讃岐の庄松（しょうま）さんは家が貧しく字も読めませんでした。
そんな庄松さんに、あるお同行が、
「庄松さん、あなたは、いつもお聖教をはなさず持っていらっしゃるが、
わしらのような者には、難しくてさっぱり読めない。
そこで、どう書いてあるか読んで聞かせてもらえないだろうか」
と聞きました。
庄松さんは、聖教を開いて
「ええか、ここには『庄松たすけるぞ』と書いてくださっとる」
次の頁も「ここにも『庄松たすけるぞ』と書いてある。
次の頁も『庄松たすけるぞ』と書いてある。
でも庄松さんの読んでいるお聖教は、さかさまに持って読んでいました。
庄松さんは、字を読んだのではなく、阿弥陀さまのお心を読んでいたのです。
有り難いこっちゃ…南無阿彌陀佛
法然聖人は自分のことを「愚痴の法然房」と言われるが
じゃ、私なんかどうなるの…
「愚痴が泉のように湧いて出る…」
愚痴は自分を「正」とし、他を「悪」とする心。
辞典には
おろかで事理の分別がないこと。
とあるけど…
「浄土宗の人は愚者になりて往生す」
とも示され、
阿弥陀さまのお救いは、私の為のお救いと知られました。
ただただ賢き思いをせず、
阿弥のご恩の深遠なるを思いて
ただ念佛す。
5月19日（日）
７：００ 朝の集い（正信偈和讃繰り読み）
調声と法話は弘山師（雅楽の先生です）
１１：００ 門信徒会総会
１２：３０ おとき
１３：００ 永代経法要（出勤法中８名）
講師 佐々木大観師（兵庫県）
御講師には、この法要のために兵庫からおいで頂きます。
是非、御聴聞ください。
「うみ」 （朝の詩より）
うみはいつも
楽しそう
おなかにたくさん
おさかないれて
うみはいつも
おどってる
せなかにたくさん
おふねをのせて
うみはいつも
うたってる
せなかにたくさん
いまじまのせて
（京都市 布目 瑞穂 8）
人間のように「…してあげている云々」
とか、言うように恩着せがましくないもんね。
黙ってあるゆるものを抱き摂る。
まるで阿弥陀さまのようだ。
親鸞聖人は「海」を
阿弥陀如来の本願の教えや徳を海に喩えられます。
本願海・一乗海・功徳宝海・一乗大智海・慈悲海…
新聞に載っていた話です。
８０歳過ぎのおじいさんに
「あなたが死ぬ時に、
何か一つだけ持って行けるとしたら
何を持って行きますか？」
おじいさんの答は「花束」
「久しぶりに妻に会えるから…」
何かこう言う話っていいですね。
まさに「倶会一処」
大悟が仙台に行く前に
株分けして植えてくれた
ジャーマンアイリスが今年も一杯咲いたよ～
お陰で永代経法要
日時 5月19日（日）午後1時30分
講師 佐々木大観（兵庫県）
皆さんに楽しんで頂けそうです。
