まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 169 新しい真空管

2014年10月29日 | Weblog

 以前、まとめて購入した真空管が、そろそろ限界状態となってきました。

中には、球焼きをしたものも含まれています。

+HVを含めて0dbHyCAA用の真空管が足りなくなって、今も1台遊んでいる状態ですので

次の球を買ってみました。

これ、どこのメーカー品と言われそうですが

れっきとした国産品です。

しっかりと MADE IN JAPAN の文字が入っています。

 

2種類のアンプでエージングしてみることにしました。

1台は+HVで。もう1台はノーマルの0dbHyCAAで。

+HVでのカソード電圧を測定すると、左右で1V差ということで、相当優秀な球のようです。

印刷が剥げているので見栄えが悪いですが、中身だ大事なので、当たりの球のようでした。

そしてノーマルの0dbHyCAAの方は0.3Vということで、これまた立派な球でした。

 音的には、長く寝ていた様子で、非常に硬い音がして高域も今ひとつといった具合でしたが

丸1日鳴らしていると、かなり良い状態となってきました。高域もしっかりと伸びてきて

低域もかなり出てくるようになってきました。

 あと2、3日エージングが必要ですが、これは楽しみです。

 

やっぱり、バランスが良い球というのは良い音がするものです。

 

 

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次なるヘッドホンアンプ 168 Nwavguy その2

2014年10月28日 | Weblog

 ひょっとすると、音の基準になってしまいそうな勢いのヘッドホンアンプですが、

突貫工事で仮設のケースに入れました。

行き着けの模型店で厚さ1mmのABS板が10枚パックで安かったので

買ったついでに、適当に切った貼ったで、それらしい箱にしました。

 なにせ置いている場所が、金属ケースの上なので、長めの配線が隣の

ケースに接触する場合があって、奇妙な音がするなと思ったら、微妙に

導通しているようすでしたので、コネクタの仮固定も含めて30分で作りましたが、

スペーサがない、小型のLアングルがないということで、すべてABS板となりました。

パネルも同じくABS板なのと上部を支えていないので、コネクタのネジを閉めると曲がってしまいます。

金属ケースが出来るまでの仮設なので、これで十分かと。

 そして指紋が浮き出てしまっていた上部銅箔面を磨きました。

部品があるので、いつものようにスチールウールで磨けないため、結局は広めのマイナスドライバーで

擦ってから、綿棒にフラックスをたっぷり含ませてから、塗布と共に余分な銅を磨き落としてから、

再度、筆でフラックスを塗布しました。

 これで見栄えがよくなったでしょうかね。(えっ?ケースを何とかしろって?

 

しかし、これだけシールドも何もない状況でも、周りに全く影響されません。

普通なら、携帯や、インバータ式の蛍光灯のノイズを拾うのですが、全く問題ありません。

ABS板は塗装に問題あるので、塗装できるスチロール樹脂板で大型ケースを作るのも、ありかなと、思っています。

 

しかしながら問題も若干あります。

どうも高域がかすれるというか、歪みが聞こえてしまいます。

他の音域があまりに綺麗に鳴りすぎるので、バランス的にそう聞こえてしまうのかと思っていましたが、

知人も同じ印象なので、さてどこが悪いか。

最初から気になっていたのは、緑のでっかなコンデンサです。

通販の都合上、2.2μFは大きな耐圧しかなかったので使ったまででしたが、

やはり違うコンデンサに入れ替えてみる必要がでてきました。

さてどうなるやら。

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次なるヘッドホンアンプ 167 ビッグサークルカッターミニミニ50

2014年10月26日 | Weblog

やっと工具の本格的な出番が来ました。

次なるヘッドホンアンプ 150で紹介したビッグサークルカッターミニミニ50

使ってみました。

 

