最近、車で走っていると、道端に鮮やかな赤い花が咲いているのをよく見かける。
タチアオイだ。
大きくて綺麗な花を次々と咲かせて、長い間楽しませてくれる。
子供のころ、この花を”こけこっこ花”と呼んでいた
北海道だからなのか、札幌だからなのか、わからない。
もしかしたら、そう呼んでいたのは、私達だけだったのかもしれない。
なぜ”こけこっこ花”かと言えば、こうだ。
花びらを一枚取って、根元のほうから開く。
開いた部分がネバネバしていているので、そこを鼻にくっつける。
すると、花びらが鶏のとさかのように見えるというわけ
よくこの花の周りで、女の子達が大きくて綺麗な花びらを探していたっけ。
今では、そんな姿は見られない。
”こけこっこ花”なんて呼ぶ子もいないだろうな