まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 131

2014年03月28日 | Weblog

あいもかわらず、ああでもないこうでもないとやっていますが、

すこし手直しをする物が出来ました。

  「たかじん式ヘッドホンアンプ」お重仕様?として、タカチ180ケースを2段にして

上段にHPA-12に似せた自作基板、下段にRコアトランスと電源回路を入れていましたが、

別に作ったHPA-12(トロイダルトランス+3端子レギュレータ)があまりにも気に入ったため

これに似せるために、あえて電源周りを組み替えることにしました。

しかしながら若干問題が発生しました。

 素晴らしい性能をみせるRコアトランスですが2次出力は6.3Vなので、3端子レギュレータを使用して

8Vを出すには若干電圧が低すぎます。

それならば上げてしまえばいいじゃないか、ということで、無茶承知である事を試す事にしました。

 

 整流回路には面白い回路があります。

整流部分がちょっと違っていますが、「倍電圧整流回路」を使って、2次出力を上げてみました。

しかしながら、回路定数がさっぱり分かりません。分からないのであれば実験してみればすむことですので

いくつか電解コンデンサとダイオードを用意して電圧を測定してみることにしました。

 しかし、あっけないものでした。最初の部品で十分に用を成すことがわかったので、別に使う予定だった

基板をこちらで使う事にしました。

 組み込んでみました。

3端子レギュレータのヒートシンクが横を向いていますが、なんとケースの天井にヒートシンクが当たるので

横に向けて固定したまでです。

 電源は倍電圧整流回路の出力で約16V、3端子レギュレータは8V用をそのまま使用しましたが、

プラス側とマイナス側で若干の差(0.2V)がありますが、誤差の範囲内ということで、HPA-12に電源を

供給したところ、±7.9Vとほぼ誤差もなくなり安定動作するようでした。

 ハムノイズも聞こえず、心配された電源電圧の変動もほどんどなく、安定して動作するのが分かりました。

音的には、低域がしっかりした感じですし、定位がかちっとしました。電解コンデンサがエージングされてくるにつれて

中域から高域がのびてくると予想しています。

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次なるヘッドホンアンプ 130

2014年03月20日 | Weblog

 ひとりわけのわからない世界に踏み込んでしまいましたが、

偶然、ダイアモンドバッファ部分の4個のトランジスタのhFEが10以内という物があったので

組み替えてみると、なるほど素晴らしい音がしていました。

「サ行」の音が走ることもなく、定位もしっかりしているなど、なるほどこれが選別品かと納得

したのですが、10台以上作ってきて、やっと1台のみ、というのも悲しい話です。

 そこで、無選別でもhFEをかなりの値で揃える事が出来ることがわかった「タンデム」を

利用して、もう1台新規に作ってみました。

 基板は「タガメ」を元にして、「タンデム仕様」としてみました。

しかしながら、電解コンデンサが30個も必要になるのも考えものです。

それならばと半分にしてみるとどうなるのか、ということで、16個挿してまずは音を出して

見る事にしました。

題して「タンデム・タガメ 50%」

 タンデム部分は部品を付けるだけでなく、形ばかりですが熱結合もさせてみました。

また、タンデムのために重要な抵抗もトランジスタに近づけてみました。

 

 エージングさせていくにつれ、面白い変化が現れます。

最初は極端に低域が出るのですが、それが高域が出る事によって低域があまり目立たなく

なります。3日から1週間程度は。

このまま電源を入れて鳴らしたままにしても、ほとんど変化が起こらないのですが、

いったん電源を落として半日ほどすると、最初の状態に近くなります。どういう事が起こって

いるのでしょうね。不思議といえば不思議ですが。

 難点は、温度が上がりにくい、というのがあります。他の物ですと2曲か3曲で安定した

動作となるのですが、部屋の気温が15度を切ると、安定動作するまでに1時間ほどかかって

しまいます。逆に夏であれば、1曲も鳴らさないうちに安定動作するのだろうと予想しますが

さすがに夏になってみなければわかりません。逆に熱だれする可能性もあります。

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次なるヘッドホンアンプ 129

2014年03月18日 | Weblog

 以前、ぺるけ式ヘッドホンアンプをラグ板ではなく、プリント基板で作りました。

他も作っていますが、ラグ板風で手持ちの関係上、片面基板を張り合わせて

擬似両面基板として作りましたが、流石に何度も作るのも手間なので、

両面基板で製作してみました。

 ただ、電解コンデンサを大きな物にすると基板中央に取り付けにくいこともあって

すこしだけ幅を広げてみましたが、比較すると、けっこう大きな物となっていました。

 当然ながら両面基板とはいえ、自作ですからスルーホールなどありませんので、抵抗の足の部分を両側から

ハンダ付けする必要があります。

その点を除くと、ラグ板とあまり変わらないのではないかと思いますが、支持する人は身近な人以外では

皆無のようなので単なる自己満足の1つという、いつもの事となりました。

 

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テスター 修理

2014年03月17日 | Weblog

 様々な物が壊れるのはしかたないとしても、こんな所が壊れるのか、というようなところが

壊れてくれます。

手持ちのテスターも、トランジスタのhFEを測定するのに使っていましたが、突然動作

しなくなりました。どうも接点に足が当たっていないような様子ですが、構造に問題がありました。

 

