◎西洋は太陽重視で、男性偏重で、活動的すぎる
光とは何か。OSHOバグワンの説明。
太乙金華宗旨の冒頭。
ポイントは、以下。
- 天上のこころ(天心)は太陽と月の中間にある。それは、男性的でもなければ、女性的でもない。
- 西洋は太陽重視で、男性偏重で、活動的すぎる。
- 東洋は月重視で、女性偏重で、受動的すぎる。
- 外側では太陽を重視し、内側では月を重視せよ。太陽と月をあなたの内側で出会わせ、あなたはちょうどその真ん中にいれば天上の心がある。
『そして光を巡らせる瞑想は、ひとえに逆流の動きにかかっている。それにより思考の集中が起こる。天上のこころは太陽と月のあいだに位置している。
いいかね、もう一度くり返そう。太陽は男性エネルギーの象徴であり、月は女性エネルギーの象徴だ。
ハートは男性的でもなければ、女性的でもない。それがハートの美しさだ。すなわち、ハートは神聖なものであり、男性的でもなければ、女性的でもない。それは まさにその両者の中間にある。
男性エネルギーに傾き過ぎている場合には、人は過度に活動的になっていて、どうやって受動的になればいいのかわからなくなっている。西洋で起こっていることはそれだ。西洋は太陽指向であり、あまりにも活動的だ。人々は狂ったようにみずからを活動に駆り立てている。
(中略)
西洋は太陽を重視している。東洋は月を重視している。
東洋はあまりにも受動的で、宿命論に傾き過ぎるようになった。「何もする必要はない。ただ待てばいい。神がやってくださるだろう」と。これはまた別の種類の愚劣さ、愚昧さだ。東洋は貧しくて、怠惰で、不潔だ。が、人々は何ひとつ気にかけていない。どこを向いても惨めさが――貧困、乞食、病気が目に飛び込んでくる。が、誰も気にかけていない。すべては受け容れられている。「しかたがないでしょう?これは神の御意志なのです。私たちは甘受しなければなりません。待てばいいのです。いよいよの時になったら、神がおいでになります。他にどうしようもないじゃないですか」これは女性的な精神だ。
『黄金の華の秘密」は言う。人は男性的であってもいけないし女性的であってもいけない、どちらの極にも傾かず、ちょうど真ん中にいなければならない、と。そうなったらバランスが生まれる。そうなったら活動的でありながら、しかも内側深くではくつろいだままでいることができる。そうなったらくつろいでいながら、しかも外側では活動をつづけることができる。
外側では太陽を重視し、内側では月を重視するがいい。太陽と月をあなたの内側で出会わせ、あなたはちょうどその真ん中にいればよい。そして真ん中にいることに超越がある。』
(黄金の華の秘密/OSHO/メルクマールP33-35から引用)