まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 40

2013年02月28日 | Weblog

  細かい事が気になったところで、ひとつ。

ミュートが完全でない場合があるのは何故だろう。

電源OFF時は、ほとんどポップ音がしないのに、ON時だけボコンという場合と

ポツッという場合があって、これも気になるといえば気になって。

そういえば、ClassAAのアンプも同様な事になっていたのを思い出して、

これは何か致命的な欠陥があるに違いないということで、回路図を眺めることしばし。

相当ながめて・・・

嗚呼。これか。

 

 双方とも、単電源で供給して、基板上で両電源に。

ということは、グランドと称しているものは単に仮想グランドであって、オペアンプが動作しだして

初めてグランドとして存在するので、電源が入った直後は、どちらかといえばマイナスに

近い電圧が急激に高くなるため、ここで音が発生するのではないかということで。

 

ということで、たかじんさんが紹介されていた回路に作り変えようと思っていたところ、ふと

思うことが。。。

 DC出力側のプロテクション回路はそのまま利用できるので、今ある不都合な回路も

組み合わせると使えるのではないかと。

ただし、動作条件が逆になるという事で。

つまり、ヘッドホンアンプが動作中はリレーが止まっている、正確には電流が流れていないので、

コイルから誘導ノイズが発生しないという、唯一の利点があるので。。。

 

 動作について順を追うと。

単電源(この場合+15V)を供給した時点で、リレーがON状態となることで、ヘッドホン出力と

ヘッドホンジャックの間を切り離しておき、いざ、電源スイッチをONにすることで、

今度は右下のタイマー回路が動作しだし、約3秒後にリレーがOFFになる。

(リレー接点はN.C(ノーマルクローズ?動作していない場合に接点が接触状態)側を利用して

リレーが動作していない場合には実はヘッドホン出力とジャック間はつながっているという、

ちょっとややこしい状態となっているので混乱すると思いますが)

 リレーがOFFになった事でヘッドホン出力とヘッドホンジャックの間が繋がるので、アンプから

音が出るという仕組みで。

 

 プロテクション回路は、ヘッドホン出力の電圧が+-どちらかが0.6V以上になると動作するので、

PNPのトランジスタを介してダイオードを通じてタイマー回路に電気が供給されて、リレーがON状態となることで、

接点が離れてヘッドホン出力とヘッドホンジャックの間が切り離すことができる仕組みに。

 ただ、プロテクション回路を見て、これでどうして動作するのだろうかと思っていたものの、

この手のICのUPC1237HAの等価回路をみても同様になっているので、これで正しいのだろうということで

早速実験を。

 今まで散々利用してきた「FCZトランジスタ基板」(たぶんこれが正式名称?)を使いきってしまったため、

若干幅を狭くして勝手に作った「偽fczとらんじすたきばん」で実験回路を組むことに。

単体で動作させると、なるほど、+0.51V/-0.58VでPNPトランジスタがONになり、へぇーっと

いった感じで感心せざるを得なくて。

ヘッドホンアンプは2チャンネルなので、これを2つ組み合わせると双方独立して動作することに。

 

ただ、いつもの調子でかんがえると、PNPトランジスタのベースにプルアップ抵抗を付けなくていいのかという

疑問がでてくるものの、あえて取り付けると全く動作にならないという状況で、これはこれですごい発想

と感心するばかりで(いまさらながら)

おまけを言うと、このPNPトランジスタのコレクタ側にも抵抗を入れなくていいのかな?

