韓国ドラマ「秘密と嘘」あらすじと感想、最終回
2018年作品、122話
本作はより多くのものを手に入れるために嘘を重ねていく女性と
平凡だけど自分の目標にひたむきに向かっていく女性二人の愛と
葛藤をドラマチックに描いた愛憎劇です。
二人は親友でありライバル同士ですが、果てしない野望を持つ
財閥のお嬢様ファギョン(オ・スンア)と母と同じアナウンサーに
なる夢に向かって突き進むウジョン(ソ・ヘウォン)の全く正反対な
二人の女性の生き方を通して、女性としての真の幸とは何かを
考えさせられる物語です。
この悪女ファギョンと平凡なウジョンの二人の女優さんなんですが、
どう見ても役柄が反対に見えてしまうのですが・・・
私は反対のほうがもっと迫力があったのでは?と感じました(笑)
また一方、放送局のPDを演じ、やがてウジョン(ソ・ヘウォン)と
交際するようになるドビン役にドラマ「帰ってきたポク・ダンジ~
棘と蜜」で、とても気になっていたイケメンでカッコ良い
キム・ギョンナムさんが登場。特に家族と過ごすときの心やさしい
姿が好印象でグッときます。(笑)また後半過ぎ実の家族と再会する
涙のシーンも深く心を動かされるほど感動的でした。
クールさと人間味のある温かさを持つ魅力あふれるドビンを好演し
この作品に出演したことによって認知度も上がりレベルアップ
できた意義深いドラマになったようです。
これからの新しい作品も楽しみな俳優さんです!
またキム・ギョンナムさんの弟役を演じたイ・ジュンムンさんも
はじめは純粋な青年でしたが、ヒロインの悪女を愛しすぎて
そのゆがんだ愛がどんどん加速し、自分も悪い男になっていく
呆れるほどの行動力に頭が下がります。
この善と悪の気迫あふれる兄弟対決は注目の1つです。
ただ、真実が明らかになるまでが長くて長くてイライラしますが
肩の凝るようなドロドロ感はなく、でも見始めたら中毒性がある
見やすい愛憎劇です(笑)
それぞれの家族たちの生き方や理想など価値観の違いや
また家族たちの葛藤と苦しみなどが描かれていきますが
最後、人は自分のわがままで皆が離れていき一人ぼっちとなる
孤独くらい寂しく悲しいものはないということを教えられる
ドラマでした。
5歳の時に児童施設の前に捨てられ、その後ミソングループの
養女になったファギョン(オ・スンア)は自分の居場所を
失わないように懸命に努力しながら生きてきました。
実は養女になったファギョン(オ・スンア)は、7歳の時に
ミソングループの孫娘が亡くなり、その子供ファギョンの
代わりにそっくりだったパク・ソンジュを養女にしようと
養父のシン社長(チョン・ノミン)が計画したのです。
亡くなった子供ファギョンの母親で副会長のヨニはその時
精神的に身体が病んでいて自分の子供がすり替わったことを
知りません。
これも韓国ドラマにはよくある偽物の子供を使って騙すという
話ですが、いくら身体が病んでいたとは言っても母親として
自分が生んだ子供は分るでしょう・・・と
ツッコミたくなる物語なんです・・・
またこの母ヨニの父親であるオ・サンピル会長は「企業とは
同じ血筋の人間が継ぐものだ」と、受け継がれてきたミソン一族の
強い信念があり、「人は同じ血筋の人間を陥れることはしない」と
孫娘のファギョンに言います。
結局、この言葉が最後まで悪女ファギョンの悪行を止めることが
できない原因になっているのです!
そして、必ずアナウンサーになり、その後政界に進出を果たした後
ミソングループに戻ってくるように忠告します。
そこで母親で副会長のヨニの夫であるシン社長はいつも自分のことを
粗末に扱うオ・サンピル会長に対して復讐の意味で血の繋がらない
ファギョン(オ・スンア)を連れてきたのです。
彼女は偽物であることが明かされれば、一瞬にして今の生活が
崩れるかもしれないという恐れから、それを守ろうとして
より大きな秘密と嘘を作っていくのです。また養父となったシン社長
との約束や命令もけなげというか、勇気をもって示していき、結局
操られているのかなぁぁ~と仕方なくかわいそうな部分もありましたが
いやいや、ファギョンの悪事もたいしたもので予想以上の悪女を
演じています。(笑)
また一方、ファギョン(オ・スンア)の親友ウジョン(ソ・ヘウォン)は
大学卒業後、有名なアナウンサーである母ジュウォン(キム・ヘソン)に
憧れ、同じアナウンサーの道を歩もうと努力しています。
ファギョンとウジョンの二人はアナウンサーである母ジュウォンの
励ましのもとでアナウンサー試験に挑戦します。
そんな時、アナウンサーであるジュウォンのもとに一人の男性が
訪ねてきて、自分はすい臓がんで余命を宣告されたので、かつて
生き別れた娘のパク・ソンジュを番組で探してほしいと言います。
なんと生き別れたパク・ソンジュがファギョン(オ・スンア)
だったのです。
心優しいウジョン(ソ・ヘウォン)と母ジュウォンはその父親の
力になろうと手助けしますが、もちろんファギョン(オ・スンア)は
自分の存在を隠そうとします。
ところがその父親の病気が悪化し病院で再会する実父とファギョン
ですが、ファギョンは親友のウジョンに実の父だと真実を話しますが
絶対に黙っていてほしいと頼みます。その後、容態が急変した父は
