ホセ・クーラは、2021年11月9日、ハンガリーの首都ブダペストのバルトーク国立コンサートホール(Müpa Budapest)に出演しました。演目は、レオンカヴァッロのオペラ「道化師」、クーラはおなじみの主人公カニオです。
今回は1回だけの公演で、コンサート形式。クーラは、主催側の要求にこたえて、通常バリトンの役であるトニオが歌うプロローグも歌いました。
この公演は、日本時間11月10日早朝の3時35分から、ハンガリーのバルトークラジオで生中継されました。そしてしばらくの間は、オンデマンドで聞くことができます(いつまでかは不明)。
音響も音質、録音状態もとても良かったです。クーラも冒頭から声が伸びやかで、カニオの慟哭「衣装をつけろ」の迫力、後半からラストにかけての緊迫のドラマの盛り上がりはやはり素晴らしく、観客も大喝采の舞台でした。
映像がないのが残念ですが、後日、ハンガリーのテレビで放映されるという情報もあります。日本で視聴できるかどうかはまだわかりませんが、情報が出ましたらまたお知らせしたいと思います。
以下の画像にリンクをはっています。クリックするとバルトークラジオにつながります。それでは「道化師」の録音(約80分)をお楽しみください。
Leoncavallo's 'Pagliacci'
Canio: José Cura.
Nedda: Polina Pasztircsák.
Tonio: Zoltán Kelemen.
Beppo: János Alagi.
Silvio: Zsolt Haja.
Hungarian Radio Children's Choir, Choir and Symphony Orchestra.
Conductor: János Kovács.
9th November, 2021 Müpa Budapest
●バルトークラジオの紹介ページ
なおこの写真ではクーラが指揮をしていますが、今回の道化師ではクーラは指揮ではなく歌手としての出演です。
●ハンガリー放送文化協会のFBに掲載された告知