ダイオードの先に、タイマー回路の放電抵抗が入っているので、どうも必要なさそうな感じで

確実にリレーが動作しているため、ここも不必要ということに。

 

 これでやっと電源ON・OFF時にポップ音がしなくなり、耳を傷めることもなく、プロテクション回路も

付いているのでヘッドホンの保護にもなるということに。

 

やれやれ、やっとのことで試作が完成ということに。

 

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次なるヘッドホンアンプ 39

2013年02月27日 | Weblog

 トランジスタを囲い込むように作ったヒートシンクの温度が気になったので

非接触式温度計で測定することに。

トランジスタ真上あたりで34.1度ながら、中央では28度程度なので、抵抗の蒸し焼きを

気にすることもなかろうということで。

測定器は偉大なり。

 

しかし、久々に取り出してきたので使い方を忘れてしまって、あれやこれやと触っていたら

電池アラームが。この手の物は気をつけないと、電池切れ寸前はとんでもない値を示す場合があるので

要注意。電池を買ってこねば。

(デジタルテスターで痛い目にあった過去がありまして;;;)

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次なるヘッドホンアンプ 38

2013年02月26日 | Weblog

続いて負帰還の調整をすることに。

当初、帰還を減らさないと、発振が止まらないという状況に陥ったため、

原典ではシルバーマイカ10PFと22KΩだったものを、5PFを裏に追加して抵抗を47KΩを

追加してやっと発振が止まり一安心だったものの、そもそも最初から対策を間違っていたような。。。

 

たかじんさんの御指摘もあって、10PFに戻してみたところ、全く問題なく動作して一安心。

 

それならば帰還抵抗値を変更するとどうなるかということで、基板裏側に47KΩを付けてみることに。

合成抵抗値で約15KΩ。

 

電源電圧が+-7.5Vの状態で、全く問題なく、中音域が厚い感じで、聴いていても非常に気持ち良い感じで

十分効果があった模様で。

 それならばと、表の22KΩを外して47KΩだけにしてみると、軽やかな響きで鳴り出して、これはこれで

また良い感じがして、2、3日エージングをしてみなければ本来の性能は分からないものの、とりあえず

オリジナルに戻すという意味もあって、帰還抵抗は22KΩにしてみることに。

 

 

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次なるヘッドホンアンプ 37

2013年02月25日 | Weblog

 ここからは、何故か蛇足編に。

 

出力側に電解コンデンサを付けると、どのように変化するか。

世の中には、DCこそ音本来であって、コンデンサの音など邪道という方々が多いものの、コンデンサの

種類によって、音の響き方高域や低域の伸びが変化してくることは、今までの実験で分かっているので

今までの要素から、よさそうと思われるものをとりつけてみることに。

 今回はシルミックⅡ。1000μFを。

中低域が非常に良い響きを出すので付けてみることに。

 

なるほど、予想より上をいく感じで、艶やかな音、といった感じで、これも好みの音になりつつあるようで、

エージングが楽しみに。

 

このあたりになってきて、やっと回路の癖が飲み込めてきたため、変化がわかるようになってきたのは

嬉しいことで。

出力側に電解コンデンサをつけたことで、出力側の負荷が直接回路に影響しにくくなったためなのか、

なんと出力のDCオフセットが非常に調整しやすくなったのは以外といえば以外で、当たり前といえば

当たり前のことなのかも。

今までであれば、多回転半固定抵抗の1/3回転程度で最悪300mVも変化していたものが、

2回転ほどで同様な変化がするようになり、これでこそ微調整のための多回転半固定抵抗といった

様子がありありとうかがえるようになったので、回路定数が決まれば、多回転半固定抵抗の両端に

に抵抗をつけて、調整範囲を極端に狭める必要がなくなったのは大きな利点かも。

(経年変化を考慮すると、最後の対策が正解なのだが。。。)

 

あとは、電源電圧の変更を、と思いきや、またもやミスを。

電源入力部分にフィルタを付けているものの、そこに間違って耐圧16Vの電解コンデンサを付けているので

これを耐圧25Vに交換して、+15Vにすることに。

 (耐圧ぎりぎりなので、問題ないといえば問題ないものの、ここは気分的な事を優先ということに)

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次なるヘッドホンアンプ 36

2013年02月24日 | Weblog

 