以前から使い辛いと思っていたのですが、テスタに付けられているトランジスタチェック用の

端子は奥行きが13mm以上もあります。

ということは、足が長い新品でもかなり置くまで差し込まないと接触しませんが、1度基板に

つけたものでは、当然ながら足が短いので届かないことになります。

 これは不便でしかたないので、壊れたのを良い機会として改造することにしました。

 ICソケットの丸ピン端子を利用して、コネクタにしました。でも4本あります。おかしいと思われるかもしれませんが、

国産の物は大概、ベースが端にありますが、ヨーロッパの物やアメリカの物はベースが中央なので、このように

コネクタの位置も増えているというわけです。

 端子部分が表に出てきたので、これで足を切ってしまったトランジスタでも簡単に測定できるようになりました。

 

というか、どうして最初からこうなっていないのでしょうね。

使う事を考えていない設計?としか思えてしかたないのですが。

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次なるヘッドホンアンプ 128

2014年03月16日 | Weblog

 比較用も含めて、ヘッドホンアンプが何台にもなると困ることが起こります。

電源が足りません。

いろいろと作ってくると、以前では満足していたものが不満に思えてきて

結局は同じような物を複数作る必要がでてきました。

 それが電源です。

 

トロイダルコアトランスを仕入れて、2台ほど作りました。

1台はLM317を使ったもの、もう1台は7815の3端子レギュレータ(固定電圧)の

物を作りました。

 同じ大きさの基板にしているので、基板の入れ替えも可能ですし端子位置も同じにしたので

互換性もあります。(自分しか使わないので意味ないのですが)

 しかしながら、レギュレータでも音が違ってくるとなると、これまたますます何が基本なのか

分からなくなってしまいますが、音の傾向は同じなので、これはこれでよしという事でしょう。

 

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次なるヘッドホンアンプ 127

2014年03月15日 | Weblog

 「タガメ仕様」も実は派生版となっています。「タガメもどき」として、よく似ているけれど

部品とかがすこし違う物を製作していましたが、安定して動作することがわかったので

違う箱に入れ替えることにしました。

 いきなり完成ですが、出来あがって眺めてみて、アナログメータが動くのをにんまりとしていたのですが

どこかで見たようなと思うようになりました。

 そう、このメータの配置といい、つまみの位置といい、これってまるで「自作・安定化電源」そのものでは

ありませんか。

 失敗といえば失敗ですが、レベルメータを付けて音量調整のツマミをつけると、こういう風にしかならないので

それもしかたなしということで、一応、形にしました。

 中は大変な事になっています。

メータの奥行きがけっこうあるのと、「タガメもどき」基板上の電解コンデンサがメータに当たるので

それを回避しようとすると、こういう配置状態となってしまいました。

当初、ケースの横幅も広いので基板は問題なく収まるだろうと思っていたのですが、それは

タガメ仕様以前の基板サイズであって、タガメはそれより数ミリ長くなっているため、ケースに

収まらないという決定的な失敗と思われる状態となりかけていたのですが、そこはそれ

当たるものは削ればよろし、という事で、ギリギリのところまで基板をけずりました。

自分で好き勝手に作ったものですから、余分な面積がけっこうあるので、このような

荒業も可能です。

 

 ヘッドホンアンプ基板の上には、側面からL字アングルで「レベルメータ基板」を取り付けました。

これは以前に作った物と同じ仕様です。

画面では見づらいですが、レベルメータ基板の右側には市販のレギュレータ基板を付けていますが、

これはレベルメータ用の照明用電源です。

 照明は12V電球なのと、通常点灯では明るすぎるため、わざと電圧を低くしてぼぉっと光るように

しています。6Vあたりでよさそうな明るさとなりました。

 年末に知人が日本橋に行くので、ついでという事でお買い物をお願いして、レベルメータを購入

してもらったのですが、やっと今頃になって形になりました。感謝しています。

 

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次なるヘッドホンアンプ 126

2014年03月15日 | Weblog

 ずいぶん間が開いてしまいましたが、いろいろとありました。

周りはインフルエンザ、それも毎週違う型だったと報告はいいのですが、まだキャリアだろうなぁ

という方々ばかりで、こちらも毎週熱を出して寝込む始末で、その上に定期以外の仕事が舞い込むのは

有難いのですが、不調を押して試作などすると間違いはするし、ケースにはとんでもない穴を

開けてしまうなど、失敗の連続で、それの手直しで余計に手間がかかるという状況でした。

 それもやっと解決して、自分の工作の時間と余裕ができてきましたが、今度はカメラの不調でした。

iPhoneは写っているはずが保存すると、モアレが撮れているだけですし、デジカメはついに

普通に写すだけで念写が撮れるという、わけのわからない状況となって、これまた使えずという事で

新規に買わなければなりませんが、店に行く時間もなく、ネット注文も考えたものの、やはり物を

見てからという事で、結局買えないままでしたが、デジカメを頂きました。

しかし同じものとは(笑

 そして同じところがお約束のように壊れていますが、手持ちのよりすこしましなので、

使えるだけは使い倒そうということで、何とか写真が撮れるようになりました。

 

 さて、まだまだやっているというか、ほぼ2年続いて、まだ終わりが見えてこないヘッドホンアンプも

やっと何か形になる物が出来るようになりました。

基板も作りました。

一人わけのわからない世界(いつものことですね)を進む「タンデム・タガメ」を形にするべく

今までのをすこし改変するだけで基板が完成しました。

さてこれで、期待どおりの音となるのでしょうか。

 

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