亡くなり、最後までファギョンの父に付き添っていたウジョンは
最終日のアナウンサー試験に遅刻しウジョンは試験に落ちてしまいます。
ここから悪女ファギョンとウジョンの仲がギクシャクして、二人の
友情が壊れ始めるのです。
その後、試験に落ちたウジョンの実の父親が明らかになりますが、
なんとその父親がシン社長だったのです。
シン社長とウジョンの母ジュウォンは昔
付き合っていましたが、野心の強いシン社長が財閥のヨニと
結婚するためにジュウォンを捨てたのです。
このあたりから、さすがに見始めたら止まらない中毒性が高い
ドロドロのストーリー展開に目が離せなくなります。(笑)
その後、実力を認められた聡明なウジョンは契約社員として
放送局で働くことになりますが、同じ放送局に勤務している
ファギョンや同僚のウンソンに意地悪されながらも懸命に仕事する
姿にあまりにもお人好しがすぎて、見ているほうがイライラ腹が
立ってきます。まぁ~いつものことですが(笑)
悪女ファギョンも自分がミソングループの本当の孫でないことを
ウジョン親子が知っているのに、こんな強気に出られる神経が
分かりません。(笑)
また、シン社長の妻ヨニは夫とアナウンサーのジュウォンの仲を疑い
嫉妬し、愛する夫を失いそうで恐れています。
妻ヨニの父であるオ会長はシン社長に昔のことはどうでもよい、
大事なのは今だ。アナウンサーのジュウォンをミソンアパレルの
モデルにして、ヨニの心もつかんで両方手に入れるように言います。
さすがに大物会長の器の大きいこと。きっと二人の間に昔恋愛関係が
あったことを感ずいているはず。そしていつもシン社長を脅している
オ会長はいまだに娘の婿を信じられない様子です。
この男性二人の関係と母ヨニと偽物ファギョンの関係がこのドラマの
大きなポイントになっていき、妻ヨニの嫉妬がシン社長とジュウォンの
今置かれている地位や娘ファギョンの境遇を大きく変えていきます。
そして、ヨニがシン社長と離婚すると言い出しシン社長とファギョンは
自分たちが生き残る道がなくなる窮地に立たされます。
二人はお互いに失敗すれば自爆することになりますからね。
やがて、ウジョンがシン社長の子供だと皆が分かり、ここから
恨み妬みが入り混じったドロドロの愛憎劇が続き、母ジュウォンは
娘を守るためにオ会長にファギョンが偽物の孫だと教えます。
そして、とうとうヨニも実の娘ファギョンが7歳の時亡くなり、
今のファギョンが偽物だという真実を知ることになります。
ところが以外にも冷静だった母ヨニでしたが、ファギョンは
シン社長がウジョンを大事にする態度に腹が立ちミソンの機密を
マスコミに漏らしてしまい家を追い出されますが、それでも
ファギョンのジュウォン母娘に対する悪事と攻撃はどんどんと
エスカレートしていきます。
そして濡れ衣を着せられたジュウォンは一番大事にしている番組を
降板させられ、その後任に悪事を働いたファギョンがつきます。
また一方、ミソングループの不正と裏金について調べている
ユンPDドビン(キム・ギョンナム)はソ常務に会い、シン社長は
ただの使い走りで中心的な黒幕はオ・サンピル会長だということを
知ります。そしてそのオ・サンピル会長がもう一人の孫を内緒で
探しているのです。(ヨニの兄オ・ヨンソクの息子の子供で
母親はユン・ジス、ユン・ジスが亡くなった後に子供を
引き取った女性がチャン・ヒョンスクです。そしてジスの
実兄ユン・チャンスがユンPDドビンの父だったのです。
ここではまだ、ミソン一族は孫がユンPDドビンだとは知りません)
この事実をヨニも知り驚くのです。そしてオ会長はミソンと血が
つながっている孫を探し私が引き取ると言います。
きっと死ぬ前に神様が私に贈り物を下さったんだと言うが
なかなか見つからない孫に対し、あの時息子ヨンソクとジスの
結婚を反対したことを今心から後悔しているオ会長です。
また一方、ユンPDドビン(キム・ギョンナム)の家族の前にオ会長の
孫を引き取ったチャン・ヒョンスクが現れ、ユンPDドビンの両親は
はじめ不安と心配で心が揺れます。
そして自分たちが育てたユンPDドビン(キム・ギョンナム)が、
財閥ミソンの孫だったと知りますが、ユンPDドビンの
母ジスがミソンからひどい仕打ちを受けていたことを知り、ドビンが
孫だと教えないのです。
また、そのユンPDドビンは悪女ファギョンから積極的に
告白され、それを誤解しているウジョンに「僕はウジョンさんの方が
好きだ」と真剣に愛の告白をします。
後半に入り、ファギョンはユンPDドビンの親子たちの
会話を盗み聞きし、ドビンがミソンの孫であることを一人知り、
汚い手を使って積極的にドビンに近づいていきます。
またドビン(キム・ギョンナム)の家族は国民を騙したジュウォンの
娘ウジョンとの交際を反対します。
また、妻のヨニもだんだんミソンの残酷な血が流れている強い女に
変わっていき、ヨニ、シン社長、ファギョンと誰も信じられない
ミソンと家族の血筋を守る攻防戦が繰り広げられて行きます。
また、汚名を着せられているジュウォンはすべてを失い失意のどん底を
味わいますが、ヨニはこれからも攻撃して再起不能にすると
言うほど彼女を憎んでいます。これもシン社長に対する当てつけ
