手塚治虫の原作は読んだ事が無かったので、満喫でチェックしてから『MW』を観てきました。
★★★
しまったなぁ、原作本読むんじゃなかった。
知らずに観た方が先入観無くて楽しめたのかもしれない。
原作の面白いところは、当時の漫画にしては過激過ぎる悪役主人公の邪悪な思考パターンの表現に同性愛を交えて描く、タブーへの挑戦的なところが今読んでも新鮮で、「手塚治虫ってこんな事も書けたんだ」って驚いたんだけど、映画版は邪悪過ぎる台詞が薄くなってたり重要なファクターだった同性愛の描写が設定ごと割愛されてたりで物足りない…。
ストーリーは政府の陰謀やらMWの扱い以外はほぼ違うものになってて、部分的には流用してる場面が有っても全く別物になってます。
散々プロモーションで山田君が「いろんな人の立場から角度を変えて観なおすと楽しいので、何度も観てください」って言ってた事については、「1回で判るっしょフツーは」程度の浅さ。
それよりもこの映画の見どころは、この手の邦画としてはかなりレベルの高いロケの連続なところと、印象的な音楽の使い方が上手い事かな。
★★★
しまったなぁ、原作本読むんじゃなかった。
知らずに観た方が先入観無くて楽しめたのかもしれない。
原作の面白いところは、当時の漫画にしては過激過ぎる悪役主人公の邪悪な思考パターンの表現に同性愛を交えて描く、タブーへの挑戦的なところが今読んでも新鮮で、「手塚治虫ってこんな事も書けたんだ」って驚いたんだけど、映画版は邪悪過ぎる台詞が薄くなってたり重要なファクターだった同性愛の描写が設定ごと割愛されてたりで物足りない…。
ストーリーは政府の陰謀やらMWの扱い以外はほぼ違うものになってて、部分的には流用してる場面が有っても全く別物になってます。
散々プロモーションで山田君が「いろんな人の立場から角度を変えて観なおすと楽しいので、何度も観てください」って言ってた事については、「1回で判るっしょフツーは」程度の浅さ。
それよりもこの映画の見どころは、この手の邦画としてはかなりレベルの高いロケの連続なところと、印象的な音楽の使い方が上手い事かな。
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なるほど「何故あそこまで」じゃなくて、単に好きだからってことならまあ理解できます。でもそのパートを落としたら、私のように感じている人は結構いるように思うんですけどねぇ。
原作を知らずに映画を観たばかりです。
知らない方が楽しめた……と、ありうれしいような気持ちです。
TVドラマ版が、あまりにひどくて期待はしてませんでした。
でも、映画なりにストーリーが良かったと思います。
ただ、2人の関係がはっきり見えて来ないのが残念です。
原作の「同性愛」というのも、描いてくれれば理解しやすい感じでした。
最初から、原作あらすじを読んでいたので、2人の関係はわかってたんですけど。
原作、読みたくなりました。
>邦画にしては
そこですよね、この手の邦画はある程度妥協して観ないと楽しめないのがストレスですよね。
『K-20 怪人二十面相・伝』で、ここまで出来るんだってところを観た後だから余計に…。
原作から削ってしまった設定に頼るような演出は、原作を読んだ人にとっても読んでない人にとっても中途半端でパッケージとしておかしいですね。
私も観ましたが、テレビ版酷かったですよねぇ。
比べれば映画はそこそこな感じでしたが、原作はもっと二人のドロドロとした関係やら周りを巻き込んで行く展開が面白いですよ。