人間の体温は一般的に３６度５分と言われるが
灼熱の地方へ行っても一定の体温を保ち
極寒の地方へ行っても一定の体温を保つ。
酸素吸収量も
酸素の薄い所では無意識に、
呼吸を早くして一定の酸素吸収を保つ
それらは意識せずとも、人間の自己調整機能による。
地球も然り
古来、酸素･メタンの量は一定に保たれ
太陽の熱の放射量は３０億年前と比べると、
地球では３０パーセント上昇しているにも関わらず
一定を保っている。
まさに地球は生き物であり
支配者がいて管理調整している訳ではなく
地球その自体による自己調整機能は
気象・海洋・地質・生物等々
全体のはたらきにより保たれている。
まさに縁起の法そのものですね。
お釈迦さまは言われます。
愚かな者が、自分を愚か者と知る時
その人はむしろ智者と言うべきである。
同じ愚人でありながら、わずかな才能を誇って
自らを智者とうぬぼれているものこそ
真の愚か者である。
昨年は夏目漱石没後100年でした。
大正５(1916)年、胃潰瘍により49歳で生涯を終えた夏目漱石は、
亡くなる１カ月前に、「則天去私」（夏目漱石の造語…天に則して私を去る）
という言葉を使っています。
「則天」は天地自然の法則や普遍的な妥当性に従うこと。
「去私」は私心を捨て去ること。
まさに親鸞聖人の言われた「自然法爾」の世界ですね。
〈自然法爾章〉
自然とは〈もとよりしからしむ〉ということばである。
阿弥陀仏の本願は、
もとより私たち念仏行者が自我の立場からはからうことではなく、
阿弥陀仏が私たちに南無阿弥陀仏とたのませて、
浄土に迎えようと取りはからってくださっているから、
私たちの方で、これが良いだろうか、
あれは悪いだろうかと心配し迷う必要がないことを、
自然というのだ」と示されます。
私は生まれは島根県です。
小学校三年まで島根で
その後は、松戸ですが
三つ子の魂じゃないけど
何となく山陰地方の方言をきると
ホッコリしますね
お寺の定例法座でも年に何回か
北海道とか、九州とか、地方の方の
お取り次ぎを聴聞するけど
いいもんですね
仏さまのお心を「慈悲」で表される。
仏説無量寿経
「如来、無蓋の大悲をもつて三界を矜哀したまふ。」
仏説観無量寿経
「仏心とは大慈悲これなり。無縁の慈をもつてもろもろの衆生を摂したまふ。」
親鸞聖人：教行信証（源信和尚のお言葉を引かれて）
「慈眼をもつて衆生を視そなはすこと、
平等にして一子のごとし。
ゆゑにわれ極大慈悲母を帰命し礼したてまつる。」
仏の慈悲は三世を貫く永遠の大慈悲であり
私の苦を自らの苦とする同感の大悲であり
私の迷いを完全に脱却させ
自由自在に人を救うことの出来る世界へ至らしめる。
元旦は朝6時から「日曜礼拝」
2時から「元旦法要」「祝賀会」
夕方からは長女夫妻と会食
家カラオケでマイクを離さず
一人盛り上がっていたのは長女静香
カラオケで100点を出そうとチャレンジしたものの
99点止まり…もう一歩なのに残念 
でも、お見事でした
２～３日は留守番
参拝、会費納入…
お寺は365日門を開けています。
阿弥陀さまは「大悲無倦常照我」
阿弥陀仏さまの「常」とは、
いつでも、どこでも、どのような者にも、
絶えることなく、変わることなく、
救いの手を差しのべて
おられるを「常」という。
新年早々、午前中は内科検診
朝一番で血液検査→MRI→内科診療
会計･薬を受け取り
午後からは仙台：恩慶寺へ
今日は、通夜。明日は葬儀
トンボ返りです。
恋と愛の違い
「恋と愛の違い」をネットで見ていると
色々な意見がある
●「恋」は心という字が下にあるから下心。
「愛」は心が真ん中にあるから真心。
●恋は自己愛・恋は独りよがり
●恋は自分本位で、愛は相手本位。
恋は一時的で、愛は永遠。
恋はときめきで、愛は信頼。
恋は心配で、愛は安心。
「愛」を真宗辞典には
①むさぼり執着する心。自己愛・親族への愛・友情・異性への愛。
②ねがう心・好む心・いつくしみ・「法を愛楽する・仏の功徳を愛す」
…仏教では「愛」は人間の思いとして用いられるが故に、
愛が縁によって変化し
縁によって憎しみに変化したりする。
そんな私たちの愛に対して
永遠で常なる仏さまのお心を「慈悲」で表される。