なんでしょう。怖い女性になってしまったのです。
やがて、ジュウォンとウジョンは放送局を追い出されるのです。
嘆き悲しむ母のジュウォンは自ら手首を切り自殺を図り病院に
運ばれますが、目を覚ました母は少しの間失語症になります。
そんな時、ユンPDドビンはミソンから圧力がかかり、どの放送局も
難色を示しているミソンの不正を自らネットで暴露し、彼もまた
放送局をクビになるのです。
そして、ミソン一族に返り咲くためにファギョンはジェビンを利用し
ミソンの孫がドビンでなく、弟のジェビンだとオ会長に伝えます。
涙を流し喜ぶオ会長ですが、また、ファギョンにまんまと騙されて
しまいますが、弟ジェビンの母親もファギョンと一緒になって自分が
産んだ息子ジェビンのほうをミソン一族の孫として差し出すのです。
もちろん、弟ジェビンはお金持ちになることが夢だったので大喜びで
おまけに大好きなファギョンとも結婚の約束をして上機嫌です。
ところが、孫が見つかったオ会長はファギョンの戸籍を整理し
家から追い出し精神病院に入れます。孫ジェビンの人生の邪魔に
なると判断したのでしょうか?恐ろしい会長です。
そして、ミソンの孫が本当はドビン(キム・ギョンナム)だと
知ったウジョンの母ジュウォンはドビンの父に「これ以上
ファギョンに振り回されないように」と強く忠告します。
追い出されたファギョンもまたジェビンと結婚してミソンに
戻れるようにとオ会長に子供を妊娠したと嘘を告げますが、
本当に妊娠していたファギョンは車にはねられそうなオ会長を
助け流産します。妊娠してると嘘をついた罰が当たったのですね。
それでも結婚を認めてくれないオ会長でしたがジェビンの熱意に
負けて二人の結婚を許します。
また一方、ウジョンとドビン(キム・ギョンナム)はお互いに愛を
確認しあいラブラブになりますが、就活中のウジョンがABCテレビの
アナウンサーに合格します。ところがまたヨニが採用を取り消します。
母ジュウォンは愛し合っているウジョンとドビンに早く婚約するように
進めますが、ドビンは弟ジェビンとファギョンの結婚式が終わった後に
自分たちも考えると言います。
そして、その結婚式当日母ジュウォンはファギョンと言い争いを
していて階段から転げ落ちますが、ファギョンはその場を立ち去ります。
ところが、頭を強く打って出血していた母ジュウォンの姿が消えて
皆は心配していますが、その窮地を救ったのがシン社長でした。
また、そのファギョンはミソン一族の嫁として厳しい嫁の役割を
果たすことになり、会長やヨニから情け容赦なく働かされます。
夫となったジェビンはファギョンの言いなりで善悪の区別もつかいほど
意気地がない男でだんだん悪のミソンに染まっていくしかない臆病者です。
また、ジュウォン傷害事件でファジョンが警察からの取り調べを
受けることになりましたが、それを助けたオ社長は妻のヨニに
「娘のウジョンを受け入れる」という条件を出します。
また、ミソンでは広報に力を入れようとミソン独自の放送局を作ろうと
しますが、弟のジェビンが兄のドビンも一緒に誘います。
ドビンはミソンのオ会長と話し合い「圧力はかけない」という条件で
ウジョンや昔のMBSの仲間たちと調査報道番組を任されます。
ミソンの傘下にありますが恐れずにやりたい番組を作っていこうと、
まず最初はアナウンサーだったジュウォンのヤラセ事件とその後の
事件の謎を追っていこうとドビンは皆に伝えます。
これって、すべてファギョンが関わっている事件ですね!
もちろん、ヨニやファギョンや弟のジェビンは反対しますが、
オ会長だけは、実に面白い男だ、ユン・ドビンに任せておけと
ほめ上げ、雇って正解だったと言います。
ところが、弟のジェビンは妻ファギョンのためになんとしてでも
番組を阻止するとジェビンも嘘を重ねながら罪深い悪の道へと
進んでいくのです。
後半過ぎ、母ジュウォンの意識が戻りましたが、精神が錯乱状態で
記憶をなくし正常に戻るには時間がかかりそうです。
そんな娘のウジョンにはドビンが一番心強い味方ですね!
ところが記憶が戻り始めたジュウォンでしたが、シン社長の仲を
嫉妬する娘のヨニを見て父親であるオ会長はジュウォンを拉致します。
またオ会長は「圧力はかけない」と約束したのにドビンたちの
放送を中止するように言い、孫のジェビンの頼みを優先するのです。
ファギョンの事件も証拠不十分で保釈できるミソンのお金と権力の
力は恐ろしいほどです。でもウジョンは決して負けないと誓います。
このころからジェビンの態度もだんだん変わっていき妻のファジョン
だけしか見えなくなり、理性や常識を失ってしまう嫌な男になって
いきます。
シン社長もだんだん娘のウジョンに情を寄せるようになり、妻のヨニの
嫉妬心に耐えられず離婚することになりますが、ヨニと会長から着の身
着のままで放り出されます。
ところが、シン社長はジェビンが偽物だということを側近から聞き
ジェビンとファギョンを脅しながらミソンに戻ってきます。
離婚したヨニとシン社長ですが、ヨニはオ会長がかくまっていた
ジュウォンを見つけだし自分の家の執事としてそばに置きます。
ヨニはどこまで嫌味な女なんでしょうか!
それとも記憶を失った敵をそばに置いて見張るつもりでしょうか?
