撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 広電本社前(2019.3.29) 旧京都市電 1901、1915 並び

2019年04月09日 23時34分52秒 | 路面電車
3/29に、広島電鉄 広電本社前電停付近で旧京都市電1900形の並びを撮りました。
1900形は旧京都市電900形として、1955年に間接制御車が15両、1957年に直接制御車が20両登場しました。
1970年には直接制御車の内、916~931がワンマン化され、車番に1000を加えて1900形1916~1931に改番されました。
広島電鉄には1977年に2両が先行して、1978年の京都市電全廃時に残り13両が譲渡されました。

形式は京都時代と同じ1900形ですが、車番は1901~1916に整理されています。
前面は行先表示器の大型電動化、上部のワンマンカー行灯の撤去などが行われて表情は少し変わりました。
しかし、京都時代の塗装を引き継いでいることも有り、全体的には京都市電の雰囲気をよく残しています。
1980~82年には冷房化改造を行われ、広電の主力として活躍しています。
出口の構造が広く収容力も十分なことから、旧型車の引退が進む現在でも全車が健在なのは嬉しいです。
日中でも運用される車両も多く、並びを見掛けることも多いです。

1枚目は、広電本社前電停付近で並んだ左側は1901東山号の西広島行き3系統、右側は1915鞍馬号の広電本社前行き7系統です。
自分が幼少~高校生の頃に見掛けた京都時代を彷彿とさせる光景です。



2枚目は順番が逆ですが、広電本社前電停を出発した1901です。
広電の前照灯を日中に点灯する基準が分からないのですが、この運用は点灯しています。



3枚目は、広電本社前電停に向かう1915です。