初段を熱結合したものの、指先で触るとハムノイズが入るため対策をする事に。

細い真鍮線を3周ほど巻きつけ、近くのグランドに落とすと、問題解決。

音的に変化があったのかと言われると微妙な所ながら、気分的には非常に良いという事で。

 

続いて、終段に付けたヒートシンクもグランドに落とすことに。

流石にアルミなので、タマゴラグを使用することに。

これまた近くのグランドに配線をハンダ付けを。

こちらは元よりハムノイズは感じられないものの、気分的な意味あいも含めてという事で。

 

 このアルミ板は、元はケース(タカチ?)だったと思うものの、表面にコーティングがされているので

接触を増やすためタマゴラグの下を彫刻刃(平)で軽く削り、下地を出してからネジ留めしたので、

導通状態は良いものということで。 

 

ここで、電源電圧を15Vに上げることに。

以前に製作したトランス式(LM317で定電圧化)した物を流用することに。

回路的には両電源を搭載しているので、+-7.5Vを供給することになるかと。

 

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次なるヘッドホンアンプ 35

2013年02月23日 | Weblog

  初段の、より多くの熱結合と終段のヒートシンクを取り付ける事に。

 

台所用すきまテープ(粘着剤付きアルミテープ)が手持ちにあったはずのに、行方不明のため

百均に買いにいったところ、何故か見つけられず(そんな馬鹿な)、しかたなく手持ちで

工作することに(毎度のこと)

 先に両面テープと適当な厚手のビニル袋を切って貼り付けたものの、もう少し熱をまわすために

その上からまたもや両面テープとアルミ箔を貼ることに。

 

 出力側の電圧変動を見ると、なるほど以前より良くなっているので、アルミテープは偉大なり

ということで。(指先で触っても3mV程度)

 

ただ以前から気になっていたのは、アルミ箔を触るとハムノイズが聞こえてくるのを、どのように

対処しようかということを。

シールドするために、細い真鍮線を巻きつけ、それをグランドに落とすしか方法が思いつかないものの

何もしないよりはましだろうということで、次の機会に実践することに。

終段のヒートシンクは、アルミ板を曲げることに。

適当なアルミ板(0.8mm厚)があったので、これまた適当なサイズに切ってテストを。

というのは、実は折り曲げ機(ホーザン)を持っているものの、今までに1度しか曲げたことがなく

それも、1mm厚、幅100mmを曲げたところ、3度試しても綺麗に曲がらず、今ひとつといった具合だったので、

かなり慣れが必要という事で敬遠していたものの、今回はどうしても必要ということで、

折り曲げ機を取り出してくることに。(重いし、さびが出てきているし)

 もうひとつの問題は、5mmの幅を挟む事が出来るかということで、これも試してみないことには

分からないので、掴ますことに。

なんと今回は、1度目で綺麗に90度に曲げる事に成功。

どうも以前は、曲げる板をしっかり固定できていなかったのが問題だった様子で。

 

 アップで見ると、曲げた部分にシワが入っているので、曲げる時の力加減が必要というのが分かるものの、

折れることがなければよいので、1度目の工作としては成功ということで。

 

結局、上面15x32.5mmの大きさに、曲げた側面が5mm幅という物ができてしまい、

テストだったものがそのまま採用ということに(しかし、傷だらけで見栄えは非常に悪し)

 売り物でもないし、量産することはまずないので、これで十分かと。

さて固定方法を考えてなかったので、どうするか算段を。

とりあえずトランジスタの端どおしに引っ掛ける格好にして、以外とぴったりと収まるものの

強度的な問題もあるので、何かに固定しなければということで、基板の空き部分に穴をあけ

ネジ穴を切り、そこに2mmのビスで固定することに決定。

 