と、考えていましたが、なんとジュウォンは記憶が戻って
いないふりをし、復讐のために自分からヨニの家に行ったのです。
そして、とうとうヨニはジェビンが偽物だと知り、すべてファギョンが
仕組んだ嘘に「ミソン一族をバカにしてくれたわね」と激怒します。
嘘にまみれた人間をどうやって信じるでしょう
その後、ファギョンがジュウォンとウジョン母娘を車でひこうとした時
シン社長がそれを助け車にひかれ意識不明の重体になります。
そして今度はミソンの不正に関する放送に対し、ドビンとジェビンの
兄弟対決にまでに発展することになり、もう後戻りできないジェビンは
卑怯で卑劣な男へと更に変わっていきます。すべてファギョンのために。
そして、ミソンの不正を放送するというドビンにヨニはとうとうあなたが
ミソンの孫で弟のジェビンは偽物だと伝えます。
それでもドビンは相手が誰であろうと放送すべきだと言い、純粋だった
弟ジェビンを利用し両親までもそそのかしたファギョンを絶対に
許せないし、すべて元に戻すと決めます。
そして会長の孫をやめられないと言う弟のジェビンに「お前から会長に
真実を話せ、そして元に戻せ」と言って、弟のジェビンを説得します。
これで、オ会長以外すべての人が真実を知りました・・・
また、ミソングループによる資金横領や脱税などの不正によるドビンの
暴露放送によって、検察の取り調べを受けることになったオ会長ですが
本当の孫だったドビンは祖父に対して、正義と申し訳ない気持ちの間で
傷つくのですが彼女ウジョンの大きな愛情で救われています。
そして、ドビンとウジョンは二人だけで静かに結婚式を挙げます。
一方、ファギョンは会長を刑務所送りにして、ジェビンを会長にし
自分が会長夫人になるために策略していますが、それが困難になった
ファギョンは大企業ソンジンの孫に乗り換えようとしますが、
あっけなく捨てられます。ジェビンは自分を信じてくれなかった
ファギョンとやっと離婚する決意を固めます。
そしてヨニと手を組みヨニの犬になると誓います。
また離婚されたファギョンはやっとオ会長にジェビンが偽物だと
教え、会長はドビンが本当の孫だと知ります。
会長は今までのことはすべて忘れて、これからはミソンの孫として
生きてほしいと言うがドビンは会長の血は引いていてもミソンの家に
釣り合わない男で僕はミソン一族にはなれない男だと言い、
ミソン後継者の座は辞退すると。
まぁ~真実が判明するまでイライラするほど長かった~~(笑)
ところが、ファギョンのせいで心臓が悪い会長は倒れ意識不明の
状態になります。その間にファギョンは偽の遺言状(自分たちに有利な)
を作りジェビンがミソンを乗っ取ろうとするのですが、さすがにそれを
許せないドビンはやっと自分が本物だと名乗りでます。
きっと愚かなことを続ける弟のジェビンの目をさまさせるためでしょう。
強硬手段にでる兄ドビンです。
また、その偽の遺言状でジェビンとファギョンから家を追い出される
ヨニですが、そのヨニは側近だったクォン室長からも冷たい仕打ちを
受けます。
そして入院しているオ会長を拉致し殺そうとしているファギョンから
会長を守るためにドビン、シン社長、ウジョン、母のジュウォンらが
力を合わせ会長をジュウォンの家に隠します。
ヨニは敵だった皆に助けられ、オ会長を守りたいという思いだけは
同じである本当の孫ドビンと力を合わせミソンを取り戻そうとします。
また、会長の座を求めて今度はジェビンとファギョンが戦うことに
なりますがなんとファギョンが新会長になり、就任式が行われますが、
そこに意識不明だったオ会長が元気な姿で登場します。
ファギョンは警察から私文書偽造と殺人未遂容疑で逮捕され、一緒に
ジェビンも逮捕されます。
兄のドビンはオ会長である自分の祖父に弟のジェビンを助けて
ほしいとお願いしますが祖父は「それならミソンの後を継ぎ、ウジョン
と一緒に会長宅で住むように」と条件を出します。
またヨニは、自分の父であるオ会長に危害を加えミソンを乗っ取ろうと
したファギョンのことをまだ娘のように感じ胸が苦しくなるのです。
たとえ悪いことをしても、そうさせたのは自分だという罪悪感と
ファギョンに対する愛情は今も変わらないようです。
ヨニはファギョンに「今まで犯した過ちを人のせいにせず償いながら
生きなさい。私からの最後のプレゼントよ」と言い、ファギョンを
外国に逃がしてあげます。きっと新しい世界でやり直してほしかった
のでしょう。子供を守る母の愛情ですね。
ところが、ヨニが逃がしてあげたファギョンは「拘置所への移送中に
逃亡した」とニュースが流れ、指名手配犯になります。
最終回、逃亡生活で一人寂しく孤独を味わう悪女ファギョン。
皆は自首をすすめるのですが、プライドが高い彼女には
これほどの屈辱はないでしょう・・・
また、オ会長も血筋だけを重んじるばかりに、娘のヨニや
側近など皆が離れていき、孫のドビンもミソンの会長に
なる気はないと言い、一人悲しい孤独に嘆いています・・・
ファギョンはオ会長に会いに行き、
「皆が離れていった」
「路頭に迷う私とおじい様、一体何が違うの?」
「おじい様に残されたのは孤独な余生よ」
「私より哀れだわ」
「血縁だけがすべてじゃないともう少し早く気づいていたら」
「私もおじい様も最後一人ぼっちにはならなかった」
この言葉を最後に伝えたファギョンは、今度はドビンたちに
電話して取材を受け、今までの罪をすべて認めます。
そして、その後、一人海に入り入水自殺を図るのです。
海の色は空に似ている・・・
果てまで行ったら空に行けるかしら・・・
「ジェビンさん、愛してるわ」
「あなたのおかげで少しは幸せだった」
その海に入る姿を見つけたジェビンは
「やめるんだ」と叫びます・・・
2018年作品、122話
本作はより多くのものを手に入れるために嘘を重ねていく女性と
平凡だけど自分の目標にひたむきに向かっていく女性二人の愛と
葛藤をドラマチックに描いた愛憎劇です。
二人は親友でありライバル同士ですが、果てしない野望を持つ
財閥のお嬢様ファギョン(オ・スンア)と母と同じアナウンサーに
なる夢に向かって突き進むウジョン(ソ・ヘウォン)の全く正反対な
二人の女性の生き方を通して、女性としての真の幸とは何かを
考えさせられる物語です。
この悪女ファギョンと平凡なウジョンの二人の女優さんなんですが、
どう見ても役柄が反対に見えてしまうのですが・・・
私は反対のほうがもっと迫力があったのでは?と感じました(笑)
また一方、放送局のPDを演じ、やがてウジョン(ソ・ヘウォン)と
交際するようになるドビン役にドラマ「帰ってきたポク・ダンジ~
棘と蜜」で、とても気になっていたイケメンでカッコ良い
キム・ギョンナムさんが登場。特に家族と過ごすときの心やさしい
姿が好印象でグッときます。(笑)また後半過ぎ実の家族と再会する
涙のシーンも深く心を動かされるほど感動的でした。
クールさと人間味のある温かさを持つ魅力あふれるドビンを好演し
この作品に出演したことによって認知度も上がりレベルアップ
できた意義深いドラマになったようです。
これからの新しい作品も楽しみな俳優さんです!