百均製のブリキ(英語表記だとtinっていうのだと初めてしりました)缶のフタに直径40mmの穴を開けました。

問題は材料の厚みです。

どうみても0.5mm厚より少し厚い程度なので、カッターで切るには厚すぎ、かといって、

ハンドニブラでぐるっと周回を切れない事はないけれど、ガタガタになったフチを丸く慣らすのが大変で、

たいがいはイビツな穴になってしまいます。

 

 ということで、この工具の登場です。

写真左が切り取った円盤です。中央に4mm径の穴を開けて、工具の軸を固定してから、

普通は切られる側を固定するのですが、薄すぎるブリキは工具の重みに負ける始末で

逆の方法で切る事にしました。

 切る工具を右手で固定したまま、切られる材料側を空中で左手で回すという逆の方法です。

これなら工具の重みで材料がたわむ事も少ないので、少しは作業がやりやすそうですが

写真を見ていただくと分かりますが、微妙にゆがみが生じています。

 

 これも最初は問題なかったのですが、段々と切っていくと材料が薄くなっていき、

刃が貫通しかけるところが何箇所か出てきて、そこの箇所が歪むこととなりました。

 1度、刃が貫通してしまうと次の周回ではそこで引っかかって、刃を先に進められなくなったので

(戻してまた進めてと繰り返してもあまり違いはありませんでした)、この工具で切るのを諦め

弓のこの刃を加工して作られた専用刃の幅だけ溝が出来ているので(約0.7mm幅)、

そこを切って後は半丸ヤスリで仕上げようとしますと、以外な事が分かりました。

 

電工カッターで薄くなった溝の部分を切ろうとすると、何故か溝の両方の淵が切れて細い金屑が出てきます。

それを少しずつ切る(というか押し切る?)と、一周ぐるっと切り取ることができました。

 あとは、若干バリが出ているため大きめの半円ヤスリで手を切らない程度に淵を丸め、フタを

裏側から板にあてて少しずつ平らになるように修正すると、何とか見られる程度の加工が出来ました。

 

やっぱり工具ですねぇ。

 

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次なるヘッドホンアンプ 166 +HV 0dBHyCAA 

2014年10月25日 | Weblog

何か忘れていたと思っていましたら、これの事を忘れていました。

題して +HV 0dBHyCAA ということで、

昇圧電源を背負った(文字どおりパワーパック) 自作両面基板仕様の偽0dbHyCAAです。

この昇圧電源でえらく苦労しました。

 

以前に次なるヘッドホンアンプ 149の、バラック仕様から、両面基板にしてまとめたのですが

無理に小型化した結果、昇圧電源からのノイズが取りきれず、楽曲が無音状態でも

何か発振音がする、僅か音がする、置く場所によって何か音がする、液晶オシロで見たらでっかなヒゲがいたが

バリスタ付けて退治した、

といった具合に少しずつ進化してきまして、もうひとつ不思議な現象にでくわしました。

 ケース背中のパワーパックのフタを僅か開けると、ノイズが変化します。

ブリキなので反射波が回路に影響しているのかわからないのですが、実際に目の前で

起こっていることですので、何か問題があるには違いませんが、あとは、電波吸収シートでも

張るくらいしか方法を思いつかないので、フタの微妙な位置調整で、しばらくエージングさせる事に

しました。

フラッシュを焚くと、パワーパックの傷が目立ちました。

目でみると、それほどでもないのですが、仕上げの悪さというのが露呈してしまいました。

 

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修理 パソコン用ファンコントローラ

2014年10月23日 | Weblog

 パソコンの5インチベイにケースを取り付けるタイプにCPUファンコントローラが

あるようなのですが、知人がオークションで買って不動品を掴まされました。

いわゆる、動作していた、と言いはっているタイプです。

 

 ということで、見せてもらうことにしました。

 修理しようとしたのか、燃えているチップ抵抗があったり、明らかに取り外されたであろう

チップ部品の後があったりと、完全に故障品の様相でした。

燃えてもいいというので、電源を供給してみると、なるほど、一定速度しかしません。

可変のはずなのですが。

ということで、パターンと部品と、外されたところを推測して、一番怪しいトランジスタを外すと

やはりショート状態でした。

 ということで、トランジスタを探すと手持ちでは逆方向の足しかないので、

ヒートシンクの取り付けが逆になってしまいました。

でも、ケースがどのような状態なのか知らないので、さてこれで使えたのでしょうか?