 動作テスト。

元より、それほど熱い状態ではなかったので、さほどヒートシンクの必要性を感じなかったものの、

ヒートシンクを設置してみると、思ったより暖かいという感じで、以外と放熱されているのがわかり、

これはこれで良いことかと。

 もっと熱くなるのであれば、アルミ板の上にさらに突起状の部分が必要かと思っていたものの、

このままで十分に仕事をしている様子で。

もうひとつ考えていたのは、今の曲げた板と、内側にも、もう1枚曲げた板を取り付けようかという案で。

現状では、トランジスタの外側と上面だけにアルミ板が当たっているので、内側の面にも板が当たるように

出来ないかという事を考えたものの、非常に手間がかかるのと精度を出すのが大変なので、

これは別の機会にということで。

 

ただ、電源電圧が+-6Vなので、今後、電圧を上げる予定なので、もう少し発熱するだろうと予想を。

そうなると、基板の上を囲い込む格好になっているヒートシンクでは都合が悪そうな気も。

なにせ真下には抵抗が6本もあるので、それに熱が加わる事になるので、分離型か、穴を

開けるか考える必要がありそうで。

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次なるヘッドホンアンプ 34

2013年02月22日 | Weblog

激闘編から、七転八倒編に。

さて、トランジスタを2SC1815からBC550C(フェアチャイルド製)に変更することに。

2SC1815でも、このトランジスタから、こんなに中音域の綺麗な音が出るのかと感心するものの、

ホワイトノイズが気になって。3日たっても減る様子がないので、トランジスタを交換という技に

出ることに。

 

元からのパターン設計がBC550Cなので、同じ方向に並ぶことに。

ただ、最初の予定では、基板の上に小さな基板破片を付けて、基板部品側にパターンを出すことで

トランジスタの変更をしやすくしたものの、先の異常発振が気になったので、トランジスタの足の長さも

影響あるのではないかということで、面倒ながら、基板に直接取り付ける方法に変更することに。

 

しかし、ここからもっと大変が始まることに。

初段2SC1815では非常に安定していたものの、BC550Cにすると、定電流回路に付けている多回転半固定抵抗を調整しても

出力側で700mV以下に設定できず、半固定抵抗を左から右に回しきってもダメということで、回路定数を見直す必要がありそう

ということで、カットアンドトライの始まりはじまり。

先から気になっていた、多回転半固定抵抗に並列に付けている抵抗も外してみたものの、僅か可変範囲が広くなった

程度で根本的な解決には程遠かったのが、少し残念で。

 

 ダイオードが4本直列につながっている端で電圧を測定すると、プラス電源側が0.5V程度に対してマイナス電源側が2.5Vもあって

これはとんでもない事になっている様子で。

 音も歪みまくるといった具合ながら、別の意味でよい歪みが発生しているようすで、そのむかし、

マーシャルのアンプの修理を頼まれて、見よう見まねでやっとの事で直したときの事を思い出して、なにやら

嬉しい感じが(おおきな間違いがあるぞー)

今つくっているのはヘッドホンアンプであって、ナチュラルディストーションの回路ではないので、気を取り直して。。。

 

初段の次の段に問題があるのは分かっているものの、どういった対策を行っていいものやら。

プラス電源側のPNP側のゲインが不足しているのか、マイナス側のNPN側が不足なのか、はたまた

アイドリング電流が双方で足りないのか分からないので、片方ずつ交換してみることに。

ただ、手持ちの2SA1015/2SC1815は見事に150/130台のhfeなので

あえて、BC560 / BC550Cのhfe460台のものに入れ替えてみることに。

 

 しかし大差なく。。。

ということは、抵抗だなという事で、BC560のエミッタ側に入っている抵抗値を倍にしてみることに。

(こう書くと、何も考えてないようですが、実は内緒で計算しました;;;)

プラス電源側の電圧が予想以上に下がりだしたので、BC550Cコレクタ側の抵抗も増やしてみることに。

ただ、470Ωまで上げてしまうとゲインが不足しだす様子なので、ほどほどがよさそうな感じながら、

あともう一歩。

 ということで、BC550Cのベース電流を増やしてみることに。

(まずは、こちらが最初なのですが;;;)

