ここ20日ほど、自分の工作ができなくて、というか、
するだけの気力が出てこないというか。。。
人とのつながりというのは、有難いというか面白いというか、
しかし大変というか。
ある人繋がりで、機械を直せないかと言う話がきたものの
そもそも修理屋でもないし、工作機器などの専門知識など皆無という事で
お断りしたものの、見るだけでいいし、直せる人知っていたら紹介して欲しい
ということで、どっちみちっ自分は手も足も出ませんよ、と伝えてもらって
見させていただくこととなったのが始まりで。
なにせこの10年、板金加工から始まって鉄工所といった部類の会社が
どんどん消えていってしまって、田舎で僅か残っているところに、細々と仕事が
回ってきている状態らしく、それも長くはなかろうという状況なので、
機器の新調どころか、修理代さえ苦慮する事になっていると、いろいろと
話を聞かせていただいて、さて、肝心の機械をみて、さっぱり分からない、
これが最初の印象で。
そこの社長の説明では、今ならテレビ(モニターかな?)の絵から(CADと言いたいのでしょう)
レーザー加工機でパイプの長穴やら複雑な断面とか簡単に切れるものの
20年前のうちの会社ではボール盤で穴あけてフライスで広げて大変だったから、それを省略するために
息子がいろいろ苦労して作った物でねぇ。(記憶にあるのはここらまでの話までで。。。)
傍らには伸縮拡大器?のようなものがテーブルの上にあって、型紙作ると、そのとおりに
切れる物とかで、へぇーっていう具合で、うす汚れてしまった機械をしげしげと眺めさせて
もらったものの、その肝心のテレビ(説明するまでもなく)の字が読めないのと、指定どおりに
動かないとというので、とりあえず電源入れてもらうと。。。
見えるまでに10分くらいかかるから。えっ?
待つことしばし、やっと写ったらピンボケで緑。。。あれ。これグリーンディスプレイだ。
しかし、画面は縦に潰れていて右に斜めになって流れている始末で、調整ノブでも
調整しきれない所まできているし、これも開けてみないと分からないなと。
コンソール部分にもはめ込みモニターがあるものの、見えなくなって、しかたないから、
このテレビで見ることにしたということで納得。
画面見ていて、昔の98用のモニターだったら表示できたっけなぁ。
水平何キロだったっけなぁとか、思い出せそうで思い出せないし、家にあったのも
捨てたしなぁ、さてどうしたものか。
コンソールにも手書きシール貼って、なにやら指示している感じなのと、どうも
この画面何か変なので、1度電源落として裏蓋開けてみようという事になって
たまたまコンソールの下にしゃがむと、何かファンとHDDのような音がしていて
変だなぁと。
とりあえず、むちゃくちゃ重い鉄板の箱を手前に引っ張りだして、裏側にまわると端に見覚えある物が。
うわ、コンパクトMacだ。しかしそこから、手作り感満載のアルミボックスにつながり
そして本来の制御盤?にケーブルが繋がっている状況で、これどうなっているのやら
というのと、この手の機械でMacintoshを使っているなんてというのもあって、
面白いなぁ。。。。
そうか、Macにビデオカード挿して外部モニターで出したにしては起動画面が出ないし
2画面目かな?とか、いろいろと昔の記憶を引っ張り出して考えることしばし。
とりあえず掃除からということで、写真撮りながらあれやこれやつつきまわしたところ
どうもビデオコンバータらしき物がケーブルに間に剥き出しのままつながっていて
これがうまく動作していないのか、それとも他が問題なのか。
ネズミに配線かじられているし。
結局、2週間かかってダウンコンバータとシリアル変換機を作る事になって、
それで自分の事が出来なくなってしまったということで。。。。
下手に手を加えず、このまま現状維持にしましょうということになり、めでたしめでたし。
しかし、コンソールの裏に、何故かプリントされていた文字はロシア語。
筐体を流用したのか、それとも元は外国製なのか。
不思議な機械だなぁということで、とりあえず動作するようになったので。。。
1つ直したと思ったら2つおかしくなって、2つ直して、これで大丈夫だろうということで
次の日は動いたらしいけれど、2日目にまた動かなくなっての繰り返しで。
そのたび朝から行ったり、そこの仕事終わった夜にいったりと、
疲れた。。。。。