文句を言われないところをみると、動いているようですが。

 

 

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ミニッツレーサ 86 その3

2014年10月22日 | Weblog

 ミニッツレーサのリトラクタブルをサーボで制御しようとしていて、思わぬところで

つまづいていました。

サーボが思ったような動きをしてくれない。

原因は簡単な事です。プログラムが悪い。

 

それに尽きるのですが、それではどこが悪いか、となると、いろいろと手を尽くして

調べなければなりませんので、ひとりで作ると難航する場合がしょっちゅうです。

 そして今回は、いわゆる6gサーボが不調になって、右には回るけれど左に戻ってこないという

たぶんモータ内のブラシが磨耗したのだろうという憶測の元、手持ちにあった4gサーボに

交換しました。

自作のサーボチェッカーで調べておけばよかったのですが、たぶん修理したし動くだろうという事で

繋ぎ代えると、あれ?やっぱり左に戻りません。

プログラムで減算処理がまずかったか、やはり基本は加算処理かと風呂の中でもトイレの中でも

ぶつぶつ呟きながらあれこれ考えていましたが、温まった体は脳への血液量も増えるのか

ひょっとして、と思いました。

 4gサーボはコネクタを大きい物に交換しているので、前述のサーボチェッカーに挿すと。。。

このサーボの故障でした;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

 

ダイアルで右左、そしてその時のパルス幅を液晶で表示するようにしていますが、あきらかに

サーボの動きがおかしく、1秒ほどすると、ゆっくり左に戻るという、どういった仕様なのか?と

思うほどの謎の動きをしていました。

 

 ということで、勢いついでに、2gサーボの配線を切り、故障した4gサーボの大きなコネクタを

ケーブルで移植したところ・・・・やっと予定に近い動作をしてくれる事が分かりました。

 

でも、まだ動きが早すぎて、ゆっくり閉じるリトラクタブルが表現できません。

 ウェイトを加えるか、いや待てよ、2度計算させているところを無駄に4回に増やしてと、

それこそ怪しげな事を考えています。

さてさて、ゆっくり動くサーボは出来るのでしょうかねぇ。(をいをい

 

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次なるヘッドホンアンプ 165 Nwavguy

2014年10月20日 | Weblog

 オペアンプを使用したヘッドホンアンプは様々な物がありますが、

海外では、一線を画した、とか評される物らしく、どういった音がするのか

以前から興味がありましたが、基板をeBayで購入しても、対応するコネクタが

廃品種で入手に非常に問題があるなどという点もあって、二の足を踏んでいました。

 

そして、ふと(いつもの?)「出来心で」 自力で作ろう、という事にしました。

なにせオリジナルの基板はホールの直径から位置まで指定されているという厳しさで製作されているものらしく

素人に毛の生えた(いや、抜けた???)程度のレベルのが作って、はたして鳴るのかさえも

判断つかない状況ながら、試作も何もなく、いきなり、自作基板のアートワークを作って

両面基板化してしまいました。

 当然ながら、オリジナル充電電池パック2個、オペアンプを使った電源ON/OFF機能付き±電源、

アンプ部分は指定オペアンプ、という事ですが、そこはそれ、手持ちと国内で簡単に入手できる部品で

作るのはいつもの事ですから、できたものは、いつもの?物ができてしまいました。

著作権の関係上、回路図はここです。

 

 発振しないのかな、最初はこれが気にかかっていました。

そのため、ベタグランドで、いつもは気にする、ぐるっと一周取り囲み、いくつものポイントで表と裏パターンを繋ぎ、

入力端子の周りまでグランドパターンで囲むといった、ある意味、自分としては過度なパターンでしたが、

出てきた音は「ホワイトノイズも、他のノイズも無い素直な音」が聞こえました。

とりあえず手持ちのオペアンプで聞いた後、指定されたオペアンプに差し替えてみました。

なるほど、さらにいい音がしている。これが感想です。

 