困った事に、田舎の電子部品屋は、定電流ダイオードの種類が少なく、なんと2mAが2本しかなかったので

本来であれば電流を倍にしたいところながら、通販で注文していては、次の実験がいつになるか分からないので

手持ちで工夫することに。

 定電流ダイオードから1KΩを通じて定電流回路とBC550Cに供給されているので、あえて抵抗で分けて

BC550Cベースには330Ωをつなぐことに。

 ここまでくると、ダイオードの両端が双方で1.4V台に入ってきたので、良い感じということで、あとは

エミッタとコレクタの抵抗を調整することに。

 (計算上では、動作ぎりぎりの状態なので、電源に余裕がないと即・歪みにつながるのが問題かも)

BC560エミッタ側は270Ωに。BC550Cコレクタ側は220Ωに。

初段と次段を変更したことで、ホワイトノイズが皆無となり、中音域が非常に豊かな様子ながら、

音に曇りがない感じで、これは非常に好みの音になっているなというのが感じられるものの、

高域がちょっと強すぎる感じもあって、たまに耳に刺さる場合があるものの、3日ほどのエージングなので

今後変化する様子もありそうながら、光が見えてきたので次の段階に進むことに。

 

 初段BC550Cの熱結合は適当ともいえるもので、両面テープの上に残っていた導電袋のビニルを

小さくきって囲んだだけといういい加減きわまりない物なのに、指先でトランジスタを触っても

5mV程度のドリフトしか起こらず、これは以外な効能がでたものかと。

これを台所用の隙間アルミテープに変更すると、どうなるのかといった期待もあるものの、これは

後の実験ということで、今はこの状態で試すことに。

 

 まだまだ続くというより、終わりが見えない。。。

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次なるヘッドホンアンプ 33

2013年02月21日 | Weblog

 激闘編は続く。

問題が起こった場合は、再度回路をチェックしなければということで、しばし眺める事に。

そもそも、多回転半固定抵抗が500Ωと並列に470Ωの抵抗が付けられているのは何故だろうかという事と

左チャンネルが問題ないので、なにか違いがあるだろうという事で、多回転半固定抵抗を、そーっと外して

値を計ってみることに。(間違えないようにマジックでL,Rと書き込む)

 

 なんと単体で計ると、全く違った値になっていたとは。

片や150Ω、片や400Ωといった具合で、左チャンネルに合わせてから基板に戻すことに。

おお。解決。

なんと可変範囲があまりに広すぎるのと、設定できそうなポイントが2ケ所あったとは。

しかし、そのうち1つは先のようにマイナスからプラス側に急激に電圧か変化するといった具合だったので

これに気づかなかったとは。(教訓。半固定抵抗は右から左まで回しきって、また左から右に回しきること)

 

さて、これでとりあえずの音だし。出力側は5mV程度となっているものの、熱結合をしていないため

ふらふらする様子ながら、50mV以上にはならないので、テスト動作ということで、このまま電源を

入れたまま様子をみることに。

確かに出力側が0V近くなので、左右とも歪みが感じられないものの、やはりホワイトノイズが若干ある

様子で、これが2SC1815なのかということかと納得したものの、コンデンサなどの慣らしも必要なので

このままエージングすることに。

朝、夜と出力側の電圧を測定すると、10mV程度しか変化していないのと、ケースの蓋を閉めていた

ということもあって、熱結合しないわりには以外と安定しているなと。

 

 しかし3日目になってもホワイトノイズは減らないので、やはりトランジスタを交換する必要がありそうなのと

出力側に電解コンデンサを追加すると、音的にどのような変化があるのかというのも知りたいため、

続けて変更することに。

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次なるヘッドホンアンプ 32

2013年02月20日 | Weblog

 

