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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

2010-03-02 | 劇場映画れびゅー
パーシー・ジャクソンとボタンの魔女、じゃなくてパーシー・ジャクソンと賢者の石、じゃなくて『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を観てきました。


原作はハリポタシリーズよりも人気だとか、そんな事信じられないバカバカしい展開の連続で怒りを感じた。

ギリシャ神話をネタに、神々やらモンスターやらおなじみのキャラクター達が次々に登場。
そこは楽しい、そらだって誰でも知ってるキャラクターたちいじって遊べばそれなりにワクワクする。
『聖闘士星矢』だって同じく楽しい、ムチャクチャだけど。
この映画はムチャクチャだけど、全然大人が観れるクォリティーには達していない。

ストーリーがつまらん以上に、突っ込みどころのオンパレードだから救いようが無い。

どんな子供向けファミリー映画でも、いつも必ず楽しく仕上げてくれるプロフェッショナルなクリス・コロンバスが本気で作った映画かと思うとガッカリ。
つか、クリス・コロンバスが撮るにしては、主人公たちちょっと年齢層が高めなところが気になる。

ユマ・サーマンの扱いで爆笑した以外、特筆する事なんてなんもない。

ガガたんのPoker Faceが思いっきりフィーチャーされてたのは嬉しいけど、あの場面はせっかくならもっとガガ的な演出をするべき。

ネタバレ
メドゥーサ、ミノタウロス、ヒュドラとギリシャ神話でお馴染みのモンスター達が次々に登場!
でもおかしくない?神話の時代に倒されてるのに。
違うメドゥーサとかそんなん無いし、つか、なんでメドゥーサさんアメリカで観光客石にして遊んでるの?
つか、なんでアメリカにギリシャ神話の神々もモンスターも集結してるの?
ちゃうやん、なんで英語なん?

みたいな。

20年前の安物ハリウッド映画ならこの程度のテキトーな設定有りだったろうけど、今更このレベルの話ってそうそう無いよな。

いかにも怪しい同僚の先生が魔物だって事に気づかない守護者達、しかも超重要な十二神のデミゴッドの担当が下級守護者って何でやねん、つか超レアなはずやのに同年代にもう一人居るってどうよ。

つーか、肩透かし食らったのは、「子供に会ってはいけない掟をゼウスが作った!」
「ほうほう」
「最近ねwww」
「エエエ???」
おいおい、ギリシャ神話の時代からの掟じゃないのかよ的な。

ハデスの前で都合よく盾が壊れてイカヅチが現れる設定もどうかと思うし、最初から三個しかパール無くて三人しか帰れなさげなのに三人で冥界に向かうのもどうかと思う。

何より面白くなかったこの映画に止めを刺してくれたのは、ラストシーンでズームアウトしていく殺陣の練習シーン。
カメラワークで誤魔化しきってた映画のラストでじっくりショボイ殺陣映されても…。



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