ここまでですと、毎度の事ですが、今回は余計な事をしてしまいました。

とある掲示板で、好き勝手に自作基板化した(部品を付ける前)事をうっかり書いてしまった結果、賛否両論、うだうだぐだうだと

世界中それぞれの分野で、神と称される方がされた事に、そこらの馬の骨が好き勝手にしようものなら、こういう事になるのか

という、どこでも見られるような光景となってしまったので、静観するしかなかったのですが、久々にみると

天の声が書き込まれていて、それ以降、好意的な意見が支配されるようになったのも、意外といえば意外、

そしてどなたか存じませんが有難い評価までいただきました。

 私にとっては難解な英語の中で「えくすぺりえんす」という単語だけが非常に気になりましたが、

違約?すると「すんばらしい」と(若干揶揄気味だと思うのですが)、何か新しい体験を得ようとする者に

頭ごなしに非難中傷したところで何も解決しない、自力で試して(作って?)聞いてみる事に意義があるのだ、

といったような事と理解できました。

 

 ということで、好き勝手に作ったということで、このヘッドホンアンプは

「すんばらしい」(方言でしょうか???)

と呼ばせていただくことに、これまた好き勝手にしました。

まぁ、ぺるけ式、たかじん式など、無音状態では全くノイズが聞こえず、そして、定位がしっかりして、

かつ、広がる空間(音感?)をいくつも体験させてきていただいた身としましては、この「すんばらしい」ヘッドホンアンプも

1台残しておいて良いアンプのひとつになるという事を報告させていただきます。

 

 

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ミニッツレーサ 86 その2

2014年10月19日 | Weblog

 ミニッツレーサ 86のリトラクタブルを可動式にするために

部品を買いました。

1.9gのサーボなら楽勝でボンネット裏に取り付けられるという事で

ネットで買ったのですが届いたのはこれでした。

最初に目がいったのはコネクタでした。

最近の飛行機系のは、これが多いようですが、さて、これのコネクタをもっていたはずですが、

探しだせるかどうかなのと、どちらにしてもコネクタは不必要で直結となるので、使わないといえば使わないのですが

配線を切ってしまうのも、もったいない気分です。

 

さて、肝心の制御回路は大笑いな動作状況でした。 予備の6gサーボで実験していました。

サーボのセンター位置をうっかり記憶違いで、1000mSと思っていただけに、どうして右だけ

動くのだろうとしばらく眺めていて、大きな間違いに気づきました。

やれやれ、割り込みからやり直しとは・・・

 ----------------

書き足した文章が反映されていませんでした。

これじゃ単位がおかしいですね。

>1000mS

そりゃないですね。どういうタイミングでしょう(笑

サーボのセンターは1.5mSですから、

指定どおりには動きませんね。

 

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次なるヘッドホンアンプ 164 MagicEyeレベルメータ(6E2) その3

2014年10月14日 | Weblog

時間が取れる時に作っておこうという事で、突貫工事となりました。

なにせ、高圧回路がむき出しなのは非常に危険なので、早急にケースに収める必要もありました。

何やら怪しい物体の写真となってしまいました。

マジックアイの後側にアルミ板があるので、ヒーターの光が反射しています。

やはり後ろは黒色の何かを置く必要がありそうです。

 

かといってうっかりオートで撮ってしまうと

この有様です。

写真の撮り方を勉強しなければと、改めて思いつつ、何日かたつとすっかり忘れているのを

繰り返しているような気がしてなりませんが。。。

とりあえず動作には支障ないので、これで一応の終了です。

 

