住職の独り言

~ご縁に触れて~

法話

2014年03月26日 | Weblog

「浄土真宗と善玉菌」

胃腸の悪玉菌は健康に害を及ぼし、

善玉菌は健康維持に貢献する。

私がお浄土に参らせて頂くのに

最大の悪玉菌は

私の「悪業煩悩」であります。

では、善玉菌は何かというと南無阿弥陀仏。

この南無阿弥陀仏は悪玉菌である悪業煩悩を消滅させるんです。

一声のお念仏(南無阿弥陀仏)の中には

阿弥陀如来の広大なる功徳が詰まっており、

親鸞聖人は「本願醍醐の妙薬を執持すべきなり」と示されます。

蓮如上人は御文章に

「無始以来つくりとつくる悪業煩悩を、のこるところもなく願力不思議をもつて消滅するいはれあるがゆゑに、正定聚不退の位に住すとなり。」

(意訳:久遠の昔から、積み重ねてきた数多くの悪業煩悩をすべて残すことなく、

凡夫では考え及ばない如来の本願のはたらきによって消滅してくださるから仏果に至ることが出来る)

と示されます。

えぇ~

お念仏申すだけで救われるの…?

信じられない~。と思うでしょうけど、

疑いを捨てて、ただ「もったいないと」お念仏申して下さい。

この救いの法は凡夫では考えも及ばない仏さまのお仕事であります。

親鸞聖人は御消息に

「仏と仏との御はからひなり。凡夫のはからひにあらず」

と示されます。

サプリメントもいいですが、

是非お念仏をたしなんでもらいたいものであります。

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