という事で使うことに。(をいをい、ろくに設計も出来ない奴が
下手に触ると大変なことに。。。)
だめもとという事もあるし、燃えたところで、ああ残念だったね、という事で自己責任という事で
好き勝手にやることに。
そして張り合わせ両面基板が大活躍。なにせ付け外しが楽なので、適当にポイポイということに。
さて、元は2SK170から2SK30Aにすると、どうなるか。
どうも、選別が必要というのと、足が酸化しきっている状態の2SK30Aが生きているかどうかも
怪しいこともあって、idssを測定することに。
石の頭をみると、YとGRがあって、GRが3個。これも困る。
残りを測定すると、idssが4.3mAのが4個と、4.1mAも4個揃うなど、非常に都合が良いこととなり、
これは使えるぞ、という事に。
とりあえず、張り合わせ両面基板の片chの初段2個を交換することに。
定電流回路の定数は、元のスカスカ大ハズレ2SK170にあわせていたので、ドレイン電圧が若干高くなるという好都合で、
あとは毎度ながらの抵抗の付け外しのアクロバットを行えば、目的の6.3V付近に持ってくることが
出来そうなので、ちまちまと測定しつつ付け外しを繰り返すことで、達成することに。
途中、多回転半固定抵抗の上部を溶かすなど、失敗も若干あったものの、よくよく考えてみれば、この半固定抵抗
必要ないような気も。。。
まぁ、最後の調整ということで付けているだけなので、都合悪ければ取り外せばよいことなので、このまま置いて
おくことに。
画面後ろに写って、怪しげな綱代わりをしている抵抗が、今回のアクロバットで。
決して後ろのトランジスタの足と直接繋がっているわけではないので。
Rchがうまくいった様子なので、Lchもどうように作業することに。
さてここで音出し。毎度ながらのiPhone用から始まり、問題がないことと電圧を測定しつつ、
次々と交換して聞いていくことに。
なるほど、これが2SK30Aの音かと。巷では、音の厚みがある、と言われているだけに、
まだ動作しだしたばかりというのに、2SK170よりもっと低域がしっかりしていて、
これはすばらしいなぁと感心して聞くことに。