珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

湖北へ 木之本地蔵院

2012年11月26日 | 国内旅行

先月の旅のもう一つの目的は、渡岸寺(向源寺)の十一面観音を拝観することだった。

私たちだけで列車で行く予定をたてていたら、娘も前から行きたいと思っていたそうで、お休みをとって一緒に行くことになった。

レンタカーを借りて娘が運転すると言う。

娘は札幌にいたころは殆どペーパードライバーだった。

こちらへ来てから仕事で運転しているとはいえ、イメージ上ちょっと恐いものがある。

けれど、土地勘のまったくない私たちが運転するのとどちらが恐いかと言えば、どちらとも言えない。

新穂高へ登った翌々日、張り切る娘に命を預けることとなった

レンタカーを借りたことで、渡岸寺の十一面観音だけでなく、周辺の仏様を拝観する時間ができた。

「地図の得意な男」の夫と、自称優良ドライバーの娘が相談して道順を決める。 

「地図の読めない女」の私は、どこをどう行ったのかわからないまま、木之本地蔵院へ着いた。

眼病平癒の地蔵として信仰を集めているそうだ。

 

逆光で残念な写真になってしまった・・・

ご本尊は秘仏だそうで、このお地蔵様はご本尊の写し。

お地蔵様としては日本一の大きさだそうだ

 

お地蔵様の足元を埋め尽くすように積み上げられた陶器の蛙。みんな片目をつぶっている。

目を患ってお地蔵様にお参りに来る人たちの苦しみを引き受け、治癒を祈願して片目をつぶっているとか。

そのため、身代わり蛙と呼ばれているそうだ。

地面に落っこちたらしい蛙を見つけて、戻してやろうとしたけれど、一瞬ためらった。

こういうのってどうなんだろう?

誰かが祈願して奉納したものに他人が手を触れてもいいんだろうか?

にしても、せっかくの祈願が地に落ちてしまっているのも気の毒だ。

安定しそうな場所にそっと戻しておいた

 

この蛙に囲まれたお地蔵様のおみ足の下に御戒壇巡り(胎内巡り)がある。