夜中に夢うつつに聞こえた耳慣れない音、ゆさゆさと何かを揺すっているような・・・
「ああそうか、我が家のパン屋さんが働いているのね・・・」
そう思ったら、もう朝になっていた。
香ばしい匂いが辺りに漂っている
「パンができてるよ」
と、夫が枕元まで言いに来た。
早く起きろ、ということだ。
ベーカリーの蓋を開けてみたくて仕方がないのだ。
一人で開けて、万が一失敗していたときに、「変なときに蓋を開けたからでしょう」と責められたくなくて、私が起きるのを待っていたらしい。
さて、パンの出来具合はというと、そっけないけれど、こんなものでしょう、かな。
ヤマザキの芳醇や、日糧の絹艶のしっとりふっくらには程遠いけれど、素朴で食べ応えがある。
それに、なんといっても焼き立てだから、それだけでも値打ちだ。
炊き立てのご飯なら、どんなお米で炊いても美味しいのと同じだ。
というわけで、我が家のパン屋さんは合格点。
お餅もできるというから、今度挑戦してみよう。
そうそう、難を言えば、家ではパンをスライスし辛いこと。
パン屋さんに持っていって切ってもらうわけにもいかないしね~