さて、ここからが激闘編の始まりに。

 

たかじんさんが錬りに錬られた回路なので、すんなり動作するだろうと思っていたものの

当方のスキルがやはり不足しすぎているのか、次から次へと問題が発生するはめに。

回路図の部品などは、オリジナルを参照していただく事にして、ここではポイントのみを示すことに。

 

 まず最初とまどったのが、電源をいれてから出力端子とGND(両電源を使っているので実際には仮想グランド=信号グランド)間の

電圧を測定すると、左+4.7V/右-4.7V といった具合で、あれれ?ということに。

もっとも、オペアンプと違ってトランジスタを組み合わせたディスクリート回路なので、ずれていて当たり前ながら、

ここまでずれるかとしばし考えていて、回路図左下の定電流回路に半固定抵抗が付いているのを思い出して

やおら回してみてみることに。

しかし、多回転なので、ぐるぐる回す回す。

やっとの事で左チャンネルは10mV程度まで下がったものの、どうしたことか右チャンネルが600mV以下にならず

マイナスとプラス双方の間で、急激に電圧が変化してしまうという現象が。

 

 ああ、これは発振しているなということで、iPhone用の純正インナーフォンを気にもせずに出力端子につなぐと、

ビヒャーとにぎやかな音が。

やれやれ、電源ラインあたりから見直しが必要ということで、電源ラインに入れている電解コンデンサに

104(0.1μF)のフィルムコンデンサを並列に付けていくことに。

いくつかは想定していたので、基板上にパターンや穴も用意していたものの、流石に電解コンデンサが大きいので

フィルムコンデンサは基板裏につけていくことに。

 

 これで大丈夫だろうと思ったものの、やはりまだ発振状態が続いていて、ビヒャーからぼぼぼぼぼブー、という音に

変化しだしたので、少しは効果があった模様で。

しかしまだまだ問題が続く様子で。

 

ならばと、帰還抵抗あたりを見直すことに。

出力側から負帰還を掛けているので、位相補正のためにシルバーマイカ(10PF)を付けていたので、基板裏に

5PFを追加する事に。

これで、僅かぽぽぽぽと音がしだしたのと、300mV程度まで調整可能となったので、あと少し。

負帰還を大きくしたものの、逆に悪化する結果となったので、押してもだめなら引いてみなという事で、

あえて帰還量を減らす方向に。(22KΩ→47KΩ)

抵抗は手持ちの関係上、倍くらいから調整した方が良いだろうという事で、この値に。

 

やっとの事で100mV程度まで調整可能になったものの、どうしてか、これ以上下げる事が出来ず。

ここでふと思うことが。

元の回路の差動部分のトランジスタは、2SC1815だったものの、音が良くなるということで、BC550Cに

していたものの、前者のhfeが150に比べて後者は495もあるので、ここらも何かあるのかということで

オリジナル状態にしてみることに。(そもそも逆)

トランジスタが斜めになって写っているのは、これのせいで、トランジスタの足の順序が違うため、

無理やり取り付けたという例に。

 

 増幅率も下がるから安定するだろうと思いきや、ほとんど変化なし。あれ???

この状態で音を出してみると、やはり右だけ歪む様子で、なにかまだ対策方法がありそうで。

 

 

 

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次なるヘッドホンアンプ 31

2013年02月19日 | Weblog

「たかじん式ディスクリートヘッドホンアンプ」 起動編

 非常にスローペースながら、ぼちぼちと進んでいる「たかじん式ディスクリートヘッドホンアンプ」

がやっと、動作しだすことに。

 

まずは、単電源から両電源への回路のチェックを。

ジャンパーが4本あり、ヘッドホンアンプ側への電源供給となっているので、

あえて配線をせずに電源を入れて、電圧チェックを。

なにせ、この回路は初めてだったので若干の不安もあって。

 この回路の原点をうっかり失念したので、どこから頂いたのかも分からないものの、若干オリジナル性を

足すことに。

オペアンプの入力側に半固定抵抗を追加。(20回転の多回転半固定抵抗)