またキム・ギョンナムさんの弟役を演じたイ・ジュンムンさんも
はじめは純粋な青年でしたが、ヒロインの悪女を愛しすぎて
そのゆがんだ愛がどんどん加速し、自分も悪い男になっていく
呆れるほどの行動力に頭が下がります。
この善と悪の気迫あふれる兄弟対決は注目の1つです。
ただ、真実が明らかになるまでが長くて長くてイライラしますが
肩の凝るようなドロドロ感はなく、でも見始めたら中毒性がある
見やすい愛憎劇です(笑)
それぞれの家族たちの生き方や理想など価値観の違いや
また家族たちの葛藤と苦しみなどが描かれていきますが
最後、人は自分のわがままで皆が離れていき一人ぼっちとなる
孤独くらい寂しく悲しいものはないということを教えられる
ドラマでした。
5歳の時に児童施設の前に捨てられ、その後ミソングループの
養女になったファギョン(オ・スンア)は自分の居場所を
失わないように懸命に努力しながら生きてきました。
実は養女になったファギョン(オ・スンア)は、7歳の時に
ミソングループの孫娘が亡くなり、その子供ファギョンの
代わりにそっくりだったパク・ソンジュを養女にしようと
養父のシン社長(チョン・ノミン)が計画したのです。
亡くなった子供ファギョンの母親で副会長のヨニはその時
精神的に身体が病んでいて自分の子供がすり替わったことを
知りません。
これも韓国ドラマにはよくある偽物の子供を使って騙すという
話ですが、いくら身体が病んでいたとは言っても母親として
自分が生んだ子供は分るでしょう・・・と
ツッコミたくなる物語なんです・・・
またこの母ヨニの父親であるオ・サンピル会長は「企業とは
同じ血筋の人間が継ぐものだ」と、受け継がれてきたミソン一族の
強い信念があり、「人は同じ血筋の人間を陥れることはしない」と
孫娘のファギョンに言います。
結局、この言葉が最後まで悪女ファギョンの悪行を止めることが
できない原因になっているのです!
そして、必ずアナウンサーになり、その後政界に進出を果たした後
ミソングループに戻ってくるように忠告します。
そこで母親で副会長のヨニの夫であるシン社長はいつも自分のことを
粗末に扱うオ・サンピル会長に対して復讐の意味で血の繋がらない
ファギョン(オ・スンア)を連れてきたのです。
彼女は偽物であることが明かされれば、一瞬にして今の生活が
崩れるかもしれないという恐れから、それを守ろうとして
より大きな秘密と嘘を作っていくのです。また養父となったシン社長
との約束や命令もけなげというか、勇気をもって示していき、結局
操られているのかなぁぁ~と仕方なくかわいそうな部分もありましたが
いやいや、ファギョンの悪事もたいしたもので予想以上の悪女を
演じています。(笑)
また一方、ファギョン(オ・スンア)の親友ウジョン(ソ・ヘウォン)は
大学卒業後、有名なアナウンサーである母ジュウォン(キム・ヘソン)に
憧れ、同じアナウンサーの道を歩もうと努力しています。
ファギョンとウジョンの二人はアナウンサーである母ジュウォンの
励ましのもとでアナウンサー試験に挑戦します。
そんな時、アナウンサーであるジュウォンのもとに一人の男性が
訪ねてきて、自分はすい臓がんで余命を宣告されたので、かつて
生き別れた娘のパク・ソンジュを番組で探してほしいと言います。
なんと生き別れたパク・ソンジュがファギョン(オ・スンア)
だったのです。
心優しいウジョン(ソ・ヘウォン)と母ジュウォンはその父親の
力になろうと手助けしますが、もちろんファギョン(オ・スンア)は
自分の存在を隠そうとします。
ところがその父親の病気が悪化し病院で再会する実父とファギョン
ですが、ファギョンは親友のウジョンに実の父だと真実を話しますが
絶対に黙っていてほしいと頼みます。その後、容態が急変した父は
亡くなり、最後までファギョンの父に付き添っていたウジョンは
最終日のアナウンサー試験に遅刻しウジョンは試験に落ちてしまいます。
ここから悪女ファギョンとウジョンの仲がギクシャクして、二人の
友情が壊れ始めるのです。
その後、試験に落ちたウジョンの実の父親が明らかになりますが、
なんとその父親がシン社長だったのです。
シン社長とウジョンの母ジュウォンは昔
付き合っていましたが、野心の強いシン社長が財閥のヨニと
結婚するためにジュウォンを捨てたのです。
このあたりから、さすがに見始めたら止まらない中毒性が高い
ドロドロのストーリー展開に目が離せなくなります。(笑)
その後、実力を認められた聡明なウジョンは契約社員として
放送局で働くことになりますが、同じ放送局に勤務している
ファギョンや同僚のウンソンに意地悪されながらも懸命に仕事する
姿にあまりにもお人好しがすぎて、見ているほうがイライラ腹が
立ってきます。まぁ~いつものことですが(笑)
