ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングやメールカウンセリングなどをやっています

新潟のじーじと上の孫娘のはじめてのままごと遊び-わくわくしながら「遊ぶこと」-遊ぶことのちから

2025年02月14日 | 遊ぶことのちからを考える

 たぶん2015年、上の孫娘が4歳、下の孫娘が1歳のころのブログです

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 車で1時間ほど離れたところに孫娘たちが住んでいて,たまに遊びに来てくれます。

 孫娘たちがうちに遊びにくると,風船やシャボン玉,お絵かき,ぬりえ,砂遊びなどをして遊んでいます。

 最近,上の孫娘がシルバニアファミリーのお人形を二つ持ってきて,「おじいちゃん,おはなしごっこしよう」と誘ってくれました(下の孫娘はお昼寝でもしていたようです)。

 そして,「わたしがおかあさんだから,おじいちゃんはこどもね」と,なにやらおすましでいいます。

 孫娘が「きょうはなんのごはんにしようかな?」といいますので,子ども役のじーじは「ハンバーグ!」と話を合わせます。

 孫娘は「トン,トン,トン。ジュー,ジュー」といいながらお料理を作ります。

 じーじは「わーい,わーい。おいしそうだな!」と喜びます。

 そのうちに「さあ,できた,できた。ごはんもどうぞ」と孫娘。

 じーじは「おいしい,おいしい。おかわり!」と大喜びをします。

 これまでシルバニアファミリーで一人遊びをしていた孫娘が,二人遊びに成長したところを見て,じーじはうれしさいっぱいです。

 小児科医で精神分析家のウィニコットさんは,子どもは遊びの中で真剣に生きている,といっています。

 そして,遊ぶことが自他を創造をし,その中で人間として成長をする,ともいっています。

 孫娘たちを見ていると,子どもは本当に日々,「遊ぶこと」を通して,着実に成長をしていくものなのだな,とつくづく思います。       (2015?記)

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 2025年2月の追記です

 この時、4歳だった上の孫娘も今や14歳、中学2年生。

 来週、早めの修学旅行で京都に行くようです。

 じーじが初めて京都に行ったのが、40歳頃。

 家族療法学会かユング心理学会でした。

 人はいくつになっても学ぶことがありますが、若い時でないと学べないことがあるのも事実。

 定番の御所やお寺や神社を回りながら、夜はまくら投げをして、大いに仲良くやってほしいなあ、と思います(まくら投げはいつまでもできるものではないですからね、おそらく)。

 そういえば、中2といえば、じーじは初恋の真っ最中でした。

 初恋といっても、デートやお話をするわけでもなく、遠くから彼女を眺めて満足をしているタイプでした(今なら、一歩間違えると、ストーカーになっちゃうかもしれませんね)。

 上の孫娘はどうでしょうか。

 美人ちゃんだから、彼氏くらいいそうな気もしますが…。

 大いに(?)、楽しんでほしいと思います.。        (2025.2 記)

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加藤周一『夕陽妄語3 2001-2008』2016・ちくま文庫-「今、ここで」を冷静に視る

2025年02月14日 | 加藤周一さんを読む

 2020年3月のブログです

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 加藤周一さんの『夕陽妄語3 2001-2008』(2016・ちくま文庫)を再読しました。

 加藤さんが朝日新聞に連載していたエッセイ「夕陽妄語」最後の8年分。

 世界は激動の時代で、しかし、加藤さんは冷静に批評します。

 2001年は9・11の同時多発テロ。

 ブッシュ大統領が報復を宣言します。

 2003年はイラク戦争。

 日本はアメリカに追従をしますが、大量破壊兵器は見つかりません。

 その後、アメリカは戦争を反省し、2008年にはオバマ大統領が誕生します。

 ところが、日本は右傾化を強めたまま、今日に至ります(もっとも、アメリカも、その後、最悪のトランプ大統領の誕生となるのですが…)。

 こういう目まぐるしい戦争状態の継続の中でも、加藤さんの反戦、反核の姿勢はぶれません。

 さらに、「夕陽妄語」の魅力は政治のお話だけではなく、芸術や文化のお話も素敵なところ。

 その的確な批評と格調高い文章は類を見ません。

 加藤さんの思索は深く、感動的ですが、読者をも深い思索や感動に導いてくれます。

 そこが魅力です。

 一般大衆紙でこういうことができたのは加藤さんくらいかもしれません。

 何度読んでも、その深い思索に感動させられます。

 また、数年内に再読をしたいな、と思います。          (2020.3 記)

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 2022年春の追記です

 加藤さんが今もご健在でしたら、ロシアのウクライナへの侵略をどう評されたでしょうか。

 加藤さんの反戦、反核に立脚したウクライナの自由を護るための論陣、提言をお聞きしたかったとつくづく思います。      (2022.4 記)

 

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