ただ、マジックアイの寿命が何故か国内では数百時間とかかれているようですが、

海外などでは千時間程度というのはどういう事なのでしょうね。

しかし500時間で輝度が落ちて、ほとんど発光しなくなると書いている人から

暗いながらも点灯だけはしているという人まであって、何がどう正しいのか

さっぱり分からないというのが本当のところですが、500時間ということは

いつもの調子で24時間エージングさせてしまうと21日目には終わってしまう?という事で

何とも短い使用時間なのかと驚きです。

 

Youtubeに動画をアップしました。非常に写りが悪いので

時間あれば取り直してアップするかもしれません。

 

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次なるヘッドホンアンプ 164 MagicEyeレベルメータ(6E2) その2

2014年10月12日 | Weblog

 実はマジックアイは1度製作したことがありました。

6E2はバーが上と下から伸びるという、よくわからない仕様となっていますが、

入力は1個しかないのでモノラル表示しか出来ません。

 以前はdatasheetさえ入手に苦労して、それもピン配列のみ、という有様だったので

そもそも何Vで駆動させるのかさえ分からず、グリッド電圧もどの程度なのかも知らないまま

入力を入れても何も変化が起こらず、何をどうするといいのか困り果てた覚えがありますが、

今ではちょっとネットを調べると、いくらでも製作例が検索できますので、ある意味、

楽が出来るようになりました。

 

 でも、自分で作って動作させてみないことには、表示されるフィーリング?が分かりませんし、

最適な電圧も、本当は何Vなのか、という、ある意味、無駄な事も実地で調べておくのも

大事だと思います。

 動作させてみると、球?のばらつきに気づきました。

写真でも分かると思いますが、左のバーの先の方が何かぼやけています。

そして、右の球はグリッド電圧が17Vもかけないとバーどおしが繋がらない始末で

アンプのゲインは予定より大幅に上げることとなってしまいました。

 当然ながら増幅アンプの電圧も20Vから32Vまで上げて、やっとの事でほぼ左右で

同じような長さに表示されるようになりました。

その結果が、この画面です。

暗く撮ると、上手に出来たような錯覚に陥りますが、正面からはこういう仕様になっています。

先に作った3種類の電圧が出る電源は、球の裏側に縦に設置しています。

銀色のはアルミで、流石に球の真裏に高圧(最大250V、通常150V)電源があって

それもスイッチング電源なので、プレートにノイズが飛び込むのを少しでも防ぐために

こういう事にしてみました。

ヘッドホンアンプをこの後に繋ぐと、たかだかアルミ板1枚の差がこれほどあるのも不思議でした。

何かざわざわした、シーっというか、チーっといった音として何か聞こえていたのですが、

板1枚でほとんど感じられなくなったのは気のせいだけではなさそうです。

 

 このままむき出しは危険なので、いつも?のペンケース(鉄製)に収める事にしたいと思っています。

 しかしながら、ヒータの明るさが少し邪魔な気がしてなりませんので、ケースに入れる場合には

ヒータの光の遮光も考えなければならないかもしれません。

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次なるヘッドホンアンプ 163 MagicEyeレベルメータ(6E2)

2014年10月08日 | Weblog

 知人が日本橋まで行くついでに、お買い物をしてきてもらいました。

以前から気にはなっていたのですが、買おうかどうかもうひとつふんぎりがつかなかったのですが

このさいという事でお願いしました。

マジックアイという、真空管の一種です。

さてこれをどのように、レベルメータにするかが思案のしどころでした。

まずは電源が必要です。

250V(実際には160Vから200V程度)、増幅アンプの電源が20V,マジックアイのヒータが6.3V。

なんと3種類も電圧が必要になってしまいます。

 

12V-DCアダプターで使う予定なので、ややこしい事になります。

もっとも、ニキシー管の昇圧回路など、何度か製作例があるので、いきなり自作基板化してしまったのですが

思ったような電圧が出ないのに苦慮しました。

 

 簡単に出来ると思われていた200Vが、予定どおりの電圧になりません。

手持ちの高圧用FETの在庫が切れていたので、新規に購入したのですが、

2SK2262,2SK3667も廃品種という事で、TK13A600Dにしたところ、ほぼ同じ回路構成で

166Vにしかなりません。はて?