悪女ファギョンも自分がミソングループの本当の孫でないことを
ウジョン親子が知っているのに、こんな強気に出られる神経が
分かりません。(笑)
また、シン社長の妻ヨニは夫とアナウンサーのジュウォンの仲を疑い
嫉妬し、愛する夫を失いそうで恐れています。
妻ヨニの父であるオ会長はシン社長に昔のことはどうでもよい、
大事なのは今だ。アナウンサーのジュウォンをミソンアパレルの
モデルにして、ヨニの心もつかんで両方手に入れるように言います。
さすがに大物会長の器の大きいこと。きっと二人の間に昔恋愛関係が
あったことを感ずいているはず。そしていつもシン社長を脅している
オ会長はいまだに娘の婿を信じられない様子です。
この男性二人の関係と母ヨニと偽物ファギョンの関係がこのドラマの
大きなポイントになっていき、妻ヨニの嫉妬がシン社長とジュウォンの
今置かれている地位や娘ファギョンの境遇を大きく変えていきます。
そして、ヨニがシン社長と離婚すると言い出しシン社長とファギョンは
自分たちが生き残る道がなくなる窮地に立たされます。
二人はお互いに失敗すれば自爆することになりますからね。
やがて、ウジョンがシン社長の子供だと皆が分かり、ここから
恨み妬みが入り混じったドロドロの愛憎劇が続き、母ジュウォンは
娘を守るためにオ会長にファギョンが偽物の孫だと教えます。
そして、とうとうヨニも実の娘ファギョンが7歳の時亡くなり、
今のファギョンが偽物だという真実を知ることになります。
ところが以外にも冷静だった母ヨニでしたが、ファギョンは
シン社長がウジョンを大事にする態度に腹が立ちミソンの機密を
マスコミに漏らしてしまい家を追い出されますが、それでも
ファギョンのジュウォン母娘に対する悪事と攻撃はどんどんと
エスカレートしていきます。
そして濡れ衣を着せられたジュウォンは一番大事にしている番組を
降板させられ、その後任に悪事を働いたファギョンがつきます。
また一方、ミソングループの不正と裏金について調べている
ユンPDドビン(キム・ギョンナム)はソ常務に会い、シン社長は
ただの使い走りで中心的な黒幕はオ・サンピル会長だということを
知ります。そしてそのオ・サンピル会長がもう一人の孫を内緒で
探しているのです。(ヨニの兄オ・ヨンソクの息子の子供で
母親はユン・ジス、ユン・ジスが亡くなった後に子供を
引き取った女性がチャン・ヒョンスクです。そしてジスの
実兄ユン・チャンスがユンPDドビンの父だったのです。
ここではまだ、ミソン一族は孫がユンPDドビンだとは知りません)
この事実をヨニも知り驚くのです。そしてオ会長はミソンと血が
つながっている孫を探し私が引き取ると言います。
きっと死ぬ前に神様が私に贈り物を下さったんだと言うが
なかなか見つからない孫に対し、あの時息子ヨンソクとジスの
結婚を反対したことを今心から後悔しているオ会長です。
また一方、ユンPDドビン(キム・ギョンナム)の家族の前にオ会長の
孫を引き取ったチャン・ヒョンスクが現れ、ユンPDドビンの両親は
はじめ不安と心配で心が揺れます。
そして自分たちが育てたユンPDドビン(キム・ギョンナム)が、
財閥ミソンの孫だったと知りますが、ユンPDドビンの
母ジスがミソンからひどい仕打ちを受けていたことを知り、ドビンが
孫だと教えないのです。
また、そのユンPDドビンは悪女ファギョンから積極的に
告白され、それを誤解しているウジョンに「僕はウジョンさんの方が
好きだ」と真剣に愛の告白をします。
後半に入り、ファギョンはユンPDドビンの親子たちの
会話を盗み聞きし、ドビンがミソンの孫であることを一人知り、
汚い手を使って積極的にドビンに近づいていきます。
またドビン(キム・ギョンナム)の家族は国民を騙したジュウォンの
娘ウジョンとの交際を反対します。
また、妻のヨニもだんだんミソンの残酷な血が流れている強い女に
変わっていき、ヨニ、シン社長、ファギョンと誰も信じられない
ミソンと家族の血筋を守る攻防戦が繰り広げられて行きます。
また、汚名を着せられているジュウォンはすべてを失い失意のどん底を
味わいますが、ヨニはこれからも攻撃して再起不能にすると
言うほど彼女を憎んでいます。これもシン社長に対する当てつけ
なんでしょう。怖い女性になってしまったのです。
やがて、ジュウォンとウジョンは放送局を追い出されるのです。
嘆き悲しむ母のジュウォンは自ら手首を切り自殺を図り病院に
運ばれますが、目を覚ました母は少しの間失語症になります。
そんな時、ユンPDドビンはミソンから圧力がかかり、どの放送局も
難色を示しているミソンの不正を自らネットで暴露し、彼もまた
放送局をクビになるのです。
そして、ミソン一族に返り咲くためにファギョンはジェビンを利用し
