珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

隣の家が空家になった

2016年01月07日 | 日々のこと

昨年末、30日に夫がお隣に回覧板を持って行ったら、

「隣が空き家になってるぞ」と言いながら帰って来た。

え?まさか~と半信半疑でベランダから見たら、

いつも締めている台所の窓しか見えなくて、よくわからない。

「ほんとなの?留守なだけじゃない?」

疑わしげに言うと、

そうかと思って、次のお宅へ回覧板を持って行って聞いてみたら、

「そう言えば、昨日引っ越ししてたみたいですよ」

と言っていたそうだ。

それなら間違いないわね。

夜、そのお宅が明かりをつけるより、我が家がカーテンを閉める時間の方が早いから

いないことにも気づかなかった。

急にいったいどうしたのかしら?

といっても、ご当人達にしたら急でも何でもない、決めていたことなのだろう。

ピカピカの新居でお正月という計画だったのかも知れない。

 

 15年ほど前、我が家の裏の家も、ある日突然空家になった。

月末に、新聞やらヤクルトやらの人が集金できず、困って、隣近所を聞き歩いていた。

所謂夜逃げだったのだ。

個人情報保護法などというものはなかった時代だ。

我が家にも次々と訪ねてきた。

でも、お付き合いが殆どなかったので、

どこへ行ったか知りませんか?と聞かれても、何も知らない。

一方、彼らも必死だから、あっさりとは引き下がらない。

「ほんとうに知りませんか?」と、繰り返す。

「○○さんの転居先も、連絡先もわかりません」と

玄関に張り紙しようかと思ったくらい迷惑だった。

もし、多少のお付き合いがあったとしても

夜逃げするのに連絡先を教えて行くわけがないよね。

 

最近は、夜逃げじゃなくても、黙って引っ越ししていくことが多いらしい。

20年も仲良くお付き合いしていたご近所さんが、ある日突然黙って引っ越しして行ったと、

知り合いの奥様が憤っていたことがある。

 

我が家のお隣さんは、2年も住んでいなかったと思う。

入居したときはご挨拶に見えたけれど、奥さんもご主人も、顔が浮かばない。

子供がいたかどうかもわからない。

そんな関係でご挨拶がないのは、かえって面倒がなくて良いのかも知れない。