アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

すべてのすべてを見破ったら

2025-01-31 15:38:51 | ダンテス・ダイジの風光

◎忘れ果てるがいい(老子狂言)

 

忘れ果てるがいい

 

何を語れば、いいというのだ。

 

語るべきものなぞ 何一つとてない。

石ころは、一体何を語っているのだろうか。 

形あるものは必ず死ぬというのに。

 

すべてのすべてを見破ったら、

おろかに、

なにもかも忘れ果てるがいい。

 

私は髪の毛、一本、

白くも黒くもできはしない···』

(老子狂言/ダンテス・ダイジから引用)

 

非人間的な石ころから始まるのは、ダンテス・ダイジの慣用句。

 

上掲『すべてのすべてを見破ったら、

おろかに、

なにもかも忘れ果てるがいい。』は、禅では、見性、大悟に執着しないことを言い慣わす。

 

『髪の毛、一本、

白くも黒くもできはしない』は、イエスの言葉。大悟後に超能力霊能力が使えるようになっても、それが何だというニュアンスが隠れている。

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