プレートがたくさんある3極管に見える蛍光表示管ですが、ふとしたミスから別の実験をする事となりました。
見るからに、恐ろしげな、タコ足配線です。
わざわざ横に端子を並べて、前後のパターンの長い部分はプラス極とマイナス極(正確にはプルアップ・プルダウン?)に
分かれています。
さて再度実験してみました。
奥の方(Lch)は、わざと5極ほどプルダウンしています。(47KΩでグランドに繋いでいます)
手前(Rch)は、プレートをすべてプルアップ状態となっています。
通常は、プレート抵抗を通して電源ラインに繋がっているという事なのですが。
聞いてみました。
はて????
ボーカルがセンターにある曲を聞くと、センサーが少し右にずれています。
先日聞いたのと何か違うので、先日の回路を眺めていますと、右と左を間違えていました。(なんてこった)
早い話が、早合点したエイプリルフールだった。。。。という事でしょか;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
結局、プレートをプレート抵抗にたくさん繋いだ方が音が大きかった、という事となりました。(やれやれ
しかし、ただでは起きません。(ヲイヲイ
今回は、アミ線の帽子を被せていません。
これもいくつか抵抗を付け外しした結果、当たり前の事ですが、プレート抵抗値を低くする事で
増幅率を下げて、妖怪探知機?を回避したわけですが、100Ωを付けるとどうなるでしょうか。
ほとんど音になりません(笑
それならばと、1KΩ、10KΩ、22KΩと上げていって、なるほど47KΩよりは少し音が小さいものの
ノイズもかなり押さえているのがわかりました。
もっとも、アミ線の帽子を被せている回路は、プレート抵抗が470KΩがついています。
そしてもうひとつ面白い事に気づきました。
蛍光表示管が背面どおしになっていますが(単なる偶然)、この状態ですと、指を表示面に近づけても壮大なハム音が
入りません。
横方向、背面方向に同じく指を近づけるといつものごとくですが、何故かこの設置方法だけ、不思議な事が起こりました。
ということは、表示面以外をシールドするだけでハム音から逃れられるということにもなります。(逆に製作するのが面倒になりそうですが)
しかしながら、背面どおし向ける設置方法は、見栄えがあまりよろしくありません。
そもそも、7セグメントもまばらに点灯していますし、グリッドにもっと電圧を与えると(現状ではプラス側から2MΩを介してグリッドにバイアスを与えています)、
はっきりと点灯しますが、今度は音としては貧弱な音になってしまいます。痛し痒しという所なのですね。
とまぁ、結局、一人大騒ぎして、いつものごとく? 一周まわって同じところに戻ってきた、という、いつもの事となってしまいました。
まぁ、実験ってこんなものですね。