これの追加により、より細かく仮想GNDの電圧を調整できるので、後々、利用価値があるのではないかと

いうことで、付けてみることに。

実際、電圧を測定してみると、半固定抵抗の両端に10KΩが入っているので、本当に微調整が可能で

金属皮膜抵抗1%を使用していても、僅かのずれが生じるものの、mV単位で調整できるので、

なるほど、これはこれで便利だなと、納得。

 

電源はすんなりと動作OK。

 

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次なるヘッドホンアンプ 30

2013年02月13日 | Weblog

 たかじん式ヘッドホンアンプの部品を、ぼちぼちと乗せていっているものの、

なにせ部品点数が多いので、なかなか進まず。

穴明けミスやら、パターンミスやら若干の問題もあって、ますます遅れに遅れることに。

 

そして、基板上の穴に部品の足を挿せばすむものの、このアンプ、様々なセッティングが

出来てしまうらしく、そして初段のトランジスタまで交換しなければならないため、

最初からその対応をするために、余計な手間がかかることに。

(もっとも、1度半田付けしたものを度々外すこを考えたら、こうするしか方法がなく)

ケースの穴開けまで、まだまだというところで。

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電動ガン アタッチメント

2013年02月13日 | Weblog

 いわゆる、サバイバルゲーム、サバゲーそのものはしないものの、している人間から

これ直せないかという依頼が来てしまって。

 

なにやら、フルオートレーサー? なる物らしく。

名前からすると、ラジコンとしか思えないものの、蓄光BB弾を光らすために

サプレッサーの内部に発光回路が入っていて、弾が通過することで

発光した弾が飛んでいく、、、ための物らしく。

 内部を見ると、なんと、キセノンランプ。

光量が必要なのかとおもいきや、紫外線が必要なので、これを採用されたらしいが、

単4電池4本で、間欠点灯させるとは、すごい仕様で。

しかし、これが故障。弾が通過しても光らない。そして、なにやら熱い。

電池まで熱い。ということで、見事、故障。

 

中を見ると、電池をいれたままにしていたらしく、端子に緑青が噴いている始末で、

端子を掃除しても、動作せず。

電池をどの方向に入れるのか、それから調べなければならない始末で、やっとの

事で、基板上でプラスとマイナスが判別したので、適当な電池ボックスをつないで

みたところ、一応はトランスから発振音がしたもののすぐにしなくなって、

なにやら臭い。ああ。燃えた模様で。左の大きめのトランスが異常に熱いので、

ここらが原因かと。

しかし、こんなトランスを巻き直そうにも不可能なので、この回路そのものを破棄

する以外、方法はないかと。

 

。。。しかし、ふと思うことが。紫外線LEDというものが存在していて。

何故か手持ちに5mm径のがあるし。

キセノンに比べて、圧倒的に光量が足りないとは思うものの、試作としては

良いかもということで、弾の通過を判断する回路を解析することに。

そして、以外とシンプルながら、うまく考えたなという事が分かり、一歩すすむことに。

 

基板上には都合よく、パワートランジスタも載っているので、1WパワーLEDも点灯可能なので

試作しだいでは、1W紫外線LEDの入手も考えなければということで。ここは終わり。

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次なるヘッドホンアンプ 29

2013年02月09日 | Weblog

 次なるヘッドホンアンプを。

たかじんさんが公開されているディスクリートヘッドホンアンプを作ってみることに。

すばらしい基板を領布されているものの、とりあえず、まがりなりに自力で作る事を

目指しているので、どこまで本来の音が出るか分からないものの、ためしということで

製造?することに。

 

