またもや変な物を作ってしまいました。
これも業者発注基板の1連のつながりです。
この基板は青樹さんが頒布されていらっしゃる基板「THA-06」用に付ける基板です。
元は初段がデュアルオペアンプ、後段がシングルオペアンプ2個を使用するようになっていますが、シングルオペアンプの手持ちが
少ないため、デュアルオペアンプの1段だけを動作させてソケットさせるようにするために変換基板を作ってみました。
回路図は簡単ながら、こういったものです。
1,2,3ピン側のオペアンプは、単に入力端子をグランドに落とすだけではなく、安定して停止させるために
わざと抵抗を付けています。データシートにも、このように指定してあるオペアンプもあるため、安易に+端子をグランドに落とすのは
危険なようです。
5,6,7ピン側のオペアンプは、元のオペアンプと同様に使用できるようにしています。
つまりデュアルオペアンプを使っていますが、1個だけ動作させているということです。
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ds-conv (別名:ds昆布) 部品表
C1 チップコンデンサ 0.1μF (104) 基板裏
C2 チップコンデンサ 0.1μF (104) 基板表
ピンヘッダ 4列 (2個) 基板裏
ICソケット 8P (1個) 基板表
R1 チップ抵抗 1KΩ
R2 チップ抵抗 1KΩ
(抵抗値は同じ値の物であれば、最小1KΩから最大5KΩまで使用可能)
部品実装時の注意
チップ抵抗、チップコンデンサを両面それぞれに取り付けてから、ピンヘッダ、ICソケットをつけます。
先にソケットを付けると下にコンデンサがあるため取り付ける事ができません。
部品点数は少ないものの、これまた表側のソケットの間に裏側のピンヘッダの足が表側でハンダ付けされるという
難解至極な状況となっていますので、製作手順を間違うと半田付けできないという最悪の状況が待っています。
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まずは、チップ抵抗、チップコンデンサを取り付けます。
基板表側です。
表裏の判別がつきにくいかもしれませんが、d-sのシルク印刷と8ピンのICソケットがある側が表側です。
C2のチップ抵抗を先にハンダ付けしませんtの、ソケットの下になりますが、8ピンソケットは最後にハンダ付けしなければなりません。
上が表側のパターン図です。
こちらが基板裏側です。
こちら側からピンヘッダを挿して表側面でハンダ付けしなければなりません
裏側のパターン図です
裏側のチップ部品と、4列のピンヘッダ2個はこのように取り付けます。
最後に表側の8ピンICソケットを取り付けます。
挿す方向。元のオペアンプと基板表側・オペアンプを挿した方向が同じになるようにします
こちらが全体図です。
(訂正:基板の向きを青樹さんが配線図で説明されている方向に合わせましたので、上の画面とは90度右に回っています)
このゲタを使う事で、多くのデュアルオペアンプが使用できるため、好みの音が得られる可能性も大きいのではないかと思っています。
肝心の音的には、このオペアンプが好きな感じでした。
しっかりと電流を流せるタイプなので、音の厚みが増える「気」がしました。もっとも何度も書いているように「駄耳」ですので
大きな間違いかもしれませんが、今まで「741」という古典的なシングルオペアンプを使用していましたので、余計に違いが
出るのかもしれません。