エイジハラスメント 内館 牧子 幻冬舎 このアイテムの詳細を見る |
あえて小説にする必要性を感じない本でした。
脚本家なら、脚本を書いてTVドラマにしたらいいのに、と思えるほどなんだか陳腐な感じ。
主人公は篠原涼子あたりが復帰第1号のドラマで話題にもなるし、いいかも・・・なんて戦略を考えたりして。
だって、ただの34歳の主婦がどうしてこれまでにエイジレスにこだわるのかよくわからない。
21歳の義妹と張り合うなんて、テレビ的には面白いかもしれないけど、滑稽以外の何者でもない。
この表紙の年取った方の女性、いくらなんでも主人公の年齢の34歳には見えないでしょ。
34歳をあまりにオバサン、オバサンと連呼していて、世間のイメージってそんな風なの?私の個人的見解かもしれないけど、34歳なんて十分若いんだけどな。
この小説はあまりにも大げさに書きすぎ。
結局このドタバタはどこに着地するんだろうと結末が気になったけど、
「人間年じゃない。いかに内面が輝いているかだ。」というありきたりな終わり方でした。
だからか~、主人公を44歳でなく、34歳にしたのは・・・と妙に納得しました。
ちょっと44歳じゃこれから何かを始めるのも年齢的にきついかなしれないものね。