 液晶オシロを壊さないため、出力に230V/100V,6.3Vのトランスを逆に繋いで測定したので

正確な波形ではありませんが、それでもゲートのパルス幅が狭すぎるのと、電圧が低すぎて

FETを完全に駆動できていないのがわかるほどでした。

 それならばという事で、発振周波数を決めているコンデンサを並列に足していって、

最後には1000PF+470PF+220PFという事になってしまいましたが、datasheetをよくよく見てみると

完全な思い違いで、1680PFが本来の値であって今まで470PFは正しくないという事でしたが、

それまで作った物は電圧も問題なく出ていただけに、何故だろう、どうしてだろうと疑問ばかり出ていましたが、

今の部品構成ではこうなったのはしかたないので、今後は、この仕様で使う事になりそうです。

 

 画面では多回転半固定抵抗が1MΩという、とんでもない物になっていますが、パターンミスで

実際には10KΩで十分だったという事で、その名残で付いているまでです。

多回転半固定抵抗と並列に2KΩが付いているので、実質は1.9KΩ程度になるようでして、

出力電圧は145Vから250Vまでとかなり広く可変できる様子ながら、負荷を掛けても

電圧降下がほとんどないので、一応は実用になりますが、オーディオとして使うにはもうひとつ

問題があります。

 真空管のプレートにこの電源から供給すると、シーッというホワイトノイズが聞こえます。

パルスのヒゲがノイズになってしまうようで、これを消すためにいろいろと画策しました。

 

 基板に大きな空きがありますが、当初はFETを使ったリプルフィルターがありましたが、

波形では効果が見えるものの、実際に聞くと音がしている始末で、このやっかいなノイズを

消すには意外な物が効果ありました。というか、当然の仕事をしているというべきかもしれません。

サージ吸収素子(バリスタ)は、トライアック万能調光器でも使っているので、役に立っているのだろう

というくらいしか認識できていませんでしたが、今回使用してみると見事にまでノイズを消す事が

分かりました。

 ただ、これも以前に仕入れた物なので手持ちは2個しかありませんし、現行では入手がしずらい

様子なので、次の物には別の製品を使う必要がありそうです。

 

そして耐圧も重要です。青色の同等品があったので使ったのですが、数秒で触れないほど

熱くなりました。なんということか、耐圧は150Vでした。

最大250Vもかかるところなので、耐圧は余裕みると500Vクラスのが必要ですが

今は耐圧360Vのを使っています。

ちなみに電解コンデンサは10μF/400Vを使っています。

 

+20Vと+6.3V用は、同じ回路構成となっていますが、抵抗を若干変更するだけで

昇圧回路と降圧回路として使えるものです。

 これはキャンピングカー用のLED電源として利用していて、10.8Vから15Vまで変化する

車のバッテリーから安定した+12Vを出すためのものでしたが、わざわざこのような回路にしなくても

それぞれの回路を組めばよかったのですが、基板CADであればコピペですむので、手抜きをしました。

 

 今まではシガーライターから携帯電話を充電できる機器から部品を取って作っていましたが、

百均なのに1個310円もします。同じくシガーライタから5VUSB電源を取れる物があるのですが

これは百円なので、これを買ったのはいいのですが、ICがフラットパッケージでした。

DIPと比べて基板が小さくなるのは良いのですが、片面基板で作ると部品側ではなく

パターン側にICがくるので、パターンの取り回しが逆になってしまいます。

でも、2個3個と買うと値段には勝てないので、利用する事にしました。

 

どちらの回路も一発動作でした。+20V側が最大で35Vまで上がってしまい、出力側の電解コンデンサの

耐圧(35V)ぎりぎりなので、若干注意が必要ですが、他は問題なさそうです。

 

さて、あとは増幅アンプとMagicEyeを固定する基板を作らなければなりません。

まだまだ先は長そうです。

 

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