撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

JR西日本 貴生川(2019.3.31) 117系 S-3編成 普通 京都行き

2019年04月19日 23時03分04秒 | JR各社
3/31に、JR西日本草津線 貴生川駅で117系を撮りました。
先に紹介した筑豊地区用のキハ66系に続いて、当時の国鉄が京阪神地区の新快速用に投入したのが117系になります。
前面は流線形タイプ、側面はキハ66系のように両開扉やユニット窓が並び、転換クロスシートが並んだ室内は、103系や113系のような標準的な車両ばかり増備していた国鉄の通勤車として異質な存在だと思います。
戦前の52系以来のクリームとマルーンの2色塗装を採用したことも、プレミアム感があったと思います。
1979~80年に登場して153系の新快速を置き換え、1979年には名古屋地区にも投入されています。

JRに継承後も活躍していましたが、1988年の後継車221系の登場により、新快速での運用を縮小し始めました。
さらに、片側2扉構造が乗降の支障となり、新快速の最高速度120km/h化への対応も難しいことから、1999年までに新快速運用から撤退しました。
京都地区のローカル輸送用に転属した車両は、湖西線、琵琶湖線、草津線などで活躍しています。
塗装は地域色の緑単色塗装に変更されているのが、残念なところです。

1枚目は、貴生川駅を出発したクハ117-305の普通 京都行きです。
ラッシュ時に運転される、草津線から琵琶湖線への乗り入れ運用になります。



2枚目は順番が逆ですが、貴生川駅に進入するクハ116-305です。