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ハンガー・ゲーム

2012-10-03 | 劇場映画れびゅー
原作が『バトル・ロワイアル』に似てるだんなんだのと映画化前から物議をかもしていた『ハンガー・ゲーム』を観てきました。
★★★

んー、似てるって人心掌握に見せしめで毎年12の地区から24人の若者を選出して殺し合いをさせているって基本設定自体か。
似てるっちゃ似てる気がせんでもないけど、観てて「似てる!」って目くじら立てて言う程でも無いし漫画でも前からよくあるテーマな気がする。

未来世界の話になっててだいぶSF風味なので、『バトルランナー』も彷彿とする。

バトル・ロワイアルが開始されるまでをかなり長時間かけて描き、登場人物達が殺人技術とサバイバル技術を叩きこまれている間、観客は人物や世界観を叩きこまれるので、「早く始めろよ」と思いながらもこの世界の不条理を嫌と言う程知らされる。
でもいくらなんでも長いよ!
上映時間ごと前倒しで短縮して欲しかった。

特にスポンサー争奪戦の部分を丁寧に時間を割いて描いていた割に、あんまり意味が無かったように思うんですけど。

そして始まるバトル・ロワイアル、主体となるのは主人公目線のどうやって生き残るのか。
殺し合いの狂気に重点を置いた本家『バトル・ロワイアル』とはだいぶ毛色が違って、実際には殺し合っているんだけれど主人公が絡まない限り描写を少な目にしているのはハリウッド映画だからか。

そもそも人心掌握の為のバトルなので、政府に都合の良いようゲームにちょいちょい干渉してくるんだけど、長時間かけてじっくり描いてる割に干渉で物語の流れ自体まで補正されてしまうのがご都合でイケてない。

アメリカではスマッシュヒットを飛ばして、もう続編が決まってるのだそうで、エンドロール前に告知出てました。
わしゃもう観んと思う。



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東映ビデオ

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