◎石ころは、高らかに笑う(老子狂言)
『石ころは、高らかに笑う
私は考えられないくらい
幸福だから
考えられるほど不幸だ
たしかに
観念といえば観念だ
でも、どうでもいいではないか
無限は無限なのだから・・・
だが
これは
とこしえに
それ以上だ!
石ころは、すでに、石ころではない
これは体験したほうがいいだろう
その刹那
石ころは高らかに笑う』
(老子狂言/ダンテス・ダイジから引用)
以下【】内は上掲詩から引用。
これは、石ころの心を知らないと全く何のことかわからない。石ころの心から、人間の喜びと悲しみとをしみじみと眺めあたたかく包む何ものかが、限りなくあふれ出すのだ。
石ころは、【考えられるほど不幸だ】が、【私は考えられないくらい幸福】なのだ。
石ころこそ無限であって、世界の秘密、闇の秘密、666の黒光りしたクンダリニー、女の汚れの中の女。
【石ころは、すでに、石ころではない
これは体験したほうがいいだろう
その刹那
石ころは高らかに笑う】
これは、カイヴァリヤである。