昨日、暑さのあまり、ユニクロの半そでブラトップでごろごろしていると、
玄関でピンポンが鳴った。
モニターで見ると女性なので、そのまま出た。
太陽生命だった。
断ろうと身構えると、それを察したように
私と同年配の女性が言った。
「今日は保険のおすすめではなくて、お仕事のお誘いなんです」
「はい?」
奥様、私たちと働きませんか?」
「は?あ、いいえ、働く気はないですけど」
「お仕事をしてらっしゃるんですか?」
「いいえ、してませんけど、働く気はないです」
「外歩きですからね~」
「いいえ、そういうことでは・・・ただ働きたくないんです」
「そうですか・・・、あの~、お友達で働きそうな方はいらっしゃいませんか?」
そこまで聞いて、ん?と思う。
誰か私の名前をだしたんだわ、きっと。
だから、目がけたようにうちに来たんだわ。
誰だ、誰だ、誰だー、まあ、いいか。
「ごめんなさい、思いつかないわ」
そう答えると、そうですか~、残念です~と帰って行った。
太陽生命も人手が足りないのかしら?
ダンススクールに来ている女性で、働いている人が何人かいる。
何のお仕事かはきいたことがないけれど、
年齢と、仕事の合間にダンスに来られることを考えると、化粧品か保険だろうと思う。
みんな素敵な服を着て、高そうなバッグを持っている。
ちょっと羨ましい。
私にもできるかしら・・・と、一瞬思わないでもない。
でも、他人にものを勧めるという仕事は、私には無理だ。
いやいやその前に、朝早く起きて出勤するのが無理だ。
でも、お金は欲しいな~。
ほんの少しだけど、気持ちを乱されてしまったわ。