ミソンの孫がドビンでなく、弟のジェビンだとオ会長に伝えます。
涙を流し喜ぶオ会長ですが、また、ファギョンにまんまと騙されて
しまいますが、弟ジェビンの母親もファギョンと一緒になって自分が
産んだ息子ジェビンのほうをミソン一族の孫として差し出すのです。
もちろん、弟ジェビンはお金持ちになることが夢だったので大喜びで
おまけに大好きなファギョンとも結婚の約束をして上機嫌です。
ところが、孫が見つかったオ会長はファギョンの戸籍を整理し
家から追い出し精神病院に入れます。孫ジェビンの人生の邪魔に
なると判断したのでしょうか?恐ろしい会長です。
そして、ミソンの孫が本当はドビン(キム・ギョンナム)だと
知ったウジョンの母ジュウォンはドビンの父に「これ以上
ファギョンに振り回されないように」と強く忠告します。
追い出されたファギョンもまたジェビンと結婚してミソンに
戻れるようにとオ会長に子供を妊娠したと嘘を告げますが、
本当に妊娠していたファギョンは車にはねられそうなオ会長を
助け流産します。妊娠してると嘘をついた罰が当たったのですね。
それでも結婚を認めてくれないオ会長でしたがジェビンの熱意に
負けて二人の結婚を許します。
また一方、ウジョンとドビン(キム・ギョンナム)はお互いに愛を
確認しあいラブラブになりますが、就活中のウジョンがABCテレビの
アナウンサーに合格します。ところがまたヨニが採用を取り消します。
母ジュウォンは愛し合っているウジョンとドビンに早く婚約するように
進めますが、ドビンは弟ジェビンとファギョンの結婚式が終わった後に
自分たちも考えると言います。
そして、その結婚式当日母ジュウォンはファギョンと言い争いを
していて階段から転げ落ちますが、ファギョンはその場を立ち去ります。
ところが、頭を強く打って出血していた母ジュウォンの姿が消えて
皆は心配していますが、その窮地を救ったのがシン社長でした。
また、そのファギョンはミソン一族の嫁として厳しい嫁の役割を
果たすことになり、会長やヨニから情け容赦なく働かされます。
夫となったジェビンはファギョンの言いなりで善悪の区別もつかいほど
意気地がない男でだんだん悪のミソンに染まっていくしかない臆病者です。
また、ジュウォン傷害事件でファジョンが警察からの取り調べを
受けることになりましたが、それを助けたオ社長は妻のヨニに
「娘のウジョンを受け入れる」という条件を出します。
また、ミソンでは広報に力を入れようとミソン独自の放送局を作ろうと
しますが、弟のジェビンが兄のドビンも一緒に誘います。
ドビンはミソンのオ会長と話し合い「圧力はかけない」という条件で
ウジョンや昔のMBSの仲間たちと調査報道番組を任されます。
ミソンの傘下にありますが恐れずにやりたい番組を作っていこうと、
まず最初はアナウンサーだったジュウォンのヤラセ事件とその後の
事件の謎を追っていこうとドビンは皆に伝えます。
これって、すべてファギョンが関わっている事件ですね!
もちろん、ヨニやファギョンや弟のジェビンは反対しますが、
オ会長だけは、実に面白い男だ、ユン・ドビンに任せておけと
ほめ上げ、雇って正解だったと言います。
ところが、弟のジェビンは妻ファギョンのためになんとしてでも
番組を阻止するとジェビンも嘘を重ねながら罪深い悪の道へと
進んでいくのです。
後半過ぎ、母ジュウォンの意識が戻りましたが、精神が錯乱状態で
記憶をなくし正常に戻るには時間がかかりそうです。
そんな娘のウジョンにはドビンが一番心強い味方ですね!
ところが記憶が戻り始めたジュウォンでしたが、シン社長の仲を
嫉妬する娘のヨニを見て父親であるオ会長はジュウォンを拉致します。
またオ会長は「圧力はかけない」と約束したのにドビンたちの
放送を中止するように言い、孫のジェビンの頼みを優先するのです。
ファギョンの事件も証拠不十分で保釈できるミソンのお金と権力の
力は恐ろしいほどです。でもウジョンは決して負けないと誓います。
このころからジェビンの態度もだんだん変わっていき妻のファジョン
だけしか見えなくなり、理性や常識を失ってしまう嫌な男になって
いきます。
シン社長もだんだん娘のウジョンに情を寄せるようになり、妻のヨニの
嫉妬心に耐えられず離婚することになりますが、ヨニと会長から着の身
着のままで放り出されます。
ところが、シン社長はジェビンが偽物だということを側近から聞き
ジェビンとファギョンを脅しながらミソンに戻ってきます。
離婚したヨニとシン社長ですが、ヨニはオ会長がかくまっていた
ジュウォンを見つけだし自分の家の執事としてそばに置きます。
ヨニはどこまで嫌味な女なんでしょうか!
それとも記憶を失った敵をそばに置いて見張るつもりでしょうか?
