霧のかかったような視界、目の中の異物感、目の充血、これらの症状が、約2週間たっても治まらない。
白内障になりつつあったのが、一挙に悪化したんじゃないかしら・・・
ご近所に40代で白内障の手術を受けた人がいる。
お医者様に「私が手術した人の中であなたが最年少です」と言われたそうだ。
それを考えれば、私が60代半ばで白内障になっても全然不思議じゃない。
早期にわかれば、対処法があるかもしれないという望みを持って、とりあえず病院へ行った。
ここへ住み着いてからずっとお世話になってきた病院へ行くか、新しくできた近くの病院へ行くか、迷ったけれど、通うようなことになったら近くがいいに決まっている。
行ってみたらカウンターに、祝開院10年の豪華な花が何個か置かれていた。
新しいと思っていたけれど、10年経ってたんだ。
院内もまだまだきれいだし、まあいいか。
いろいろ検査をして、さて診察。
40代に見える若々しい先生だ。
「視力は良いですね。
飛蚊症は加齢のせいですから、どうしても出てきます。
白内障は50を過ぎたらみんなありますから、しょうがないんです。でも、全然心配いらないレベルですよ。
そうだな~、10段階の3くらいかな。」
私、「え、10段階の3って結構高くないですか?」
「いえいえ、年齢から言ったら全然高くないです。けど、年に一回は検査に来てくださいね」
は~、そうですか・・・
「でも、朝、霧がかかっているようだし、目に異物感もあるし、充血してるんです」
「それじゃあ、目薬を出しておきましょう。少し余分に出しときます」
薬局で聞くと、アレルギーの目薬だった。
何だかね~、納得いかないな~、視力はいいって、どのくらいなの?
視界だって狭くなってるでしょ?
白内障の進行を抑える生活習慣とか、食べ物とか、あるんじゃない?
後になって、聞けばよかったということが次々と浮かんでくる。
要するに、すべて加齢のせいで、心配するような病気は有りませんということが分かっただけよ。
夫に不満を並べていると、病気じゃないってわかったんだからいいじゃないか、と言う。
まあ、確かにそうね。
何人もの患者さんを待たせて、あれこれどうでも良いような説明をする時間はないわね。
これで、納得するしかないわ。
それでも、いただいた目薬はさすがだわ。
1日3回の使用だけれど、1日目で充血があらかたとれた。
ゴロゴロ感もなくなり、朝霧もかなり晴れた。
白内障初期もあるけれど、実際にアレルギーだったのかも知れない。