撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

加悦SL広場(2020.3.20) 旧加悦鉄道 キハユニ51

2020年04月03日 18時33分12秒 | 中小私鉄
3/20に、京都府与謝郡与謝野町にある加悦SL広場で展示中の旧加悦鉄道のキハユニ51を撮りました。
1枚目は、機関庫の隣に展示中のキハユニ51です。
旧加悦鉄道の現役時代はキハ51でしたが、1994年にキハユニ51に復元されています。
昨日紹介したキハ101と同様に、荷台を備えたバケットカーと呼ばれるスタイルです。



2枚目は、キハユニ51の車内で客室側の運転台方向です。
木製の車内は、自分の子供の頃には国鉄、私鉄の吊掛車でも見ることができ、非常に懐かしい雰囲気でした。



3枚目は、キハユニ51の車内で客室側の郵便室方向です。



4枚目は、キハユニ51の車内で郵便室の郵便の仕分棚です。
復元された棚だと思いますが、揺れる車内での郵便物の仕分けは大変だったと想像できます。



5枚目は、郵便室への扉上の車番、製造銘板です。
車番は、旧国鉄のキハユニ40921と表記されています。
製造銘板は、昭和初期の車両らしく右から左方向に日本車輛會社 昭和拾壹年と旧字体で表記されています。



キハユニ51は、1936(昭和11)年に芸備鉄道(現在のJR西日本 芸備線の一部)のキハユニ18として登場しました。
翌年の1937(昭和12)年に芸備鉄道は国有化され、当時の鉄道省のキハユニ40921に改番されました。
1952(昭和27)年に山口県の船木鉄道に払い下げられてキハニ51となりました。
1961(昭和36)年の鉄道線の廃止に伴い、翌年の1962(昭和37)年に加悦鉄道に譲渡されキハ51として運転されました。
1974(昭和49)年に旧国鉄キハ08-3が譲渡されてからは、予備車的になっていたようです。
1985(昭和60)年の廃線まで現役で、展示車両となってから1994年にキハユニ51に復元されています。