今朝も4時前に目が覚めて、もう一度眠ろうとしたけれど、眠れない。
仕方がないので起きた。
コーヒーを淹れてテレビをつけると、
北海道の七飯町で行方がわからなくなっている男の子についてのことだった。
しつけのためという理由で、父親が山道に置き去りにした男の子だ。
まだ見つかっていないのだ。
当日のニュースで見た時は、あんな山の中で置き去りにしたのかと驚いた。
北海道では、住宅街でさえ熊が出没することがあるのに。
信じられない父親の暴挙に、呆れて腹が立った。
でも、すぐに見つかるだろうと思った。
きっと通りすがりの人が、一人で泣いている男の子を見つけて
車に乗せてくれたのだろう。
とりあえず、家に連れ帰って落ち着かせ、警察に連絡を入れてくれる。
そう思った。
でも、一向にそういう連絡は入らず、今だ捜索は続いている。
いったい、どうして見つからないのだろう?
たった5分でいなくなったというのだから、
そう遠いところへは行っていない。
熊か何かに襲われたなら、何かその痕跡が残っているはずだ。
だいたい一人で藪の中には入って行かないだろう。
たまたま通りかかった人が誘拐犯で、連れ去ってしまったのだろうか?
それもありそうにない。
まるで消えてしまったようだ。
もし、このまま見つからなかったら・・・
神隠し・・・そんな言葉すら浮かんでくる。
両親はこれ以上ない程後悔し、心を痛めているに違いない。
でも、もしかしたら、まだ語られていないことがあるのではないか・・・
余計な疑念までが、頭をもたげてきてしまう。
昨夜は雨が降って気温も下がり、捜索は打ち切られた。
もう5日目、とても心配だ。
今日は、自衛隊も捜索に加わるそうだ。
何とか無事で見つかって欲しい。