以前からしてみたかったものに、レザークラフトという物がありました。
専用のロウを引いた糸とか針まで買いましたが、肝心の皮を買っていませんでした。
ふとみると、ダイソーでフェイクレザーという事で合皮で、小さなバックを作るキットが売られていたので
これを作るはずが何故か脱線して別の物になりました。
それがこれです。
子供の頃、同級生がこのタイプの高級品を見せびらかしていたのを覚えています。
さすがに金属製で、もっと7セグメントが小さな物でしたが、数字が光るデジタル時計は非常に印象的な物でした。
それが今や百円で似たような物が売られる時代となりました。
もっとも、見かけはチープです。まさに百円商品そのものです。
それをより悪く(良いではない)する事にしました。
まずは、穴を開けて糸を通す練習をしました。
いきなりですがこういうこととなりました。
丸い金具より下は、これまた百円で売られていたものをそのまま取り付けました。
作業は上のシリコンベルトを縫う、という、これまた無茶な事をしてみました。
しかし大きな間違いがあります。表はこのように縫えていますが、レザークラフトでは裏も同様に縫うという鉄則を忘れて
裏は糸が真っ直ぐになっているという大失敗でした。
どうりで糸が余るはず。2倍から初心者なら3倍で十分な糸があまるあまる。おかしいはずですが、それさえ気づかない
初心者ですから、とりあえず、格好だけ真似たという失敗作品でした。
これを踏まえて次に。
これがダイソーにあったフェイクレザーキットの合皮でした。厚さが約0.5mmと厚紙程度なので、うってつけです。
型紙はこんな感じでしたが、別の店で「Dかん」という一部分が平らになった輪が売られていたので、
これを使うべく多少変更となりました。
そして縫う。前に穴あけをしなければなりませんが、肝心の菱目打ちという工具を買っていませんでした。
無いならないで頭と手を使おうという事で、何とピンバイス1mmで穴を開け、千枚通しで穴を広げました。
間隔を一定にしたかったので、定規を当てる方法も考えましたが、日ごろ電子工作をしている身としては便利な物があります。
蛇の目基板でした。ただピッチが2.54mmなので若干狭いですが、縫う作業になれるという事で数をこなす格好の練習台となりました。
そして何と7時間もかかってやっとできたのがこれ。
下の皮はスェードのはぎれがあったので、文具店で買いました。何でも売っているものですねぇ。
ただ、非常に柔らかいのと(そういう目的の皮ですし)薄いのでどのようにして縫おうかと考えた結果、工作ボンドで両面を
張り合わせてから穴を開けて縫いました。
できてから見てみると、糸のピッチが細かすぎるのと、糸そのものが太すぎたというのが気になりました。
もっと細い麻糸か、半分に減らしてもよかったかなという感じですし、穴のピッチも倍でもよかった感じでしたが、
まずは一通りの作業をつかむという事で、これができました。
レザークラフト6級独学取得・・・ならずですね。これでは。まだまだ修行と工作方法の勉強が必要と思いました。