 オリジナルは、DCバランスが崩れた場合のカット回路や、ミュート回路なども基板上に

搭載していて、重要性は理解できているものの、出力側に電解コンデンサで音を

補正する方向で作りたいので(当然なら、ストレートに出力も可能)、今まで利用してきた

ミュート回路のみで試してみることに。

(いずれ、カット回路も搭載する可能性大)

 

 電源は、12VDCアダプターから、基板上の回路で両電源を生成する方式に。

オリジナルは6Vのトランスを2個使用することで、小型のケースにも入るように考慮されているので、

これも、いずれ製作するということで。

 

電源回路などの詳細は、またいずれ。

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次なるヘッドホンアンプ 28

2013年02月04日 | Weblog

 一昨年にYAHAアンプの市販品を購入したものの、音的にもノイズ的にも気に入らず、

あれこれ手を入れたものの、今ひとつといった具合だったので、結局、1から作る事に

なることに。。。

 これまた、たかじんさんが作られていた「HyCAA」を作ってみることに。

基板は、このごろずっと?の片面アートワーク。

真空管は12AU7に。しかし、肝心の真空管が行方不明となっていて。

YAHA系なので、オペアンプのNE5532を使うのと、これまた、前出の

ClassAAの回路を。

 

部品が来るまでの間ということで、ごそごそしていたら、基板製造が3枚分にもなって

しまって。

アートワークの最終チェックをしてから、そろそろ製造にとりかかることに。

これまた、毎度のことながらの「アイロンプリント製造方法」にて。

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次なるヘッドホンアンプ 27

2013年02月03日 | Weblog

 1月中に改造したものの、忘れてしまっていた、ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3について。

なにやらネットでの情報では、ダイアモンドバッファ初段のトランジスタを交換すると

違いが出るということで、とりあえず試してみることに。

 

 オリジナルでは2SC1815/2SA1015を使用しているのを、あえてBC550C/BC560に交換

することに。

ただし、元のトランジスタはhFEが135/150(すごいばらつき、もはやこれは選別したとは

言えないレベル)だったものが、それぞれ460/461になるので、抵抗を交換せずに使用すると

どういったことになるか。(大方の予想済み

 基板を大きく作りすぎたということもあって、交換作業は簡単ながら、部品の足の順序が違うので

写真中央の上下のように、斜めに配置する格好に。(詳しくは各自、データシートを見てください)

 

 さて、音出し。今まで散々エージングしたものの、新しい部品ということで。

電圧測定。初段のFETは触っていないので、変化なく。(それは当然

出力側の10Ω間の電圧を調べると、4.75V→4.35Vと低下。(予想以上に低下;;;

(もはや、こここまでくると、ダイアモンドバッファ部分の抵抗を交換したいところ)

しかし音的には、今までの状態からすると、非常にすっきりした音に。

そういえば、音を鳴らしている間、ノイズが減ったような気が?

いつも聞く複数の曲を次々と再生していって、こんな所にこんな音が入っていたかな?

といった不思議が。

ま、気分の問題かな?ということで。

 

 

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入力側(写真右)のところに、電解コンデンサが1個。

ある方からの薦めで追加することに。

実は、この両面基板、表側の大きな面がマイナス電源側となっていて、裏側が、GNDとなっていて。

個人的には、基板とシャーシ間でも静電容量が稼げるかなという、意味もない設計をしたのがアダで、

マイナス電源パターン面とGNDパターン面が表裏逆という大失敗作で。

 

ある方からの指摘で、GND-マイナス電源間に電解コンデンサを追加してみると、

ダイオードで構成しているマイナス電源がより動作安定するという事で、試してみることに。

 違いは・・・・さっぱりわかりませんが、悪いことではないので、効果あるのでしょう・・・といった感想で。

(後から考えてみると、電解コンデンサの容量不足のような気が・・・)

 

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その後からの指摘が・・・

「電解コンデンサと並列に0.1μFでいいから、フィルム系のコンデンサを追加してください。」

追加するのをすっかり忘れていたという、これまた大ポカが。

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