レミーのおいしいレストラン

ハズレ無しのピクサー製CGアニメ映画最新作『レミーのおいしいレストラン』の公開に胸躍らせて観てきました。
★★★★

洒落たパリの街や、実物以上に視覚的には完璧で美味しそうに描かれる繊細なフランス料理と同じく、ステキで抱きしめたくなる映画でした。

登場するどの人間よりも直向で前向きで人間らしいネズミのレミー。
彼は美味しい料理にとどまらず、観客の笑顔を作ってくれた。

広いスクリーンを所狭しと走り回るネズミを追いかける映像は、これまで多く作られてきた小さな主人公を描いたCGアニメの中でも比べ物にならないくらいに最高。
華麗に料理する場面だって、実写じゃ絶対に出来ない、まるで舞っているかのようで見入ってしまう。

ピクサー作品としては、『カーズ』に続いて対象年齢が高め。
動きの派手な場面だけを取れば万人に楽しめる内容なんだけど、メッセージ性の強いドラマパートや、料理している場面を小さな子供にじっと観せるのは厳しいかな。

料理に目覚めさせたい子供には観せるべきです！絶対に。

ああ、フランス料理食いてー。

ネタバレ
こういう映画に出てくる“ダメな相方”って、徹底的にデフォルメされてダメっぷりを発揮して頭に来るのですが、この映画でもそう。
レミーの相方のリングイニも最悪ｗ

料理をわかってないくせに勝手にスープに味付けしたり、100%レミーの手柄なのに調子に乗って自分の手柄にしたり、ムカついてイラついてレビューもムチャクチャ書きたい気分になっていたんだけど、クライマックスに感動してそんな気持ちも晴れ晴れｗ

しかし、日本のグルメ漫画みたいな評論家のリアクションも逆に良かった。

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