昨日は写真を入れるのを忘れていました。
真ん中が、王一博演じる主人公の魏若来(ウエイルオライ)君です。
地方から兄と一緒に、仕事を探して上海へやって来た貧しい青年です。
昼はアルバイトをしながら、会計学校の夜学へ通っていました。
トップの成績で卒業するも、出身地が共産党の盛んな地域だったため、卒業証書をもらえません。
中央銀行の採用試験を受ける朝。
親友が人力車で送ってくれました。
いろいろありましたが、彼は、国民政府中央银行高級顧問の沈图南(トップの写真の向かって右から3人目)のアシスタントに採用されます。
実力が認められて、お給料が50元に上がり、高級スーツを仕立てることになりました。
それで、見違えるようなエリート銀行員に変身です。
それが、いろいろありましてこんなひどい目に・・・
更にいろいろありまして、彼は幼馴染の牛春苗と上海を脱出します。
故郷へ戻って来ました。
またまたいろいろありまして、彼は正式に共産党員となりました。
そしてラストシーン、懐かしい証券取引所へ帰って来ました。
とまあ、何がないやらわからないですが、ネタバレはなしです。
ところで、これは、やはり共産党のプロパガンダという一面があるのでしょうね。
初期の頃の共産党は確かに人民の味方だったのだろうけれど、今これを観たら、現在の共産党は本来の有り方と随分と違ってしまったんじゃないかと、かえって疑問を持つ人も多いだろうなと思いました。
もちろん誰も口にはださないでしょうけど。
何はともあれ、ドラマとしては一流ですし、一博の演技が素晴らしい。
特に前半の、純粋なのにちょっとずる賢い少年の愛らしさに魅了されてしまいます。