と、考えていましたが、なんとジュウォンは記憶が戻って
いないふりをし、復讐のために自分からヨニの家に行ったのです。
そして、とうとうヨニはジェビンが偽物だと知り、すべてファギョンが
仕組んだ嘘に「ミソン一族をバカにしてくれたわね」と激怒します。
嘘にまみれた人間をどうやって信じるでしょう
その後、ファギョンがジュウォンとウジョン母娘を車でひこうとした時
シン社長がそれを助け車にひかれ意識不明の重体になります。
そして今度はミソンの不正に関する放送に対し、ドビンとジェビンの
兄弟対決にまでに発展することになり、もう後戻りできないジェビンは
卑怯で卑劣な男へと更に変わっていきます。すべてファギョンのために。
そして、ミソンの不正を放送するというドビンにヨニはとうとうあなたが
ミソンの孫で弟のジェビンは偽物だと伝えます。
それでもドビンは相手が誰であろうと放送すべきだと言い、純粋だった
弟ジェビンを利用し両親までもそそのかしたファギョンを絶対に
許せないし、すべて元に戻すと決めます。
そして会長の孫をやめられないと言う弟のジェビンに「お前から会長に
真実を話せ、そして元に戻せ」と言って、弟のジェビンを説得します。
これで、オ会長以外すべての人が真実を知りました・・・
また、ミソングループによる資金横領や脱税などの不正によるドビンの
暴露放送によって、検察の取り調べを受けることになったオ会長ですが
本当の孫だったドビンは祖父に対して、正義と申し訳ない気持ちの間で
傷つくのですが彼女ウジョンの大きな愛情で救われています。
そして、ドビンとウジョンは二人だけで静かに結婚式を挙げます。
一方、ファギョンは会長を刑務所送りにして、ジェビンを会長にし
自分が会長夫人になるために策略していますが、それが困難になった
ファギョンは大企業ソンジンの孫に乗り換えようとしますが、
あっけなく捨てられます。ジェビンは自分を信じてくれなかった
ファギョンとやっと離婚する決意を固めます。
そしてヨニと手を組みヨニの犬になると誓います。
また離婚されたファギョンはやっとオ会長にジェビンが偽物だと
教え、会長はドビンが本当の孫だと知ります。
会長は今までのことはすべて忘れて、これからはミソンの孫として
生きてほしいと言うがドビンは会長の血は引いていてもミソンの家に
釣り合わない男で僕はミソン一族にはなれない男だと言い、
ミソン後継者の座は辞退すると。
まぁ~真実が判明するまでイライラするほど長かった~~(笑)
ところが、ファギョンのせいで心臓が悪い会長は倒れ意識不明の
状態になります。その間にファギョンは偽の遺言状(自分たちに有利な)
を作りジェビンがミソンを乗っ取ろうとするのですが、さすがにそれを
許せないドビンはやっと自分が本物だと名乗りでます。
きっと愚かなことを続ける弟のジェビンの目をさまさせるためでしょう。
強硬手段にでる兄ドビンです。
また、その偽の遺言状でジェビンとファギョンから家を追い出される
ヨニですが、そのヨニは側近だったクォン室長からも冷たい仕打ちを
受けます。
そして入院しているオ会長を拉致し殺そうとしているファギョンから
会長を守るためにドビン、シン社長、ウジョン、母のジュウォンらが
力を合わせ会長をジュウォンの家に隠します。
ヨニは敵だった皆に助けられ、オ会長を守りたいという思いだけは
同じである本当の孫ドビンと力を合わせミソンを取り戻そうとします。
また、会長の座を求めて今度はジェビンとファギョンが戦うことに
なりますがなんとファギョンが新会長になり、就任式が行われますが、
そこに意識不明だったオ会長が元気な姿で登場します。
ファギョンは警察から私文書偽造と殺人未遂容疑で逮捕され、一緒に
ジェビンも逮捕されます。
兄のドビンはオ会長である自分の祖父に弟のジェビンを助けて
ほしいとお願いしますが祖父は「それならミソンの後を継ぎ、ウジョン
と一緒に会長宅で住むように」と条件を出します。
またヨニは、自分の父であるオ会長に危害を加えミソンを乗っ取ろうと
したファギョンのことをまだ娘のように感じ胸が苦しくなるのです。
たとえ悪いことをしても、そうさせたのは自分だという罪悪感と
ファギョンに対する愛情は今も変わらないようです。
ヨニはファギョンに「今まで犯した過ちを人のせいにせず償いながら
生きなさい。私からの最後のプレゼントよ」と言い、ファギョンを
外国に逃がしてあげます。きっと新しい世界でやり直してほしかった
のでしょう。子供を守る母の愛情ですね。
ところが、ヨニが逃がしてあげたファギョンは「拘置所への移送中に
逃亡した」とニュースが流れ、指名手配犯になります。
最終回、逃亡生活で一人寂しく孤独を味わう悪女ファギョン。
皆は自首をすすめるのですが、プライドが高い彼女には
これほどの屈辱はないでしょう・・・
また、オ会長も血筋だけを重んじるばかりに、娘のヨニや
側近など皆が離れていき、孫のドビンもミソンの会長に
なる気はないと言い、一人悲しい孤独に嘆いています・・・
ファギョンはオ会長に会いに行き、
「皆が離れていった」
「路頭に迷う私とおじい様、一体何が違うの?」
「おじい様に残されたのは孤独な余生よ」
「私より哀れだわ」
「血縁だけがすべてじゃないともう少し早く気づいていたら」
「私もおじい様も最後一人ぼっちにはならなかった」
この言葉を最後に伝えたファギョンは、今度はドビンたちに
電話して取材を受け、今までの罪をすべて認めます。
そして、その後、一人海に入り入水自殺を図るのです。
海の色は空に似ている・・・
果てまで行ったら空に行けるかしら・・・
「ジェビンさん、愛してるわ」
「あなたのおかげで少しは幸せだった」
その海に入る姿を見つけたジェビンは
「やめるんだ」と叫びます・・・
韓国ドラマは警察にスパイがいたり、
検事や弁護士が賄賂をもらって犯人を
逃がすようなちょっとリアリティーのなさに
イライラしますね!
本作の最強の悪女は自分の地位を守るために
嘘を重ねていきますが、韓国ドラマでは
決して珍しいストーリー展開ではありませんが
悪女役のファギョンも自分が本当の孫の
令嬢ではないことをウジョンとその母が
知っているのに、それでもこんな強気に
なっている神経が分かりません。
お嬢様と言う裕福な家庭に執着する完璧な
悪女ぶりには逆に頭が下がります(笑)
いつまで経っても変わることのない韓国の
格差社会ですが、そういう社会への反発が
盛り込まれているところが韓国ドラマ
なんですね!
ただ、あの嘘っぽいところがまさしく
韓国ドラマです!
嫌いさんのおっしゃる通り、私も同じ意見です(笑)