たかじんさんの「0db HyCAAヘッドホンアンプ」基板を箱に入れましたが、中身の説明も少しします。
まずは、お約束のボリューム軸(本体?)のアースです。つまみが金属製を使うため、手で持つと
ハム音が聞こえる場合がありますから、そのための対策です。
0.2mm径の真鍮線が頼りないですが、一応繋がっています。
そして真鍮線が繋がっている先が、実はGNDですが、見事な基板アートワークだと感心しました。
ボリュームの反対側に入力用ジャックがあるのですが、L,Rの信号ラインがボリュームの所まで
引かれていますが、GNDパターンも併走?しているため、安定していますしノイズの心配も
ほぼないようです。これは今後見習うべきところだと思いました。
そして電飾。
この手の電飾としては、真空管を底からLEDで派手に照らすというのが定番?のようですが、
ここはあえて違う方向を目指してみました。
高級機などでは使われている、ボリュームつまみの根元部分に照明を付けます。
プラ板を切った貼ったなので好き勝手に作ることします。
製作途中の写真をどこかに保存しているはずですが、みあららないので、塗装後と組み込み後の写真です
これではおおよそしかわかりませんが、表側には同じ厚みのプラ板で1枚上から被せています。
そして、本来の表パネル部分は、上から貼った板より2mmほど小さく四角の穴を開けています。
そこに、600番程度の紙やすりで細かく傷を入れた1mm厚のポリカーボネートを、表パネルと同じ面で
押し込んで固定させようとしたのですが、僅か厚みが足りず実測で0.93mmのため、裏側にメモ用紙を
同じ大きさに切って挟み込みました。その紙を押さえるために、もう1枚ポリカーボネートと同じ大きさに切って
シューグーで3枚の対辺を固定しました。
LEDはチップLEDを使いました。ただ、青色をシートで注文したはずなのに、どういうわけか点灯させると赤色でした。
(またもや秋月電子です。こまったものです)
両面基板の切れ端(1x5mmサイズ)にLED側は2個のランド、裏側は抵抗を付けるため3個のランドに切り分けて
表と裏は0.2mmの真鍮線で繋ぎました。
チップLEDは斜めに取り付けています。
ポリカーボネートの穴は、裏側から横幅5mm程、斜めに切れ込ませて1.5mmほど、カットしているので、
チップLEDはポリカーボネートの斜め横から照らすことになります。
上にも書いたように表面を荒らしているので、中に入った光が乱反射して、ほぼ均一に近い光に
なってくれました。
分解可能にするため、あえて小型のコネクタを使用しました。本当ですと2ピンがあるのですが、模型店の在庫は
3ピンしかなかったので、白色の配線とコネクタを抜いて使う事にしました。
電源は、真空管のソケットの根元部分からとりました。
12AU7系の真空管なのでヒータに12Vがきているので、1KΩの抵抗を入れてLEDを点灯させるようにしています。
1度仮組みしたのですが、LEDが明るすぎたのか、光が真空管の根元まで漏れてきていたため、マジックで
ポリカーボネートの裏を塗ると、光の漏れもなくなって、ボリュームの根元だけ輪になって光るようになりました。
ちなみに真空管ソケットの中央に見える銀色の物は、一応シールドです。
これは、お約束という事で取り付けていますが、0dbHyCAAは箱がプラスチック素材のため外来ノイズには
強くありませんが、基板と回路設計が素晴らしいので、ほぼノイズは聞こえません。
それでも、お約束ということで、あえて、取り付けています。真空管ソケット4ピン(GND)から基板裏を通って
真空管ソケット中央の穴まで通しています。