大晦日に帰省の予定だった娘は、飛行機の都合で30日の夜帰って来た。
でも、大晦日に来るはずだった息子は熱を出していて来れなかった。
残念だったけれど、お陰様で、すき焼きの白老牛を思う存分食べた。
30日に届いたおせちも、想像以上に美味しかった。
すると、元旦になって、熱が下がったから行くよとラインが。
ええ、大丈夫なの?と思ったけれど、孫が行きたいと言っていると聞けばダメとも言えない。
ママは元旦勤務を引き受けたそうで、息子と孫と二人でやって来た。
それで、その日の夕食も残っていた白老牛ですき焼きとなった。
お肉が残っていて良かったわ。
私の口には一切れも入らず、夫の箸も遠慮がちで、おせちをちびちび。
息子と孫も美味しいを連発していたから、私としては大満足。
息子、孫、娘の3人ではやはり足りなくて、冷凍してあった普通の牛肉を足したら、やはり味には大きな差があったそうだ。
そうよね、値段が違うもの(普通に買えばね)
ところが翌日2日になって、孫の顔がいやに赤いのに気が付いた。
ほっぺに触ったら熱い
計ったら38度8分もある。
効くかどうかわからないけれど、葛根湯を飲ませ、おでこに熱さまシートを貼ってひと眠りさせたあと、帰ってもらった。
かわいそうだけれど仕方がない。
インフルエンザが蔓延しているときだ。
インフルエンザでなくただの風邪でも、私たち、とくに82歳の夫にうつったら一大事、娘が発熱したら飛行機に乗れなくなる。
息子もそれは承知だ。
走り去る車を、胸を痛めながら見送ったけれど、翌日熱が下がったとラインがきて、やれやれほっとした。
残った私たちも、取り敢えず葛根湯を飲んでおいたのが良かったのか、何事もなく娘はお友達とランチやディナーを楽しんで、6日に戻って行った。
そして、我が家のお正月も終わった。
冷えた部屋へ戻るのは辛かろうなどとはもう思わない。
親の相手をして疲れただろうが本音だ。