守護天使

むちゃくちゃ面白かった『キサラギ』の佐藤祐市監督最新作は、カンニング竹山がストーカーもどきに女子高生をつけまわして守ろうと奮闘するお話。
『キサラギ』が面白かっただけに興味は有ったし、カンニング竹山が数ヶ月前からテレビで必死に宣伝しまくってたので、とりあえず観てあげなければと『守護天使』を観てきました。
★★★

いやー！
キモーイこのおっさん。

どう見てもストーカーやし、勘違いじゃないし、「逃げて！」
そんな感覚が最後まで抜けないままの鑑賞。

さすがに『キサラギ』の監督とヒットテレビドラマの脚本家が組んでるだけあって展開は面白いんだけど、狙ってるにしてもキモさがずーっと付きまとって素直に楽しめないレベル。
おかげで忽那汐里の可愛さは相当引き立ってたけど、映画として楽しめなかった。

いやもう、オタクがキモイとかそういうレベルじゃなくて、人としてあかんでしょう、あの主人公は。

雀荘に集う仲間たちが名脇役揃いなところが見所かな。

満席だった舞台挨拶の次の回で観たんですが、15人くらいしかお客さん居ませんでした（汗）

ネタバレ
結果オーライかなんか知らんけど、ブログ騒動が無かったらフツーにストーカーしてそうやし、助けた後で髪触ってる辺りでもゾゾゾっと。
ウルトラマンオチに「なるほど」とは感じたけど、佇まいがキモイんだもん、感動できやしねー。

最後の最後に寺島しのぶ演じる妻がハッピーエンドで〆るけど、はたしてハッピーエンドなのかどうか、一瞬ジワっと来たけどやっぱ怖いよねぇ。
主人公の妻に対する感情は恐怖であって、最初から愛どころか恋も無いんでしょ？

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